Interview

植田圭輔が舞台『死神の精度~7Days Judgement』で見せる“人間らしさ”。そこに表出する彼の俳優としての真の姿を探る

植田圭輔が舞台『死神の精度~7Days Judgement』で見せる“人間らしさ”。そこに表出する彼の俳優としての真の姿を探る

人見知りで無口な引っ込み思案の子供だった

ここからは植田圭輔ヒストリーを。小さい頃はどんなお子さんだったんですか。

人見知りで無口な引っ込み思案の子供でしたが、性格は負けず嫌いというめちゃくちゃ面倒な男の子で(笑)。小学校でよく遊ぶドッジボールであれば、仲間がボールを当てられてコートにひとりになっても、全員倒してやると思っていましたから。

(笑)。演技に心を打たれたのはいつだったのでしょう。

初舞台の『オサエロ』(2007年)でした。千穐楽の公演中に脱水症状を起こし、舞台上で気を失ったんです。先輩が演技を続けながら舞台裏まで運んでくれて、水をかけられて意識が戻ったんですけど(苦笑)。初舞台の稽古は思うように演技ができず、演出家に怒られてばかりだったし、役者として本番の舞台に立っているのに千穐楽で大きな失敗をしてしまった。あのときの不甲斐なさは今でも忘れませんし、そのときに舞台出演は本当に真剣にやらなければならないと身に沁みました。そして、みんなで助け合いながら作品をつくる、これこそお芝居の魅力だなと感動したんです。なにより、素晴らしい先輩に出会ったのも僕の役者人生に大きな影響を与えてくれましたね。だから、先輩たちの出会いやこれまでに出会ったすべての芝居からインスパイアされて、今の僕自身が形成されているんです。

心がけていることは、“嘘”をつかないこと

演技をしているうえで、大切にされていることはありますか。

“嘘”をつかないことです。心の底から出ていない、口だけの台詞は言わないように心がけています。やはりそれは、お客様だけではなくて、僕の台詞を受け取ってくださる共演者の方がいらっしゃるから。さらに、自分が考え抜いて“これだ”というものを提示しても、演技の相手が“ちょっと違う”と感じるかも。芝居は自分だけが良ければいいというのはダメで、そのことに気づいたときに、舞台は奥が深いなと感じました。今の僕は、これまでの経験を大事にしつつ、自分のターン、相手のターン、役割がはっきりしているものに関しては物語の流れに準じることにしています。

それではここからさらに役者・植田圭輔として心がけることはありますか。

凝り固まったイメージを持たないようにしています。たとえば舞台であれば、体の開き方や声の出し方、もっとリアルにして欲しいといった要望があります。一方で、映像の現場であれば、舞台のときのような身振りをして台詞を喋れば、それは違うと言われてしまうので、まずはいろいろな現場に合わせる柔軟性を大切にしています。自由のきかない芝居論は必要ないかもしれないと考えながら、演技が頑なにならないことに気をつけています。そのためには、これが一番難しいことなのですが、ムキにならないこと、ダメ出しをしっかり受け入れることですね。とてもシンプルなことかもしれませんが、それ以外に心がけていることはないかもしれません。

役者をやっていて楽しかった点、苦労した点はありますか。

いろいろな人と出会えることが役者としての喜びです。今の僕は、多くの方に出会い、たくさんの刺激をもらって、お客様に感動を伝えることに楽しさを覚えています。今作であれば、自分がテレビや映画などで観ていた方とご一緒できるのが本当に嬉しい(笑)。芝居をすることは出会いの楽しさ、自分が役者でいることの誇らしさ、久しぶりに共演した仲間たちとお互いの成長を感じ合えることも大きな喜びです。反面、苦労ではありませんが、本物の役者になりたいと思うほど、自分自身でいられる時間が減ることがちょっとした悩みですね(笑)。いろいろなお仕事をさせていただいていますが、自分の時間を極限まで削っているので、休むことも仕事になるほどですから、遊んだりすることができないところでしょうか。

たとえば、座長であるときやそうでないときの違いはあるのでしょうか。

座長はカンパニー全体の真ん中に立つ立場なので、ストーリー上もそうですが、全員を引っ張ったり支えたりしなければなりません。今回は先輩方の中で一生懸命ついていくだけなのですが、座長であってもなくても根本は一緒で、“ダサい”ところは見せたくないんです(笑)。当たり前なことですが、稽古をサボらない、ほかのみんなに「俺も頑張らないといけないな」と感じてもらえたら嬉しいので。ただ、背中を見せて「ついてこい」とは違う、僕が言葉で言わなくてもどんなことに取り組んでいるのかが、みんなに伝わるぐらいの振る舞いをつねに心がけています。

僕たち4人の芝居で、スッっと作品の世界観に入っていける

役者・植田圭輔の本質を聞かせていただいたような気がします。それでは、最後に見どころをお願いいたします。

緊迫感のある作品かと思いきや、笑わせるつもりはないのですが、登場人物のやりとりでクスッと笑ってしまう仕掛けのある舞台になっています。タイトルからミステリアスな印象を受けるかもしれませんが、観劇していただければ、僕たち4人の芝居で、スッと作品の世界に入って楽しんでいただけると思いますよ。ぜひ劇場でお会いしましょう!


【募集終了】抽選で4名様に植田圭輔さんの直筆サイン入りチェキをプレゼント!

※賞品はお選びいただけませんので予めご了承ください

応募期間

※募集期間は終了致しました。

8月23日(木)~8月30日(木)23:59

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・Twitterアカウントを非公開にしている場合は、応募対象外となります。
・落選者へのご連絡はございませんのでご了承ください。
・応募は日本国内にお住まいの方に限らせていただきます。
・賞品および当選の権利は当選者本人のものとし、第三者へ譲渡・転売することは一切禁止させていただきます。譲渡・転売が発覚した場合、当選を取り消し賞品をお返しいただく場合があります。

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石井光三オフィスプロデュース
『死神の精度~7Days Judgement』

東京公演:2018年8月30日(木)~9月9日(日)あうるすぽっと
岡山公演:2018年9月11日(火)倉敷市芸文館
愛知公演:2018年9月13日(木)青年文化センター アートピアホール
兵庫公演:2018年9月19日(水)兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
山形公演:2018年9月23日(日・祝)シベールアリーナ
宮城公演:2018年9月28日(金)電力ホール
岩手公演:2018年9月30日(日)盛岡劇場 メインホール

原作:伊坂幸太郎『死神の精度』(文春文庫刊)
脚本・演出:和田憲明

出演:
千葉 役:萩原聖人
阿久津伸二 役:植田圭輔
青山 役:細見大輔
藤田敏之 役:ラサール石井

オフィシャルサイト
公式Twitter(@7days2018)

植田圭輔(うえだ・けいすけ)

1989年9月5日生まれ、大阪府出身。舞台『弱虫ペダル』(真波山岳 役)、舞台『K』(八田美咲 役)、ミュージカル『ヘタリア』(日本 役)をはじめ、数多くの舞台に出演するほか、テレビアニメ『王室教師ハイネ』など声優も務める。また、5月30日にはシングル「START LINE~時の轍~」でアーティストとしてメジャーデビューも果たす。近年の主な出演作品には【舞台】ミュージカル『「しゃばけ」参~ねこのばば~』、舞台『おそ松さん on STAGE』、舞台『火花-Ghost of the Novelist-』、舞台『文豪ストレイドッグス』【テレビアニメ】『あっくんとカノジョ』などがある。

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関連音楽:植田圭輔

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関連書籍:伊坂幸太郎『死神の精度』(文春文庫)
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