2018年夏アニメ主題歌特集  vol. 10

Interview

アニメ『ISLAND』謎めく夏の恋模様を歌う。“乙女ゲーム”で恋心を勉強!? JK卒業後初シングル「Eternal Star」亜咲花インタビュー

アニメ『ISLAND』謎めく夏の恋模様を歌う。“乙女ゲーム”で恋心を勉強!? JK卒業後初シングル「Eternal Star」亜咲花インタビュー

2018年上半期のヒットアニメ『ゆるキャン△』の主題歌「SHINY DAYS」を歌った気鋭のアニソンシンガー・亜咲花が新曲「Eternal Star」をリリース! 恋物語の作品を背負う主題歌、カップリングでは情熱たっぷりに歌うバラードと、彼女にとって初めてづくしの意欲あふれるシングルに。さらに期待されるアルバムへの展望や、自身にとって大きな目標だったアニメロサマーライブへの出演と、熱い夏を存分に楽しむようすをたっぷり語ってもらった。

取材・文 / 日詰明嘉


はじめて歌う恋模様のアニメ作品主題歌

この春に高校を卒業されてからの日々はいかがですか?

亜咲花 もう5ヶ月経ちましたが、あまり実感がないんですよ。強いて言うなら、もう制服を着られないので、そのたびに「卒業したんだなぁ」と思うだけで、日常生活は全然変わらず子供のままです(笑)。在学していた頃はいつも、地元の名古屋と東京を行き来していたので、大変と言えば大変でした。勉強も頑張っていたんですよ?(笑)。今は好きな英語をちょっとずつ勉強しつつ、主にアニソンに時間をかけて、たっぷりお仕事をさせていただいています。

この5ヵ月で自分の中に吸収できるものが変化したことはありますか?

亜咲花 とくにプライベートでも変わったことはないんです。ただ、二次元に対してもっと時間を割けるようになりましたし、一緒に向き合う時間が増えたと改めて感じています。オフの日も今まで通りアニメとゲームに浸っている感じで、そういう意味ではリア充です(笑)。

そんな亜咲花さんの新曲「Eternal Star」はTVアニメ『ISLAND』のEDテーマ。作品の印象はいかがでしたか?

亜咲花 キービジュアルを見て「爽やかで夏っぽいな」と思いました。でも、あらすじや内容を掘り下げていくと意外とシリアスで、いろいろな謎が散りばめられているんです。それを回収して最後にはハッピーエンドかもしれないし、報われないかもしれない……という。そんなラブストーリーになっています。私自身にとって恋模様を描いているアニメの主題歌を歌うのははじめてで、女の子の気持ちにちょっとでも近付けたらいいなと思って、乙女ゲームをたくさんやりました(笑)。

(笑)。恋の歌はどんな気持ちで歌うのでしょうか?

亜咲花 やっぱりちょっと緊張しますね(笑)。もちろんアニソンなので、作品がメインではあるのですが、楽曲の中に等身大の自分自身を入れないと、自分が歌う意味がなくなってしまいます。今回は「もし自分がそうだったら」と置き換えてみて、半々ぐらいのパーセンテージで自分を出しました。

亜咲花さんはこれまで自分を意識的に出さないようにしているイメージがありました。

亜咲花 作品によって変えていますね。今回はアニメを大事にしつつも、恋の歌ですからね。人の心で伝えた方が、聴いている人にも親近感が湧くかなと思って自分の気持ちを乗せて歌っています。

新島で夏女にふさわしいミュージックビデオを撮影

歌詞についてどのような印象を持たれましたか?

亜咲花 楽曲とのギャップがありましたね。メロディを聴いたときは「すごく爽やかで夏っぽいな」と思ったのですが、歌詞は少し切ない気分になったんです。二人が最後に結ばれたのか分からない状態で終わっていますから。その先は聴いてもらった人たちに想像してもらうかたちになっています。キーワードは「夜空」と「願い」と「約束」です。この歌詞の中では男女が別々の場所にいて、お互いの気持ちを知りつつも、なかなか言い出せない関係なのかなと、私は深読みしています。

『ISLAND』はお互いに記憶がない状態からのスタートで、少し設定は違うのですが、切ない恋という点でリンクしています。素敵だなと思ったのは、主人公の切那とヒロインの凛音ちゃんの名前が、1番と2番のサビで「夜空が導く輪廻」と「星が落ちるその刹那」と入っているところ。こういう風に名前が入っているタイプの歌詞は初めてでした。そしていつもと同じように英語の歌詞をたくさん入れて、亜咲花としての世界観を出しています。ポイントの部分を英語で言うことによって、訳したり調べたりしてちょっと遠回しに感じ取っていただくような演出にしています。一方、Bメロでは英語を主張せず、心に語りかけ、囁くような感じにしています。

この曲は切なさを表現するメロディがきれいに作られていますね。

亜咲花 歌っていて気持ち良かったですね。2番のサビが終わってラスサビに繋ぐ「未来に繋いでく 夏の空に託して」という部分は、思いっきり夏の空に託せるように、すごく気持ち良く歌っています。そこは注目しながら聴いてほしいなと思っています。

この曲のミュージックビデオを拝見して思ったのは、亜咲花さんには夏が似合うなぁと。

亜咲花 ありがとうございます! 私は夏女ですね! 夏が本当に大好きなので「亜咲花の季節が来た!」と思っています。これまで私には“THE・夏”という曲がなかったので、今回すごくうれしいです。今回のMVは二つとも新島で撮っていただいたんです。ジェット船で行ったのですが、まさか東京都の範囲だとは思いもよらなかったので、前日にパスポートいりますか? ってスタッフさんに聞いたくらい(笑)。でも、海外かと思うぐらいロケーションがすごかったですし、夜空も本当にきれいで、新島に行った人しか見えない特別な景色。この夏はぜひ新島に行っていただいて、星を見てもらいたいですね。

『ISLAND』のアニメでも新島の各地が背景で出てきますね。

亜咲花 背景の参考にしているそうです。作品を観ているとミュージックビデオで使われている場所が出てきて、私も「ここで撮影したな」とか「ここでアー写撮ったな」って思い出すんです。そういう意味でもアニメとミュージックビデオで繋がっている部分がありますね。

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