Interview

Lenny code fiction バンドの決意とアニメの世界観が合致した渾身のロックチューン「Make my story」の確かな手応え

Lenny code fiction バンドの決意とアニメの世界観が合致した渾身のロックチューン「Make my story」の確かな手応え

2016年のデビュー以来、ライヴを中心に、地に足をつけた活動で着実に大きくなっているLenny code fiction。 そんな彼らに大きなチャンスが巡ってきた。大人気アニメ『僕のヒーローアカデミア』(以下、“ヒロアカ”)のオープニングテーマを担当することになり、Lenny史上最強ともいえるキャッチ―なロックアンセム「Make my story」を完成させた。8月4日には”ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018”に出演し、この曲を披露。“確かなもの”を手にした、片桐 航(Vo&G)、kazu(B)、ソラ(G)、KANDAI(Dr)の4人に、この曲について、そしてツアーについて話を聞いた。

取材・文 / 田中久勝


イントロを演奏した瞬間、客席の空気感、表情が変わった(片桐)

3日前に”ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018”に出演したばかりです(取材日=8月7日)。興奮覚めやらぬという感じだと思いますが、まずはあの日のライヴを振り返ってもらいましょうか。

片桐 セットリストをいろいろ練って、やっぱり新曲「Make my story」をどこでやるかを一番考えました。後半に差し掛かったところの、ちょうど他のステージから人が流れてきた感じのタイミングでやって、多分全く俺らのことを知らない人もノってくれていて。“ヒロアカ”が好きな人も、観に行ってみようかなと思ってくれたと思うので、「Make~」のイントロを演奏した瞬間、客席の空気感、表情が変わったのが分かりました。

kazu 機材トラブルなどもありましたが、実感として、やっぱりそんなトントン拍子ではいかないなって。甘くないというか、でもそれがまたモチベーションにつながるというか。やっぱりここで満足してはダメだし、また来年も絶対出たいし。それに向けてまた一年頑張ろうって気にもなれました。目指しているのは「GRASS STAGE」(メインステージ)なので。まだここで立ち止まっている訳にいかないし、まだまだできるぞっていう気持ちがあったので、成長の兆しが見えたというか。

ソラ 去年初めて出させていただいて、でもその時は意気込みすぎて空回りして、若かったなと思いましたが、今年は落ち着いて臨めました。「Make~」のイントロが鳴った瞬間から、飛び跳ねながら手拍子してくれたり、新しいノリ方をお客さん自身が作ってきてくれて、それがすごくうれしかった。

KANDAI リハーサルの時からお客さんがいるじゃないですか。「Make~」をやった瞬間に、結構走って客席に入ってくる人がいて、リハの段階から「Make~」の曲の強さというか“ヒロアカ”の強さを感じました。

“ヒロアカ”のオープニングテーマを、という話をもらった時はどう思いました? 全員やっぱり読者だったのでしょうか?

全員 そうです!

逆に大好きなアニメのオープニングテーマをやるということに気負いというか、プレッシャーは感じなかった?

片桐 最初はこれまでに書き溜めていた、お気に入りのメロディや言葉の欠片を結集させて、そこから作ろうとも思ったのですが、やっぱりもっといいものができるはずだと気合を入れて、ゼロから作りました。最初は不安でしたけど、納得いく曲ができました。

ポップな曲をやることへの不安感は、やっぱりありました(ソラ)

Lennyのバンドとしての決意と、アニメが持っているテーマや世界観とが合致していると思いました。

片桐 そうですね。サビとイントロから作り始めて、超ポップな曲を作ろうと思ったのですが、でもそうすると俺たちらしくないというか、サウンドは攻めたほうがいいし、楽曲もテンポ感があるほうがいいので、だからAメロBメロは、そこだけ聴くと、結構ガツガツしたバンド感があると思います。AメロBメロと、サビ、イントロで全然違った曲になるように書いて、そうしたらいい温度感のものが出来上がって。

ソラ ポップな曲をやることへの不安感は、やっぱりありました。明るい曲をバンドでやることに対しての意義みたいなものは、半ば強引に作らなければいけないなと思って。ポップな曲って、楽器を持っていないソロの方が歌っているという印象が、自分の中にはあって、それをどうLenny code fictionでやる意味を見つけるかということをすごく考えました。特にアレンジは考えに考えて、全員がそれぞれの味をパートに詰め込んだ結果、4人の個性がちゃんと出て、Lenny code fictionがこの曲をやる意味をちゃんと見つけることができました。

kazu 僕も最初は不安もありつつ、でもチャンスだと思ったので、このタイミングで今までのシングル曲とは違う方向で勝負してみようと。新しいことをやってみたいけど、ソラが言ったみたいに、これを普通に聴きやすい曲にしてしまうと、僕らがやっている理由もないし、聴き流されてしまう曲になってしまうと思いました。だからアレンジに取りかかる時に、今までのベースのアプローチとは違う感じにしようと。今までのシングル曲で、僕のベースがグイグイ引っ張るという感じの曲はあまりなくて、でも今回は逆にベースが引っ張っていく曲にしようと思って。基本は、4つ打ちのミドルテンポで、ダンスっぽいノリの曲なんですけど、ところどころにフュージョンっぽいフレーズやファンクっぽいフレーズを入れてみました。結果、全員がいろいろなパートで”俺だ、俺だ”って主張する、何かの試合みたいな感じになって(笑)、面白かったです。だからただの爽やかな曲にはなっていないです。

KANDAI kazuがすごく攻めて、傷跡を残してくれたので、ドラムは逆にシンプルにしようと思いました。今までの曲のように手数勝負というよりは、シンプルな中で、どうグルーヴを出すかというのが難しかった。シンプルなことがどれだけ難しいかということを気づかされたレコーディングでした。

このテーマ曲の枠は、過去にUVERworld、ポルノグラフィティ、米津玄師、amazarashiという錚々たるメンツの作品がラインナップされています。

片桐 その中でもLennyの曲が一番良かったと言われないといけないし、「アニメ主題歌ランキング」で1位を取るつもりで作りました。歌詞も、まず“アニメ愛”を乗せたかった。自分が今までいろいろなアニメを見てきて、内容と全く違う曲が主題歌よりも、アニメにガッツリ寄り添っている主題歌のほうが、やっぱりグッとくるものがあったので、その感覚は絶対に残したかったです。“ヒロアカ”への俺達の思いを書こうと思ったら、自然と自分たちの個性も出てきたという感じです。

ドローンを20台以上使って、スタジアムで撮影した「Make my story」のMVも話題になっています。

片桐 最初のアイディアはメンバーで考えて、絶対に壮大なイメージのものにしたいというのがあって。今までは狭い空間で、尖っているサウンドとロックバンド感をガッツリ出したかったんですけど、今回広い場所で撮りたいねって話をして。

ソラ 壮大な感じっていっても僕らの中では体育館とか、そういうイメージだったので、まさかスタジアムになるとは……(笑)。でも全員での演奏シーンを撮るとき、監督さんから「自分たちが将来、スタジアムでライヴをやることを想像しながら弾いてね」って言われて。そのひと言を言われて周りを見渡したときに、ああこの規模感を相手にしなきゃいけないんだなっていうのがすごく身にしみて、気合いが入りました。

「Wonder」を叩けたことで、成長につながったと思う(KANDAI)

カップリング曲についても聞かせてください。「影になる」という言葉、すごく気になります。

片桐 「陰ながら応援する」という言葉をどこかで見つけて、ずっと気になっていました。そういう気持ちって昔も今もあるけど、子供の頃は見返りを求めなかったのに、大人になったらどこかで見返りを求めてしまう。でもそんなの関係なく応援してくれたり、サポートしてくれる人はいるし、自分もそういう人間になりたいなって。例えば俺たちの曲を聴いてくれた人が、誰かを応援するようになったら、それは俺たちが影になったことになるし。そういう意味で最初は書き始めていったら、光が強くなると影は濃くなっていくという、光と影の現象を調べると面白くて、そういうのをひっくるめて、「影」という言葉に集約させました。

「Make~」の流れを組んでいるような印象があります。

片桐 今までのカップリングはどちらかというと、ライヴで映える曲を! という感じが強かったのですが、やっぱり「Make~」を聴いてくれる人、中にはこの曲で初めて僕らの音楽に触れるという人もいると思うので、「Make my story」という3曲入りのシングルでLenny code fictionを好きになってもらいたいという思いを込めました。

「Wonder」についても聞かせて下さい。

kazu いつか出そうと思っていた、お気に入りのバラード曲で、デモの段階でのタイトルは「第二話」でした。

KANDAI 今までもバラード曲はありましたが、いわゆるロックバラードではなく、“ど”バラ―ドというのは珍しいし、これまでの全楽曲の中でも全然違うレコーディングになった印象があります。楽器もヴィンテージものを使ったり、緊張感の中で本当に集中してやったレコーディングで、この曲を叩けたことで、成長につながったと思う。

kazu 今までバラードを何曲かやっていますが、やっぱりどこかやりきれなかったな部分があったと思います。今回は3曲とも、全員本当に満足できるプレイができて、「Wonder」も今までちょっと出せなかった、後ろでのノリや切なさの部分の空気感をしっかり出せたと思う。

今のLennyのいろいろな部分のいいとこ取りをしたライヴを見せたい(kazu)

10月からは年をまたぐツアー”Lenny code fiction LIVE TOUR 2018-2019”が始まります。

片桐 今まで培ってきた経験から、作品やライヴを作るのではなく、自分の中にある自分もまだ知らないものを探して、それを形にしていく時期だと思っていて。人の意見も刺激になるし、教えてもらえていると思えるし、まだデビューして2年で余裕なんてないけど、でも気持ち的に少し余裕ができてきたから、そういう考え方ができるのかなって。いろいろと試行錯誤しながら頑張っているところなので、それが“熱”となって、ライヴに来てくれる人に伝わるとうれしいです。

ソラ やっぱり「Make~」をいかにストーリーの中心に持ってくるかということが、今回のツアーでは一番大事な部分だと思うし、それを求めている人が多いと思う。僕らは元々考えすぎる部分があって、まじめすぎるというのが全員の共通認識だったので、去年の2度目の全国ツアー”AWAKENING”は、何も考えずに、自分の中にある、好きなものを出してみようというのがコンセプトでした。でもまた次のフェーズに入ってきているというか、何も考えないでステップアップできる時期はもう終わったなって。一回考えないで好きなことをやったからこそ、また考えられる時期になってきていると思います。

kazu 今までの良さを出しつつ、もっとダイナミックに、大きく見せられるかというのが課題になってくると思うので、今のLenny code fictionのいろいろな部分のいいとこ取りをしたライヴを見せたいですね。

KANDAI 今までで一番長いツアーになります。初めて行く場所もあるし、初めて対バンするバンドもいます。「Make~」を聴いて、ライヴ自体が初めてという人も来てくださると思います。だからよりチャレンジになるだろうし、いい刺激をもらって、いっぱい吸収して昇華させて、それを爆発させるツアーにしたいですね。


【募集終了】抽選で3名様にLenny code fictionさんの直筆サイン入りポスターをプレゼント!

※賞品はお選びいただけませんので予めご了承ください

応募期間

※募集期間は終了致しました。

8月22日(水)~8月29日(水)23:59

・応募期間中にフォローを取り消された場合は、応募が無効となります。
・複数のアカウントで応募された場合は、1アカウントのみ有効となります。
・Twitterアカウントを非公開にしている場合は、応募対象外となります。
・落選者へのご連絡はございませんのでご了承ください。
・応募は日本国内にお住まいの方に限らせていただきます。
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ライブ情報

「イナズマロック フェス 2018」
日程:9月22日(土)・9月23日(日)・9月24日(月・祝)
会場:滋賀県草津市 烏丸半島芝生広場(滋賀県琵琶湖博物館西隣 多目的広場)
※Lenny code fictionの出演日は9月22日(土)、雷神ステージのオープニングアクト。

「Lenny code fiction LIVE TOUR 2018-2019」
10月19日(金)仙台 enn 2nd<対バンあり>
10月20日(土) 秋田 LIVE SPOT2000<対バンあり>
11月10日(土)石川 金沢 GOLD CREEK<対バンあり>
11月11日(日)長野 LIVEHOUSE ALECX<対バンあり>
11月15日(木)東京 duo MUSIC EXCHANGE<ワンマン>
11月25日(日)滋賀 U☆STONE<対バンあり>
12月1日(土)神奈川 横浜Bay Jungle<対バンあり>
12月2日(日)千葉 千葉LOOK<対バンあり>
12月8日(土)栃木 宇都宮Hello Dolly<対バンあり>
12月9日(日)埼玉 西川口Hearts<対バンあり>
12月14日(金)兵庫 MUSIC ZOO KOBE 太陽と虎<対バンあり>
12月15(土)広島 Hiroshima CAVE-BE<対バンあり>
2019年1月19日(土)福岡 DRUM SON<ワンマン>
2019年1月26日(土)大阪 梅田Shangri-La<ワンマン>
2019年1月27日(日)愛知 ell.FITS ALL<ワンマン>

Lenny code fiction

片桐 航(Vo/G)、kazu(B)、ソラ(G)、KANDAI(Dr)。2012年 前身バンドにて10代フェス”閃光ライオット2012”決勝大会に進出。2014年秋、バンド名を “Lenny code fiction”に改名、2016年春 にソラ、KANDAIが加入し、現体制をスタートさせた。
2016年8月31日、1stシングル「Key -bring it on, my Destiny-」でメジャーデビュー。TVアニメ『D.Gray-man HALLOW』のオープニングテーマに起用される。以降、2016年11月9日リリースの2ndシングル「Flower」はTVアニメ『ALL OUT!!』のオープニングテーマ、2017年4月12日リリースの3rdシングル「Colors」がTVアニメ『パズドラクロス』のオープニングテーマと立て続けに抜擢された。
2017年からは「VIVA LA ROCK」「ミリオンロックフェス」「ガンホーフェス」「WESTGIGANTIC CITYLAND」「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」「SUMMER SONIC」「イナズマロックフェス」といった各地の大型フェスにも多数参戦。ライヴを中心に怒涛の活動を続ける要注目ロックバンドとなる。そして8月22日、大人気TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』オープニングテーマとなった4thシングル「Make my story」をリリース。同曲を引っさげ、10月からバンド最長となる全国ツアーに挑む。

オフィシャルサイト
http://www.lennycodefiction.com