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『ガンダムワールド2016 in 那須ハイランドパーク』レポート

『ガンダムワールド2016 in 那須ハイランドパーク』レポート

昨年、六本木で開催された『機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM』で披露された、吹き飛ばされたガンダム頭部を完全再現した「実物大RX-78-2ガンダムヘッド」や本邦初公開となる1/400「宇宙戦艦」など、ファン必見アイテムの数々が展示された『ガンダムワールド2016 in 那須ハイランドパーク』を開催中の那須ハイランドパークに行ってきた。

藤和那須リゾート株式会社が手がける遊園地・那須ハイランドパークは、東京から車でも、新幹線とバスを乗り継いで行っても2時間半ほどの首都圏から気軽にいける高原リゾートだ。この『ガンダムワールド』は、那須ハイランドパークで2007年から、2009年、2011年、2014年と4回開催されている人気イベントだけに、G.W.や夏休みにかけて、ガンダムファンのみならず、大人から子どもまで楽しめるイベントとして人気を集めそうだ。

高原リゾートの人気定番イベントとなっている『ガンダムワールド』

会場に入るとまず目に飛び込んでくるのは、これまでの『ガンダムワールド』にも出展されていた、1/10スケールのモビルスーツの巨大な立像だ。正面に「RX-93 νガンダム」、その後ろには第二次ネオ・ジオン抗争でνガンダムと死闘を繰り広げた「MSN-004 サザビー」、そしてメガ粒子砲・メガバズーカランチャーをまさに打たんと構えた、金色の外装もまばゆい「MSN-00100 百式」の3体が所狭しと展示されている。

そして本展の目玉として、本邦初公開となる1/400スケールの5隻の宇宙戦艦も。「ホワイトベース」「ムサイ」「アーガマ」「ラー・カイラム」「ネエル・アーガマ」といったガンダムシリーズにおいて、ドラマが繰り広げられる重要な舞台のひとつとなる、戦艦の立体模型が一堂に集められた。こうして並べられると、ジオン軍船籍のムサイをのぞく連邦軍所属の4隻は、ホワイトベースからネエル・アーガマまで、その意匠がまさにアーガマ(サンスクリット語で「伝承」)されていることがよくわかる。また、「ザク」系と「ジム」系にフォーカスし、それぞれ2つのモビルスーツの開発エピソードや1/144スケールのガンプラを展示している。

初出展となった1/400スケールの宇宙戦艦の模型。「機動戦士ガンダム」に登場した地球連邦軍所属のペガサス級強襲揚陸艦『ホワイトベース』

初出展となった1/400スケールの宇宙戦艦の模型。「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」で登場したロンド・ベル隊旗艦『ラー・カイラム』

初出展となった1/400スケールの宇宙戦艦の模型。「機動戦士ガンダムZZ」、「機動戦士ガンダムUC」に登場したエゥーゴ旗艦、その後ロンド・ベル所属の強襲揚陸艦『ネェル・アーガマ』

映像展示も充実している。壁面に備え付けられた8つのモニターでは、こちらも本邦初公開となる「宇宙世紀 激動の記録」を展示。ガンダムシリーズ10作品を「宇宙世紀」の時系列でまとめて紹介する映像展示で、ガンダム初心者はもちろん、ベテランのファンも思わず見入ってしまう映像だ。また、「機動戦士ガンダム ジ・オリジン?」や「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」、「機動戦士ガンダム サンダーボルト」などの最新作に関する映像もパネル展示とともに上映される。

ガンダム初心者にはシリーズ全体を知るにはぴったりの映像展示「宇宙世紀 激動の記録」

ファンにとってうれしいのが特別なフォトスポット。一年戦争での最後の戦いとなった、ア・バオア・クーで吹き飛ばされたガンダムの頭部をイメージした「実物大 RX-78-2ガンダムヘッド」前で撮影ができる。さらに「機動戦士ガンダムユニコーン」の「ユニコーンガンダム<デストロイモード>」の実物大コックピットが用意され、このコクピットに座って記念撮影ができる。コクピットに座って記念撮影は有料(1,000円)だが、ガンダムワールドの記念の台紙、さらに画像データを送信してくれるというサービスまで。コクピットの隣には1/10スケールの「ユニコーンガンダム<デストロイモード>」も。

胸熱! ユニコーンのコクピットに収まってパイロットになりきれる。もちろんBGMは澤野弘之の「UNICORN」

ガンオタを自認する方にぜひチャレンジしていただきたいのが、クイズコーナー。侮ってかかると痛い目にあう、なかなかにマニアックな内容だ。例えば、黒い三連星の3人で最初に撃破されたのは誰か?というもの。実はこれはかなり簡単な方だ。また、パネルで紹介されている「ハロのガンダム知恵袋」は質問内容とその回答よりも、最下段の「ベストアンサー以外の回答」にニヤリとしてしまう。例えば、「ガンダムで一番強いのはどれですか?」という質問にベストアンサーには「どれが一番強いガンダムかは決められません」とあるが、ベストアンサー以外の回答には「武器などたくさんあっても意味はない!当たらなければ、どうということはない!」とあった。

思わずじっくり読んでしまうのがこだわりの視点でまとめられたパネル展示の数々だ。シャア・アズナブルに関する展示では「シャア・アズナブルの軌跡」と設定資料でシャアの生い立ちや生涯を紹介する。シャアといえばトレードマークの仮面にフォーカスした「機動戦士ガンダムシリーズに登場する仮面の男たち」も秀逸。シャア以外の仮面を被った男たち、ラウル・クルーゼやミスター・ブシドー、フル・フロンタルらを紹介している。ガンダムシリーズ各作品に登場してきた軍属の制服を紹介した「宇宙世紀の軍装」のようなユニークなパネル展示も見逃せない。

「機動戦?ガンダムシリーズに登場する仮?の男たち」。ガンダムシリーズのドラマを盛り上げる魅力的な仮面の男たち。彼らこそ、もうひとりの主役だ

展示の最後のミュージアムショップでは、さまざまなガンダムグッズが販売されており、1/144スケールの「ネオンベアッガイ?(さん)」をはじめ、イベント限定のガンプラが購入できる。

文・構成・写真 / チバヒデトシ

 

【開催概要】
 「ガンダムワールド2016 in 那須ハイランドパーク」
  会期:2016年3月26日(土)~8月28日(日)
  会場:那須ハイランドパーク(栃木県那須郡那須町)
  入館料:無料(入場料別途)
  那須ハイランドパーク公式サイト:https://www.nasuhai.co.jp