Interview

声優・竹達彩奈、『けいおん!!』楽曲カバーも披露のベストライブを振り返る。ファン投票で選ばれた曲たちが放ったエネルギーは…“全部肉”クラス!?

声優・竹達彩奈、『けいおん!!』楽曲カバーも披露のベストライブを振り返る。ファン投票で選ばれた曲たちが放ったエネルギーは…“全部肉”クラス!?

声優・竹達彩奈が2018年2月に開催したBEST LIVE『apple feuille』のBD/DVDが、待望のリリース。このライブは、2017年11月に彼女がリリースした、ファン投票によって収録曲を選出した自身初のベストアルバム『apple feuille』をベースにしたもの。今回はそのライブの裏話を中心に、このライブを経た先の今後の活動において、大切にしたいことについても語ってもらった。

取材・文 / 須永兼次 撮影 / 小賀康子


主役てんこ盛りのBEST LIVEに、込めた意図とは?

まず、BEST LIVE全体を振り返ってのお気持ちからお伺いしたいのですが。

竹達 皆さんが好きだと言って、ベストアルバムに入れてほしいと投票してくださった曲ばかりなので「大事に歌わなきゃな」って思っていたんですけど、その結果主役てんこ盛りというか“全部肉!”っていうぐらいエネルギーのある曲ばかりになりまして。だからその分、演奏してくださってるバンドさんも私も、カロリーの消費の激しい曲が多くて、「大変だった」という思い出も大きいです(笑)。

昨年リリースのベストアルバムを引っさげてのBEST LIVEでしたが、開催にあたって大切にされたことはどんなことだったのでしょうか?

竹達 今回は、「自分の意見をあんまり押さなかったら、どんなものができるんだろう?」と思って、やってみたライブなんですよ。今までのライブは、結構自分なりにこだわりを持って作ってきたんですけど、今回は曲順も演出も、私はほとんど口を出していないんです。

そういう作り方をされたのは、なぜですか?

竹達 こだわりが強すぎると、それを実現させられなかったときに納得がいかないままだから反発する気持ちも生まれちゃうじゃないですか? そういうのは嫌だなと思ったので、今回はまわりのスタッフさんたちの「これがいちばんです!」っていう声を受け止めたうえで、自分にどういう表現ができるのか? ということに挑戦してみたんです。

そんなBEST LIVEは、豊洲PITでオールスタンディングの公演でした。竹達さんのワンマンでは初のオルスタとなりましたが、1曲目「らっきーちゅーん♪」で2階ステージに登場してフロアを見下ろしたときの光景を、どのように感じられましたか?

竹達 やっぱりお客さんがわっと見える瞬間っていうのは、すごく楽しいというか気持ちよかったですね。しかも高いところから見下ろしたおかげでフロア全部が見えたので、「待っててくれたんだなぁ」っていうのを余計に強く感じられたのも、うれしいことでした。それに、実際ライブが始まっていくと、みんなの熱気がより強く感じられましたし、何よりみんなのことをすごく近くに感じることができたんですよ。お客さん同士のパーソナルスペースはすごく狭かったので、もしかしたら苦しい思いをさせてしまった部分もあったのかもしれないんですけど、歌ってるほうはとてもライブ感というのを感じられて楽しかったです。

映像コーナーでの、店員としての“潜入”の裏側に迫る!

また、中盤には映像コーナー“あやちリサーチ”もありました。店員としてゲーマーズさんへの潜入をされていましたが、バレ方は予想以上でしたか?

竹達 それが、普通にしてると全然バレないんですよ。だって、普通そんなところにいると思わないじゃないですか? だから全然気づかれなくて「何かアクションしなきゃいけない」ってなったんですけど、このときの台本が結構ざっくりしていて、潜入中はほぼほぼ空欄だったんですよ(笑)。

なるほど(笑)。最初は普通にPOPを描いたりされていましたが……。

竹達 でもそれだけじゃ全然気づかれないので、まずちょっと大きめの声とかアニメ声で「いらっしゃいませー!」とか言ってみたんですよ。でも、まぁ気づかれず。あとはわざとペン立てをガン!って落として、「あ~! すいませぇ~ん!」とかやってみたんですけど、優しいお兄さんが純粋に落としたものを拾ってくれただけの結果に終わり(笑)。もちろん気づいてくれた人もいらっしゃいましたけど、気づかれるかどうかのバランスを考えるのは、すごく難しかったですね。

ちなみに、竹達さんはバイトの経験はあるんですか?

竹達 ああいうお店はないんですけど、イタリアンレストランと雑貨屋さんでの経験はあります。でもそれこそ雑貨屋さんでは実際に、オススメの商品にかわいいPOPを描いたりとかしてましたね。そこはお洋服も売ってる雑貨屋さんだったので、そのマネキンを着替えさせてコーディネートもしたり。でもそのお店が扱っていたのが輸入雑貨だったので、レジが全部手打ちだったんですよ。だから締めるときにレジの中のお金とレシートで出た金額がちょっとでもズレてると、どこが原因かを探して直すのが大変だったんです! だからそのとき、「もう二度と雑貨屋さんでは働かない」って心に決めました(笑)。

またどこかに潜入できるとしたら、やってみたいですか?

竹達 はい。今度はメイドカフェに行って、オムライスに「萌え萌えキュン♡」みたいなやつをやりたいです(笑)。あ、でも萌え萌えキュン♡は描いてもらいたいし、やっぱメイドさんにかわいいこと言ってもらいたいなぁ……うん、自分がやるより行ったほうがいいな。もしかしたら私がただウハウハしてるだけの映像コーナーが、今後のライブであるかもしれないです(笑)。

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