Interview

未来は俺らを待っている──climbgrowの熱き咆哮。彼らが繰り出す『CROSS COUNTER』には一発で叩きのめされる!

未来は俺らを待っている──climbgrowの熱き咆哮。彼らが繰り出す『CROSS COUNTER』には一発で叩きのめされる!

4枚目のミニアルバム『CROSS COUNTER』をリリースするclimbgrow。スリリングな「LILY」、希望を感じさせる「未来は俺らの手の中」など、激しさだけではない様々なタイプの楽曲が収録され、バンドの魅力を改めて浮き彫りにした内容となっている。前作からわずか7ヵ月で大きな成長を遂げた4人に話を聞く。

取材・文 / 岡本明 撮影 / 関信行

『CROSS COUNTER』というタイトルは、『あしたのジョー』からヒントを得て

今回の収録曲は以前から作っていたものですか?

杉野泰誠 いえ、最近ですね。このミニアルバムのために書きました。

ということは、このミニアルバムの構成もあらかじめ考えて曲を作っていった?

杉野 そうですね。といっても、こういう曲が欲しいなとかじゃなくて、作っていくうちにこれは入る、入らないと決めていきました。

その基準はどういったものなんですか?

杉野 曲の出来というか、自分たちが納得できたものを入れて、納得できないものははずしていくという基準です。

杉野泰誠(vocal, guitar)

そもそも、どういう内容のものにしようと思っていたんですか?

杉野 パンチのあるアルバムにしたいなと思っていて、アルバム名も『CROSS COUNTER』に決めていました。最初から決め込んでいたわけではなくて、候補にあった言葉なんですけど。でも、パンチのあるアルバムにしたいなら、これかなと。

「パンチがある」というのは具体的に言うと、どういうことなんですかね?

杉野 「おい!」みたいな(笑)。威力のある、破壊力のある曲ですね。

といっても激しい曲だけじゃなく、いろいろなタイプが収録されていて。そこはバランスを考えた結果ですか?

杉野 そこまで考えてはいなかったですね。結果的にいろんな曲が入って。

ということは、曲はスムーズに出来たんですか?

杉野 どの曲もイメージがはっきりあったので、スムーズでした。作ったのがツアー中だったんですよ。だから、ツアー中に感じたことが生かされているかなと思います。

テンションが高い状態で作っていたわけですね?

杉野 そうですね、ライヴを意識して作ったりしていました。

近藤和嗣(guitar)

「LILY」「GOLDEN HOUR」はライヴ映えする曲ですね。でも、じっくり聴かせる「未来は俺らの手の中」もあったり。

杉野 はい。そこはうまく作れたと思います。

『CROSS COUNTER』というタイトルはどこから発想したんですか?

杉野 僕のお父さんが『あしたのジョー』が好きで、僕も小さい頃から見ていたんです。そこからヒントを得ました。

あの“クロスカウンター”は、たしかに攻撃力があるし、必殺の武器ですよね。

杉野 自分の身を削っている感がありますからね。

メンバーの皆さんは、こういうタイトルやキーワードが先にあると作りやすいですか?

谷口宗夢 『CROSS COUNTER』にするって聞いたのは、曲が出来てからなんです。でも、このアルバムの曲たちに対してタイトルが合っているので、すごくいいと思いますね。

近藤和嗣 僕もあとで聞きましたけど、何も違和感はなかったですね。合っていると思います。

田中仁太(bass)

曲が上がってきて、今までと違うイメージの曲もあるなとか思いました?

近藤 いろんな曲が入っていますけど、こんなことやってなかったということが意外となくて。今までのいろんな部分を持ってきて、広げていったイメージです。

では、皆さんそれぞれに気に入っている曲というと?

杉野 僕は全部好きですね。

「BABY BABY BABY」はポップな曲なので意外でした。

杉野 そうですね、わりと明るめな曲ですね。

こういう曲でアルバムが終わると、明るく開けていく印象ですね?

杉野 たしかに。意図的ではなく、無意識でこれを最後にしようと思いました。

近藤 僕は「未来は俺らの手の中」が好きですね。あと「PAPER PLANE」。聴かせる系の曲が好きです。

田中仁太 僕は「LILY」が好き。リズム隊の聴かせどころみたいな曲なので。そのぶん、難しいですけど、一番好きです。かっこいいなと思います。

谷口 僕は「GOLDEN HOUR」。ノレる曲ですけど、今までの乗せ方とは違うような、「LILY」とも違うような乗り方ができる曲でもあるので、すごく好きです。

谷口宗夢(drums)

「LILY」とか「GOLDEN HOUR」はリフから作ったんですか?

杉野 そうですね。でも、「LILY」は僕が弾き語りで持っていったので、先に曲がありました。

あのリフは強烈に印象に残りますね。

杉野 天才ですからね(笑)。

近藤 あざっす!(笑)

歌メロが先にあって、あとからリフを付けるのって難しくないですか?

近藤 そうなんですよ、今回そういうパターンがたくさんあって。

杉野 けど、余裕やったろ?

近藤 う、……そうですね(笑)。「LILY」はサビというサビがなくて、ギターソロが毎回、サビがくるような位置にあるので。歌っている感じで弾きました。

ギターが自由に泳いでますよね。

近藤 あまりフレーズを決めていなくて、レコーディングでも、途中で「これ、ええ感じや」ってフィーリングで弾いてました。

杉野 ホンマにそうやったね。でも、フィーリングで弾いているから、ソロを覚えてないんだよね?(笑)

近藤 そう。ライヴでどうしよう?って感じです(笑)。

谷口 音源聴いてコピーするんやろ(笑)。

ということはライヴのときにまた変わるかもしれないということですか?

近藤 そうですね、変わっていくと思います。できたら音源どおり弾きたいんですけど。

谷口 フィーリングのほうがいいよな、こういう曲は。

近藤 ただ、フィーリングだとミスるので。

谷口 え! ミスる?(笑)

近藤 やっぱミスったら嫌やん(笑)。

谷口 そしたらこれから音源を完コピせな!(笑)

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