Interview

古谷大和&芹沢尚哉が『おとぎ裁判』で観客の人生を華麗にジャッジすれば、観客は灯火(トーチ)で彼らの人生を舞台で躍動させる

古谷大和&芹沢尚哉が『おとぎ裁判』で観客の人生を華麗にジャッジすれば、観客は灯火(トーチ)で彼らの人生を舞台で躍動させる

フレキシブルに役者の考えに合わせる演出家

先ほどからお話が上がっているように、演出は、今話題の演出家で、「KPR/開幕ペナントレース」の村井 雄さんです。

古谷 ここまでフレキシブルに役者の考えに合わせてくださる演出家の方は、お会いしたことがないです。もちろん、明確にプランを持っていらして、役者が軽々しく演じると、ダメ出しが出ますが、僕らの意見を組み込んで導いてくれるんです。役者は演じやすいですし、お客様も納得してくださるだろうし……ちなみに、開幕ペナントレースのG.K.さんに聞くと昔はスパルタだったらしいよ。

芹沢 そうなんですね(笑)。

古谷 僕らには想像つかなくて、「隙あらば練習しろよ」という人だったらしくて。今は、演出からふざけているところがあるぐらい(笑)。

芹沢 村井さんの演出は、舞台は1回限りのライブで、全公演を通して、それぞれ違う良さを引き出そうとされます。しかも、高いクオリティで上演することを大切にされながら、何かハプニングが起こっても面白いと思っていらっしゃる。突然ネタを放り込んだり、脚本で思わず役者が笑っても大丈夫だと背中を押してくださる。ここからは、ちゃんとした演技だと切り替えのスイッチがあれば、無理せずに作ろうとしなくていい。それは何かトラブルがあってもサポートしてくれる仲間がいて、板の上で起こったことをみんなで支えあって舞台を作っていると役者を信頼してくれているからだと思います。

古谷 そうだよね。今までに共演したことがない方です。お芝居がこうあるべきだということはないのですが、新しい作品を作っている感覚があります。

思わず六本木の俳優座劇場という裁判所に引き込まれて

ここまでの稽古を経て、改めて脚本をお読みになられて、お2人にとってこの作品から感じたテーマはありますか。

古谷 まずは、人には千差万別のキャラクターがあるように、当事者の感じていることと第三者の感じていることの違いをしっかりと伝えたいです。それでも、おとぎの国で起こる裁判で白黒をはっきりつける瞬間がどこかでやってくることの大切さも伝えたいですね。人を尊重しながら大事なところではきっちり判断することも大事だと思うんです。そんな裁判の結末をどう感じていただくか、今からお客様のリアクションが楽しみです。

芹沢 おとぎ話は非現実的ですが、じゃあ、現実に物語のような裁判が起こったら僕たちはどうなるのか。登場人物が持っている想いから目を背けてはいけないと思っています。そして、正義や悪も、価値観が違えば異なります。今回、そのジャッジをお客様にトーチで参加していただいて委ねていると思うんです。決して正解はないから、思わず六本木の俳優座劇場という裁判所に引き込まれて、ひとりの裁判官になったような気持ちになって考えさせる演出だと思うので、気持ちよく『おとぎ裁判』の世界に入り込んでいただいて、僕らと時間を共有できたら嬉しいです。

お2人は『ストリップ学園』で初共演されています。

古谷 初共演の時は、尚哉が最年少でした。今回は、赤ずきん 役の古賀 瑠が一番の年下になるので、印象が違っていましたね。尚哉はこんなに頼れるんだと驚いて。

芹沢 どういうことですか(笑)。

古谷 ますます信頼できるようになったんだって。『ストリップ学園』の時は頼るとか頼らないとかというより、僕たち年上の役者が元気をもらえる存在で、全力で芝居をしている姿に感動しました。今作では『ストリップ学園』では見られなかった尚哉がいて、歌もダンスもどんどん上手になるし、毎日、成長している感覚があります。こんなに短い期間でひとりの役者が成長するのを見ていると刺激になって、共演できることだけじゃなくて、何より一緒に芝居を作り上げて行く仲間が増えたことが嬉しいです。

芹沢 “素敵な兄ちゃん”ですね。『ストリップ学園』の時は、演技に不安な部分があって、アドバイスを求めたこともありましたが、大和くんの稽古をしている姿を見れば自分の足りないところがわかる。つまり多くを語らないタイプだと思います。それでも、色々アドバイスをいただいたのですが、今回は、大和くんとやりとりをして、役の関係性や役作りを喋る時間が増えて、楽しくて仕方がないです。初めて稽古場に来たときからキャラの雰囲気を出して、“アケチ”として確立しているから尊敬します。大和くんからいただいたアドバイスで感銘を受けたのが、「歌やダンスは練習すれば上手くなる」ということでした。僕はどちらかといえば歌やダンスは苦手な方ですが、大和くんの言葉に救われるから練習できる。大和くんは大和くんで、稽古の合間に練習してカバーしているから、プロとしての意識の高さを感じます。背中で語る男なので、僕も置いていかれず、大和くんをびっくりさせて振り向かせるいいスパイスになれれば嬉しいです。

役者は、お客様を楽しませるエンターテイナー

お2人とも着実に役者としての階段を登られていると思います。デビューしてから役者の考え方は変わりましたか。

古谷 僕はいつもいろいろ考えがあって、毎回、答えが違います。時計のように、ある時期は1時のような考えをして、しばらくすると7時みたいな考え方になります(笑)。お芝居だから様々な意見を取り入れる必要があるから、考え方が自然と変わっていくんですね。それでも、大切にしているのは、お客様が第一だということです。役者は、お客様を楽しませるエンターテイナーだと思っています。考え方は毎日変わるかもしれないけれど、そこだけは唯一変わらないし、変えたくないし、お客様に楽しんでいただくことを大切にしています。

芹沢 僕は、作品や役、それぞれのメッセージをどれだけお客様に伝えることができるのかを大切にしています。それを伝えることが、お客様の人生を変えたり、お客様の新しい一歩に繋げられる。そのために役者は、“なんでも屋”さんにならないといけないと思っています。つまり、殺陣をやれと言われれば殺陣を、女の子にならないといけないなら女の子に、ナルシストな検察官になる時はとことんナルシストに(笑)。自分で壁を作らずに、普通に生きていたら経験しないだろうと思って、壁にぶち当たって、その壁を破って行くのが役者の魅力だと思います。

お客様が存分に楽しんでいただける舞台

作品の魅力が十分に伝わりました。それでは、最後に見所をお願いいたします。

芹沢 観客参加型の舞台だと戸惑うお客様もいるかもしれませんが、お客様も“ノレ”る空気を座組みで作っていきたいと思っているし、怖がらずに一緒に楽しんでもらいたいです。俳優座劇場に入ったら『おとぎ裁判』の世界に入ったぞという感覚を持っていただければ、僕たちから伝わるメッセージがあると思うので、遠慮しないでトーチをつけてライブのような感覚で楽しんでください。

古谷 素晴らしいスタッフ陣と、キャストも上手で器用だし、お芝居が好きな魅力的な方達ばかりなので、お客様が存分に楽しんでいただける舞台になっています。お客様には、テーマパークに行くようなつもりでお芝居をご覧になる方もいれば、喫茶店に行くような気軽な感覚でお芝居を観に来られる方もいらっしゃると思います。ですから、今作のように観客参加型で、どうしていいのかわからなかったとしても、その人の楽しみ方があるはずなので戸惑わなくて大丈夫です。僕らはお客様の心に何か生まれるものがあればいいなと思って精一杯演じてフォローさせていただきます。ぜひ、劇場に足を運んでいただければ嬉しいです。


【募集終了】抽選で3名様に古谷大和さん&芹沢尚哉さんの直筆サイン入りチェキをプレゼント!

※賞品はお選びいただけませんので予めご了承ください

応募期間

※募集期間は終了致しました。

9月26日(水)~10月3日(水)23:59

・応募期間中にフォローを取り消された場合は、応募が無効となります。
・複数のアカウントで応募された場合は、1アカウントのみ有効となります。
・Twitterアカウントを非公開にしている場合は、応募対象外となります。
・落選者へのご連絡はございませんのでご了承ください。
・応募は日本国内にお住まいの方に限らせていただきます。
・賞品および当選の権利は当選者本人のものとし、第三者へ譲渡・転売することは一切禁止させていただきます。譲渡・転売が発覚した場合、当選を取り消し賞品をお返しいただく場合があります。

※個人情報の取扱いについて
・お客様からいただいた個人情報は、当キャンペーン当選者様へのお問い合わせのために利用いたします。なお、個人情報を当該業務の委託に必要な委託先に提供する場合や関係法令により求められた場合を除き、お客様の事前の承諾なく第三者に提供することはありません。上記をご承諾くださる方のみご応募ください。


古谷大和(ふるや・やまと)

1991年5月4日生まれ、東京都出身。主な出演作品に【映画】『リアル人狼ゲーム』、『Sea Opening』【舞台】舞台「KING OF PRISM -Over the Sunshine!-」、MANKAI STAGE『A3!』~SPRING & SUMMER 2018~、おん・すてーじ「真夜中の弥次さん喜多さん」双、『ストリップ学園』、『最遊記歌劇伝―異聞―』などがある。

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芹沢尚哉(せりざわ・なおや)

1993年6月18日生まれ、栃木県出身。主な出演作品に【映画・テレビ】「お前はまだグンマを知らない」【舞台】おん・すてーじ『真夜中の弥次さん喜多さん』三重、ハダカ座公演vol.1 『ストリップ学園』、東京ワンピースタワー『ONE PIECE LIVE ATTRACTION〝3(サード)』(モンキー・D・ルフィ役)などがある。

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『おとぎ裁判』

2018年9月27日(木)~10月7日(日)俳優座劇場

■STORY
おとぎの国の奥深くにある“幻火(まほろび)の館”通称“Castle Torch(キャッスル・トーチ)”。
この屋敷の主・裁判官の“アケチ”に判決を求め、おとぎの国の住人たちが毎夜訪れる。
しかし、その灯火に照らし出されるのは、残酷で美しいたったひとつの真実だけ。
おとぎの国で炙り出される“ゲンジツ”とは……。
今宵も華麗なるジャッジメントSHOWが開廷する!

演出:村井 雄(KPR/開幕ペナントレース)
脚本:神楽澤小虎(MAG.net)
音楽:桑原まこ
振付:野田裕貴(梅棒)
出演
アケチ 役:古谷大和
ブルー 役:古畑恵介
ロブ 役:芹沢尚哉
ジュード 役:東 拓海
ドロー 役:小林健一
赤ずきん 役:古賀 瑠

ロッキン=ヨーコ
高崎拓郎(KPR/開幕ペナントレース)
G.K.Masayuki(KPR/開幕ペナントレース)

アフタートーク開催決定!
ゲスト(五十音順):
石田 隼(10/5・19:00)
齋藤健心(9/27・19:00 )
廣野凌大(10/4・19:00)
二葉 勇(9/28・19:00、10/3・19:00) 
前川優希(9/29・13:00/18:00、9/30・18:00、10/6・13:00/18:00)

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