Report

東京ゲームショウ2018 押さえておきたいゲーム・イベントトピックス10

東京ゲームショウ2018 押さえておきたいゲーム・イベントトピックス10

日本最大のゲーム展示会”東京ゲームショウ2018”(以下、TGS2018)が、2018年9月20日(木)~23日(日)に幕張メッセにて開催された。メーカーによって特色のある出展ブースの数々や新作タイトルの展示・試遊コーナーをはじめ、ブースに華を添えるコンパニオン、会場限定商品も用意されている物販コーナーなどが目白押しだった。特に今年度は、過去最大級の出展数と小間数、入場者数を誇っている。出展側は何を伝えたかったのか。来場者は何を求めたのか。本稿では、4日間に渡ったTGS2018で印象に残った興味深い出展や注目のイベントなど、10のトピックスを駆け足でご紹介しよう。

取材・文 / クドータクヤ


①SIEブースでプレイステーション クラシックを確認

TGS2018開催前日の9月19日、20タイトルの名作を収録した手のひらサイズのプレイステーション クラシックを12月3日に発売、と発表したソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)。プレイステーションブースのオープニングセレモニーにはSIEの織田博之氏が登壇し、プレイステーション クラシックの実機を初披露した。

「愛用していた方から初めてプレイする方まで、楽しく気軽に遊んでいただけます」とアピールした織田氏。1994年の発売から25周年を迎える”記念的なもの“として以前から企画を立てていたことと、PlayStation®4の販売数が累計で8000万台を突破したことから、「ファンに喜んでもらえるアイテムを出すタイミングとしては今年が最適であると考えました」とコメントした。

『R4 -RIDGE RACER TYPE 4 -』、『鉄拳3』、『ファイナルファンタジーVII インターナショナル』を含めた発表5タイトル以外にどんなゲームが選出されるのか、ユーザーからの高い関心と注目を集めていた。しかし今回の発表では、「残りの15タイトルについては、人気が高く、ファンがたくさんいて、プレイステーションを代表するタイトル」と前置きし、これから順次発表するという説明程度に留められていたが、国内版と海外版については収録タイトルの差異があるということを明かした。

▲展示ケース内に初代PlayStation®と並べて設置されていたプレイステーション クラシック。本体のサイズこそ4分の1ほどに小さくなっているが、コントローラーのサイズはオリジナルと変わらないため、操作の違和感を覚えずに遊ぶことができそうだ

②自宅で遊べる本格派アーケード筐体、ARCADE 1UP

アメリカのTastemakers社が製造・販売を行う家庭用アーケードゲーム筐体・ARCADE 1UPの国内代理店を務めるタイトーは、実機の展示と試遊を特設ブースにて出展。ラインアップの第一弾となるのは、今年で生誕40週年を迎えた『スペースインベーダー(白黒版・カラー版)』と、バンダイナムコエンターテインメントの『パックマン(&パックマンプラス)』、『ギャラガ(&ギャラクシアン)』の3種類で、価格はそれぞれ5万8000円(税別)。なお、Amazon.co.jpでの特別先行予約受付については完売となっているが、正式販売ぶんの詳細については追って告知するという。

▲ブース内には、『スペースインベーダー』のアップライト筐体と並べて設置(左)。そのコンパクトさが一目瞭然だ

▲こちらは『ギャラガ』と『パックマン』の筐体が並ぶ

特筆すべきは、横48センチ×高さ116センチ×奥行58センチというサイズ感と、約25キロの軽量を実現しており、「アーケードゲームの筐体を自宅に設置したい」と憧れるゲーマーにとっては夢のようなアイテム。完成品ではなく自分で組み立てるキット式となっているが、組み立てる木枠は左右両側と底面、そして液晶パネル付きの前枠というシンプルな構成なので、手先が器用ではない人でも安心できる仕様といえるだろう。なお、日本語版の公式サイトにも「シリーズが続々登場予定」と表記されているとおり、第二弾の企画も進行しているという。海外版の公式サイトでは、アタリやカプコンのタイトルが複数遊べるマルチ版もラインアップされていることから、日本での続報や展開にも期待したい。

③新作だけでなく、過去作の移植にも注力のセガブース

龍が如くスタジオによる木村拓哉主演のPlayStation®4用タイトル『JUDGE EYES:死神の遺言』や、ネタバレ厳禁なアクションパズルゲームとして話題を呼んだ過激作のパワーアップ版となる『キャサリン・フルボディ』(PlayStation®4/PS®Vita)を出展したセガとアトラス。試遊コーナーでは、HDリマスターで生まれ変わったPlayStation ®4用ソフト『シェンムーI&II』(11月22日発売)や、セガ往年のアーケード・家庭用タイトルがNintendo Switch™で復活する『SEGA AGES』シリーズから、1988年にリリースされた『ゲイングランド』がラインアップされていた。

『シェンムーI&II』で印象に残ったのは、移動時のロード時間が劇的に短縮されていることだ。ドリームキャストで遊んでいた頃は、マップが切り替わるたびに「ジーッ、ジーッ」というドライブの読み込み音を聞きながら数十秒ほど待たされたのを記憶している。しかし今回のリメイクでは、コンビニやゲームセンターへの入店、または退店後すぐに主人公・芭月涼を操作することができるので、ローディングによるストレスを感じることなく遊び通すことができる。『龍が如く』シリーズの礎になったと言っても過言ではない『シェンムー』を、この機会にぜひ遊んでみてほしい。

▲2019年には『シェンムーIII』がPlayStation®4とPCでの発売を控えていることから、既プレイヤーはストーリーの復習をするのにオススメ。未経験のプレイヤーにとっては『シェンムー』の世界設定に触れるためにふさわしい一本だ

戦闘を仮想体験できる遊戯施設”ゲイングランドシステム”を舞台に、原始から現代、そして未来というステージを駆け巡りながら、暴走した制御コンピュータが幽閉したプレイヤーたちを救出するアクションシューティングゲーム『ゲイングランド』。これまでにメガドライブやPCエンジン(SUPER CD-ROM²)、PlayStation®2でも移植されているが、アーケード版の完全移植は今回が初となる。また、Nintendo Switch™の携帯モードを活かし、アーケード版同様に縦画面で表示できるというのも魅力的なポイント。決して派手なゲームではないが、ステージの敵配置に適したプレイヤーキャラクターを選択し、焦らずに操作してじっくりと攻めていくという、詰め将棋のような硬派さが魅力の一作だ。

▲『SEGA AGES』シリーズと兄弟作であるニンテンドー3DS用タイトル『セガ3D復刻アーカイブス』のファン投票でも人気の高かった『ゲイングランド』。これからどんな名作がNintendo Switch™上で復活するのか、考えただけでもワクワクが止まらない!

1 2 3 >