LIVE SHUTTLE  vol. 22

Report

Hilcrhyme @ディファ有明 2016.04.15

Hilcrhyme @ディファ有明 2016.04.15

取材:新麻記子 撮影:濱谷幸江


今年、MC・TOCとDJ・KATSUによるラップユニットHilcrhymeが結成10周年を迎える。
これから彼らは新たな節目に一体何を打ち出していくのか…10周年企画の第一弾として開催されたこの記念すべきLIVEは、
まさに険しい道のりを歩んできた彼らの集大成であると同時に、さらなる飛躍を目指して躍進しつづける決心をした姿が伺えた。
今回、ディファ有明で行われたLIVEの模様をレポートする。

会場の中央に設置された回転式の円卓上ステージを大勢のファンが取り囲む。入り口の花道をゆっくり歩きながら登場した姿に観客からは歓声があがり、MC・TOCの「行くぞ!」という掛け声のもと『NOISE』で幕が上がった。
続く『トラヴェルマシン』では「会場押しちゃったけどいける?」というファンを気遣う場面も見せ、会場からはそれに応えるように盛り上がりをみせた。

「Hilcrhyme 10th Anniversary LIVE『PARALLEL WORLD』」にへようこそ!熟年のファンから新しいファンまで楽しめるようにセットリストを組んでいます。シングル曲、代表曲のほとんどやります。皆んなで幸せな1日を過ごしましょう。」と語り、誰しもが抱えている苦悩や劣等感を肯定し、聴く者の背中を押す言葉をつづったナンバー『ルーズリーフ』、『パーソナルCOLOR』を歌い、夏のバラードソング『蛍』と続いた。

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途中MCでは今回開催された一夜限りのLIVEがCG演出が施され、今秋に全国の劇場で3D映画として公開されることが発表された。
さらに2016年第一弾である自身19枚目のシングル『パラレル・ワールド』がこの映画の主題歌ととして来たる6月29日(水)に発売されることが発表された。

そして、会場が異様な熱気でヒートアップするなかライブタイトルでもある“PARALLEL WORLD”ともリリックがリンクしている同曲を歌い上げた。
「“わたしなんか”じゃなく“わたしだって”」と、その間に生まれる”たられば”のネガティブを、今という瞬間からポジティブへと転換していくため、リアルな感情を昇華しながら綴っているHilcrhymeらしい熱いメッセージがつまった、とても素敵な楽曲に仕上げられている。

続いて、前日から熊本で発生した地震と因果を感じると告げると、被災地に向かって「九州、熊本へ…」と『no one』を歌い上げた。
そして、自身のパーソナルな部分を綴った「鼓動」を歌ってTOCがステージを去る。
その後はHilcrhyme Mush UPと題してDJ・KATSUによるソロタイムがスタートした。
今までの発売した自身の音源をサンプリングして繋いでいくとともにスクラッチテクで観客を魅了していく。

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TOCが花道から『No.109』を歌いながら再登場し、「有明どうでしょうか?」と会場をあおった。
そして、聴く者を中東から日本へとシルクロードを横断する旅人になったかのように誘ってくれる『押韻見聞録』、『続・押韻見聞録』。
自身がデビューを果たして世間の目に晒されるようになってから、誰に向かって歌っているのか次第に分からなくなった時もあったが、なんとか自分を保っていたと語り…過去から未来への旅路を描く優しいメロディーで紡ぐ『NEW DAY,NEW WORLD』を歌い上げた。
そして「バンドみたい。」と2人背中合わせるシーンを見せた『New Era』。続く、『春夏秋冬』、『大丈夫』では、情緒的なメロウな一面を見せた。

歌い終わると「ほとんどのLIVEは『大丈夫』で締めるんだよね…。」と言うと、会場からはLIVEの終わりを惜しむ悲鳴にも似た声が各方面から聞こえてきた。
「ここで締めても?」MC・TOCがおどけてみせると「ダメー!」と大きく観客が応えた。そして、『ポンピラ』、『Summer UP』、『RIDER HIGH』、と連続して歌い、「自分達の音楽を聴いている皆さんにエールを込めて!」と『エール』で締め括った。

2人がステージを去った後には早々にアンコールの声が響きわたり、ライヴTシャツに着替えた2人が再登場すると一際大きな歓声が上がる。
最後のMCではMC・TOCから「ファンに楽しんでもらう企画なので、12月31日までじゃなく、来年の6月9日まで続けようと思います。」と宣言した。
決意を新たにインディーズ時代に発表したデューシングル『もうバイバイ』を歌いあげ、2007年3月に無料配布したデモアルバムの収録曲『らいおんハートRap』で幕を閉じた。
全22曲で彼らが歩んできた10年間の軌跡を振り返ることができたとともに、新たにスタートさせた“今”をも感じられたスペシャルなLIVEだった。

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また、映画というライヴとはまた別世界の“PARALLEL WORLD”を体験できる3D MOVIE『Hilcrhyme 10th Anniversary FILM「PARALLEL WORLD」3D』。
来たる6月にリリースが決定しているニューシングル『パラレル・ワールド』とつづき、これからもまだまだ続くHilcrhymeの動向から目が離せない。

Hilcrhyme 10th Anniversary LIVE「PARALLEL WORLD」 セットリスト

01.NOISE
02.トラヴェルマシン
03.ルーズリーフ
04.パーソナルCOLOR
05.蛍
06.パラレル・ワールド
※19thシングル(2016年6月29日発売)
07.no one
08.鼓動
09.Hilcrhyme Mash UP
10.No.109
11.押韻見聞録
12.続・押韻見聞録
13.NEW DAY,NEW WORLD
14.New Era
15.春夏秋冬
16.大丈夫
17.ポンピラ
18.Summer Up
19.RIDERS HIGH
20.エールE01.もうバイバイ
E02.らいおんハート・Rap

リリース情報

シングル「パラレル・ワールド」

2016年6月29日(水)発売
※詳細は後日発表

インフォメーション

3D MOVIE『Hilcrhyme 10th Anniversary FILM「PARALLEL WORLD」3D』として今秋に全国の劇場公開予定

プロフィール

Hilcrhyme


TOC(トク)出身:新潟県 生年月日:1981年10月4日 血液型:A型 趣味:スノーボード、ビリヤード
DJ KATSU(カツ)出身:新潟県 生年月日:1979年11月17日 血液型:B型 趣味:スノーボード、車

2006年Hilcrhyme始動と共に、一気に生活をHilcrhyme中心に転換させた二人は、しゃにむにこれまでの階段をかけ上がってきた。
2009年7月15日にシングル「純也と真菜実」でメジャーデビュー。同年9月30日に発売した2ndシングル「春夏秋冬」がオリコン6週連続TOP10入りして2009年最大級のヒットとなり、全国にその名を知らしめることとなった。
12月2日には3rdシングル「もうバイバイ」を発売。
人気を不動のものとし、第42回日本有線大賞新人賞、第51回日本レコード大賞新人賞、第24回日本ゴールドディスク大賞ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー受賞、レコチョク新人賞、と新人賞を総ナメ。
シングル18枚、オリジナルアルバム6枚と精力的に活動し、結成10周年となる2016年第一弾シングル「パラレル・ワールド」は6月29日発売。

http://hilcrhyme.com

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