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『Nintendo Labo ドライブキット』工夫次第でなんでも作れる!? 未来の発明家に送るキット

『Nintendo Labo ドライブキット』工夫次第でなんでも作れる!? 未来の発明家に送るキット

ダンボールを切り取って組み立てたToy-Conから遊びが広がる『Nintendo Labo ドライブキット』。前回の記事では、家族でキットを組み立てて遊び、その充実度に驚かされました。用意されたゲームを遊ぶだけでもかなりの満足度が得られる内容でしたが、今回はさらにその先、“わかる”のコーナーを主に体験して紹介したいと思います。クルマ、センスイカン、ヒコウキ。この3つのToy-Conは、ただそれぞれの乗り物を動かすだけのコントローラーではないようです。はたして、『Nintendo Labo』はどんな世界を見せてくれるのでしょうか。

文 / 内藤ハサミ


さらに仕組みが“わかる”

『Nintendo Labo』のどのシリーズにもある“わかる”は、Joy-ConやToy-Conの動く仕組みをわかりやすく解説してくれるコーナー。リングノート型になっているアイコンを押すと、遊びの名人アソン、知識豊富なマナンジャ、製作が得意なツクルトの3人が、動画入りで楽しい講座を開いてくれます。今回は、Joy-Conの項目を見てみましょう。

▲各項目にいくつかのトピックがあり、初めのひとつを見るとほかのトピックもどんどん開放されていきます

▲まずは、アソンのセリフから。うんうん、筆者も「Joy-Conっていろいろできてすごいな~」くらいのイメージしかないですよ、いまだに

▲マナンジャの力強い言葉。「ここに来た人が賢くなる」とは! よーし、わかった。いっちょ私も賢くしてもらいましょうか!

ここでは、Joy-Conの解説のなかでも、Joy-Con(R)に付いているIRカメラについて。IRカメラの部分をシールなどで隠してはいけないという、当たり前のようでいて、つい軽い気持ちでやってしまいそうなことを、なぜダメなのかという理由とともに解説してくれます。キッズもこれならすんなり理解できますね。

▲「サングラスに“ここが目です”と貼る人はいない」……たしかに!

さらに、遠くのものはまるで映らないIRカメラの特性を活かす使用方法について解説。近くしか見えないということは、遠くの邪魔なものが見えないということ。その特性を使ったのが、IRカメラの画像認識なんですね。「なぜIRカメラを使うのか」という点、そういえば今までに考えたこともなかったです……。

▲アソンとマナンジャとツクルト、得意分野も個性も違う3人の視点から語られることで、しっかりと形が浮かび上がる解説の流れ。3人のおとぼけトークも読むだけで面白いです

さらに、どんどん開放されるトピックを読み進めていくと、IRカメラから4つのライトが出ていること、4つあるのはなぜか、さらにその光の正体が赤外線であることを解説し、家庭にあるテレビのリモコンを利用した実験につなぎます。

▲外すことができないパーツの内部がここから見られるので、機械分解マニアの少年少女たちがいたら、ひとまず踏みとどまってほしい……!

▲肉眼では確認できない赤外線は、デジタルカメラで見ることができるんですね。そして、赤外線を鏡に反射させ、後ろを向いたままテレビのスイッチをオンにする方法をマナンジャが教えてくれました

この実験は、プログラミングで新たな遊びを作り出すヒミツの発明室、Toy-Conガレージで応用できそうなワザ。赤外線の特性だけでなく、それを利用した実験を見せ、ちょっとだけ発明への扉を開いてくれています。テレビのリモコンならほとんどの家庭に存在していて、おそらくは『Nintendo Labo ドライブキット』を遊んでいるときに、手の届く範囲にあるでしょう。特別な道具を用意せずともキットを完成させることができるのがスマートだと前回の記事で書きましたが、この実験も、「特別なものを用意しなくてもよく、流れを止めない」ように考えられているところが本当にスマートだと思います。もちろんほかにもJoy-Conの解説項目はいくつもあって、ひとつひとつは数分で気軽に読み切れるものばかり。飽き性の筆者にも向いていますし、あとから読み返すときにもトピックを探しやすくていいですね。

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