黒選!メディアコンテンツ研究家・黒川文雄がテーマで選ぶ 3+1  vol. 44

Column

誰もが認める「モンスター」ゲーム『ポケモン』 3+1選

誰もが認める「モンスター」ゲーム『ポケモン』 3+1選

社会現象となった『Pokémon GO』

日本では2016年7月22日にAndoroid・iOS向けにリリースされた『Pokémon GO』。

すでに世界では先行配信され、「爆発的な社会現象が起きている」とテレビでも取り上げられました。

ポケットモンスターは任天堂のキャラクター商品ですが、開発や権利関係などは株式会社ポケモンが行っています。

本作『Pokémon GO』は、米国企業ナイアンテック社が運営し、『Ingress』というGPS位置情報ゲームを基に、拡張現実(AR)を組み合わせ、ポケモンの世界を現実世界とリンクさせるという手法を取った作品です。

『Pokémon GO』初公開時の公式映像

『ポケットモンスター』でお馴染みの「収集」というプレイヤー行動を、スマートフォンのGPS機能と連動させ、街を歩いているだけでポケモンと遭遇し、「収集」を行うという遊びを提供しています。 これまでゲームの世界だけで行っていた収集行動を、現実世界に置き換えてしまったことで、多くのゲーマーが街に飛び出しました。、コンビニ、神社、世界遺産など様々な場所で入手し難いポケモンの捕獲情報が流れると、その情報をもとに人々が一斉に集まってしまうという社会現象まで起きました。

また企業と連携して、イオングループ、マクドナルド、ソフトバンクショップなどが「ポケストップ」や「ジム」などに指定されており、ユーザーの来客頻度が上がるなど、経済効果も高いという結果が出ています。

さらに、地域に根差したイベントと連動し、期間限定で出現するレアポケモンが登場するなど、町興しとしても活用されました。他にも、引きこもりがちな人が外出するきっかけとなり、周囲にいるポケモン仲間と一緒に遊ぶなど、心理的な病気で悩んでいる人たちの行動が変わるなど、良い面も報告されています。

中には、すべてのポケモン図鑑を完成させるため、毎日仕事終わりに歩き続けた結果、健康的に痩せたという人もいるそうです。

「恐るべし、遊びの力!」です。

しかし、一部ではありますが、『Pokémon GO』をプレイしながら自転車、自動車、バイクなどの運転をし、交通事故を起こすという痛ましい事件も起きています。現在は、GPS機能により一定の速度が出るとゲームが出来ないように改良されていますが、みんなで楽しく遊ぶためは、最低限のマナーや法律は守って欲しいものです。

これらの実績を元に、今後リリースされるゲームのビジネスと社会との関わり方が大きく変わるきっかけになるかもしれません。もちろん人とゲームとの関係性も、娯楽を通じた健康や人間関係を変化させる可能性も秘めていると感じます。

そして、2018年10月10日に新たなアップデート情報が解禁されました。
詳細な日時は不明ですが「まもなくシンオウ地方で発見されたポケモンが登場!」と告知されました。

今後も順次アップデートされる予定ですから、まだ未プレイの方も、そして現在休眠中のユーザーさんも、この機会にプレイしてみてはいかがでしょうか?

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