Interview

映画『生きてるだけで、愛。』主演の趣里が関根光才監督との対談で見せた素顔。「ヒロインは葛藤のある子。とても理解できた」

映画『生きてるだけで、愛。』主演の趣里が関根光才監督との対談で見せた素顔。「ヒロインは葛藤のある子。とても理解できた」

「一瞬でも苦しい現状を忘れられる」。エンタテインメントや映画が人に与える力を実感。

趣里さんは、挫折を経験したときにエンタテインメントに救われたとコメントを出されています。趣里さんは女優になる前、バレエをされていて、ケガで断念されていますが、そのことでしょうか。

趣里 日々の生活でも挫折というのはありました。バレエでケガをして日本に帰ってきているときに、岩松 了さんの舞台を観て、「こんな世界があるんだ!」と感動したんです。観ているその瞬間だけでも苦しい現状を忘れられた。私はエンタテインメントに救われてきたんだなというのを、後になって思ったんです。小学校や中学校のときも、映画を観て衝撃を受け、救われた。その感覚というのは、今も残っています。

映画はたとえばどんなものを。

趣里 内気すぎて学校を休んでいたとき、『アイ・アム・サム』や『ミスティック・リバー』を観ていました。ジャンルは関係なくて、たとえば『スクリーム』みたいに「きゃ~!」って叫べるようなものもイベント的に楽しかったし救われる部分もありました。映画館に観に行くという行為も素晴らしいなって思います。

関根監督は本作が長編初監督作品になりますが、映画の可能性をどう感じていますか?

関根 僕も、やっぱり映画は人生を変えてくれると思います。本なんかもそうですが、映画というのはとても強いフォーマットなんですよね。人生に与えるインパクトが強い。すごいことですよね。それをエンタテインメントというのかは分かりませんが、人に強烈な影響を与える表現というのはとても大事だし、僕の場合はそれが映画でした。

「あなたはあなたのままでいいんだよ」そして「生きることから逃げないで」。強いメッセージを放つ作品が完成。

趣里さんはバレエで留学を経験されています。日本から出てみたことで、発見したことはありましたか?

趣里 バレエが好きでイギリスに留学しましたが、海外に出てしまえば、みんなひとりの人間として一個人で接するし、あなたはどう思うんだ? と自分の意見を求められる。みんな自分自身の人生を強く歩んで、留学してきている。そういったことは感じました。

結果的には演劇の道に進まれましたが、そうした経験をできてよかったと思いますか?

趣里 ケガをしていなかったらバレエを続けていました。これは絶対です。全く予期していないことだったので、人生って変わるものだなと、こんなにも苦しいんだと、バレエを断念したときには思いました。でもそこでエンタメに救われたのはありますし、お芝居に出会えたのも事実です。

改めて、本作を撮り終えてみてのお気持ちは。

趣里 映画を創るときって、ひとりじゃなくて、みんながひとつの作品を届けたいという強い気持ちがあって、初めて出来るし、思いだけでも出来るものではない。完成したとき、それを感じて胸に来るものがたくさんありました。こんなに素敵な人たちとひとつの映画に集中して、自分が本当に演じたいと思った役を演じさせて頂いて、完成した作品が世に出ていくって素晴らしいなって思っています。

関根監督は『生きてるだけで、愛。』というタイトルに、今、何を感じていますか?

関根 あくまでも僕の解釈ですけど、「あなたはあなたのままでいいよ」ということの言い換えだと思っているんです。これってそういう映画だし。ただ、なんでそういうタイトルではないのはなぜかというと、「ちゃんと生きてくださいよ。生きることから逃げずに向き合ってください」というメッセージも込められているから。今の社会って、生きることに対する興味を失ってくる人も多いと思うんです。圧力の多い社会だし、現実を見たくなくなったりする。でも「あなたはあなたでいいんだ」と。ただそのために大事なのは「生きることから逃げないこと」なんですよね。本谷さんの付けられた、いろんな含みのある名タイトルだと思います。


【募集終了】抽選で1名様に趣里さん&関根光才監督の直筆サイン入り映画『生きてるだけで、愛。』プレスシートをプレゼント!

※関根監督の貴重な初サインです!

応募期間

※募集期間は終了致しました。

11月6日(火)~11月13日(火)23:59

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・Twitterアカウントを非公開にしている場合は、応募対象外となります。
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・応募は日本国内にお住まいの方に限らせていただきます。
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フォトギャラリー

映画『生きてるだけで、愛。』 

11月9日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー

【STORY】
生きてるだけで、ほんと疲れる。鬱が招く過眠症のせいで引きこもり状態の寧子と、出版社でゴシップ記事の執筆に明け暮れながら寧子との同棲を続けている津奈木。そこへ津奈木の元カノが現れたことから、寧子は外の世界と関わらざるを得なくなり、二人の関係にも変化が訪れるが……。

出演 :趣里 菅田将暉 田中哲司 西田尚美/松重 豊/石橋静河 織田梨沙/仲 里依紗
原作:本谷有希子『生きてるだけで、愛。』(新潮文庫刊)
監督・脚本:関根光才
製作幹事 :ハピネット、スタイルジャム
企画・制作プロダクション:スタイルジャム
配給:クロックワークス
©2018『生きてるだけで、愛。』製作委員会

オフィシャルサイトhttp://ikiai.jp

原作本 『生きてるだけで、愛。』
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