Interview

アニメ『ガイコツ書店員 本田さん』主題歌に参加、斉藤壮馬が選ぶ“お薦めの一冊”とは? コラボ対談×TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND

アニメ『ガイコツ書店員 本田さん』主題歌に参加、斉藤壮馬が選ぶ“お薦めの一冊”とは? コラボ対談×TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND

書店員のリアルな日常を描き人気のコミック「ガイコツ書店員 本田さん」が待望のアニメ化。15分のショートアニメながら息もつかせぬ色濃い展開に釘づけになる視聴者続出! そんな『ガイコツ書店員 本田さん』のOP&ED主題歌、さらに劇伴も担当しているのが、TVアニメ『おそ松さん』や『魔法陣グルグル』のEDテーマなども制作しているTECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDだ。ここでは、TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND の石川智久、フジムラトヲル、松井洋平の3人と、今回featuringアーティストとしてOP主題歌「ISBN~Inner Sound & Book’s Narrative~」を歌う、本田さん役の斉藤壮馬とのスペシャル対談をお送りする。

取材・文 / えびさわなち


OPとして成立しつつ、なおかつTECHNOBOYSの曲としても成立するような曲にするにはどうしようか、と(フジムラ)

『ガイコツ書店員 本田さん』のOP&ED主題歌の楽曲制作のお話が来たときにはどのようなことをお感じになったのでしょうか。

松井洋平 オファーというか、「こういう曲を書いて下さい」という要望はあったんだけど、自由度は高かったよね。

石川智久 自由度は高かったけど、うちの若い女性ディレクターから「オープニングはハードに攻めてくれ」という要望が。

フジムラトヲル 結構、激しめな曲でっていうのはオーダーとしてあって。でも名義としては、「TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND feat.本田」なので、オープニングとして成立して、なおかつTECHNOBOYSの曲としてだけでも成立するような曲にするにはどうしようか、というところから制作は始まった感じですね。

TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND

そのOP主題歌「ISBN~Inner Sound & Book’s Narrative~」を本田として歌う斉藤さんですが、本作で本田さんを演じることになったときにはどのような印象や感想がありましたか?

斉藤壮馬 事務所から『ガイコツ書店員 本田さん』の本田さん役でオーディションがあります、と言われたことから始まったんです。原作を読ませていただいて、「これはまず、どっち(の方向)なんだろう?」みたいなところから始まったんですが、逆に自分が受けさせていただけるということであれば、変に策を弄するのではなく、作り過ぎず、自分が本田さんの感情を自分の声で発したときにどうなるだろう、とシンプルに考えてオーディションに臨んだら受かったので、「そういうことなのかな」と。

ただ、第一話で同人誌を買いに来た人に対してモノローグをずっとしゃべるシーンがあったんですが、その途中でマフィア映画のザコ売人みたいな声になるところがあって、そこがオーディションのテイクだったんです。それを三下(さんした)みたいなふざけた感じで演じたら、後日原作者の先生たちから、それが決め手だったと言われて。本田さんらしさとかじゃないんだ、と(笑)。

松井 三下らしさ(笑)。

斉藤 ほぼ息を吸わずにやっていましたね(笑)。普段の本田さんのおっとりとした控えめな感じとは違って、モノローグでは叫んだり早口で長セリフを言ったりもするメリハリがあって、すごく面白いキャラクターなので、演じ甲斐があるなと思いました。あとは周りのキャラクターも濃いので、(役が決まったときには)周りのキャラクターとの掛け合いが楽しみだなというのも思いましたね。

まずは、「本田さん、歌うんですか?」と(笑)(斉藤)

斉藤壮馬

その本田さんが歌うOP主題歌「ISBN~Inner Sound & Book’s Narrative~」ですが、歌われていかがでしたか?

斉藤 まずは、「本田さん、歌うんですか?」というところだったんですけれど(笑)。曲をいただいたときに、「なるほど、つまりこれはアニメでやっている本田さんの声を使って、という意味での発注ではないな」と思ったんです。すごくカッコいい曲だったので、この曲を活かせる歌い方ができればいいかな、と。

スタジオに行って、皆さんとディスカッションをしながら、キャラを優先するのか、曲の雰囲気を優先するのか、みたいなところは、わりと現地でみんなで話し合いながら作っていったので、それも楽しかったです。実は僕は、キャラクターソングでは叫ぶことも多いんですけれど、たとえばこの曲で言うと“もうこれ以上…収まらな~い!”に被っているところなんかは、もう本当にレコーディングの場で生まれたアイデアですし。とにかく面白いものが出来たと思います。

歌詞ではいちばん、どんなところを描こうと思われたんですか?

松井 書店員の気持ちを描くような歌でもないので(笑)。できるだけダブルミーニングをもったものにしたいなと思ってはいたんですけど……。

石川 ダブルミーニングじゃないね。あれはダジャレ。

松井 そうね(笑)。ダジャレだね、最終的には。ただ最初のワンコーラスを作ったときにはネタもあったんですけど、2コーラス目から思いのほかネタがないなって思って(笑)。いわゆる書店員用語みたいなものを並べたり、頭の中では日本語や英語がぐるぐると入れ替わっていくんですけど、あまりグッとくるものがなかったんです。それで最終的にこんなに長い、長文英語みたいになっちゃいました。

斉藤 いや、面白かったですよ。あとはやっぱり「ISBN」ってタイトルがいいですよね。国際標準図書番号。

松井 それを言ってもらえれば書店員はすぐに本を探し出すことができますから!

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