Interview

『刀剣乱舞』など2.5次元舞台で活躍する俳優・前山剛久。初の写真集は、ファンと共に歩む「夢」へのスタート!

『刀剣乱舞』など2.5次元舞台で活躍する俳優・前山剛久。初の写真集は、ファンと共に歩む「夢」へのスタート!

舞台『刀剣乱舞』鶯丸役や『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』天祥院英智役など2.5次元舞台で人気を博し、来年1月上演される舞台『妖怪アパートの幽雅な日常』主演:稲葉夕士役、2月舞台『機動戦士ガンダム00-破壊による再生-』 グラハム・エーカー役、4月には銀河鉄道999劇場版公開40周年記念作品の舞台『銀河鉄道999 さよならメーテル~僕の永遠』機械伯爵役として話題作への出演が控える俳優・前山剛久が、11月1日(木)に初のソロ写真集「Dream of me.」を発売する。

「D-BOYSスペシャルユニットオーディション」(2010年)のファイナリストに選ばれ、ミュージカル『忍たま乱太郎』の中在家長次役で俳優デビューした前山。“D2”メンバーとしての活躍、『仮面ライダーウィザード』のソラ(滝川空)/グレムリン(声)役などで注目を浴びてきており、今回はファンにとっても待望の1st写真集となる。

企画の原案からスタイリングイメージ、ページネーションに至るまで、前山自身が監修するという完全オリジナル・セルフプロデュースが成された写真集のテーマは「夢」。

インタビューも写真集への熱い想いを中心に、次なる「夢」の話などまで、たっぷりと語ってもらった。

取材・文 / 片桐ユウ 撮影 / 荻原大志

テーマは『夢』。セルフプロデュースで表現した念願の写真集

写真集の発売が決まったのはいつ頃でしたか?

けっこう最近の話だったんですよ。舞台『刀剣乱舞』の東京公演の後くらいだったかな? 今年中旬くらいにお話をいただいて、急ピッチで進みました。写真集を出すことはずっと憧れでしたし、やりたいことはイメージできていたので、舞台『刀剣乱舞』の大阪や福岡公演のホテルで「どんな風にしようかな」と夜な夜なプランを考えていました(笑)。

完全セルフプロデュースというのは、若手俳優さんの写真集では珍しいのでは?

確かに「意外といないよ」とは言われました。もちろんまわりの方からも意見をいただいたりはしましたけど、土台は自分で作りましたね。最初の打ち合わせの時に「こういうものを考えてきました」と出したら驚かれました(笑)。ページ割まで考えていたので、「そんな細かく考えてくれたんだ!?」って。27歳で1st写真集って遅い方だと思うんですよ。キッカケを逃してきていたなという想いもあって、本当に念願だったんです。

「もっと早くに」という気持ちもあった?

そうですね。でも20歳くらいのデビューしたての子が写真集を出すとなったら、やはりお任せになる場合が多いと思うんです。それもすごく魅力ですけど、僕はこの歳になったからこそ“念願”という言葉が使えるなと思っていて。自分なりに俳優として積み上げてきたものがあるから、「セルフプロデュース」で表現したいものもできたんだと思います。この歳での1st写真集というのも、ひとつの魅力かなと思っています。

テーマの「夢」はスッと決まった感じですか?

ずっと心のどこかにはあったものだったんですよね。写真集を出すことは自分自身の「夢」でもあったし、俳優自体が「夢」を与える仕事でもあるし。それに「夢」というテーマにすることで、「夢の中で自分が色々な自分に出会う」という役者としての表現もできるかなという。理由はたくさんあったので「コレだ!」という感じで決まりました。

その中の「夢の中で自分が色々な自分に出会う」は、まさしく紙面に表れていますね。様々な顔をした前山さんに出会える内容だと思いました。

そこはまさに表現したいところでした。スタートは白いパジャマ姿で、その次のページで黒い自分に出会って、和装なども入りつつ、段々と夢の中で汚れていったりとか……。かと思いきや、夢って日常っぽい場所に行ったりもするので、街中に出かけて行ったりも。表現の幅が制限されずにすごく楽しめましたし、人の色々な面を出せるテーマだったなとあらためて思います。人って明るい面もあれば暗い面もありますよね? 僕としては、見る人が「この前ちゃん(前山)は好きじゃない」と思うページがあってもいいと思っているんです。「でもコッチはすごく好き」って好き嫌いが分かれて全然いいと思うし、新しい一面を発見してくれたら嬉しいです。ページによって全然違うので、バラエティ豊かなところを楽しんでもらえたらいいなと思います。

中でも「コレは絶対にやりたかった!」という企画はどれでしたか?

最初の方の「白と黒の対比」は一番やりたかったことです。「夢」の代表的な感じで、白=純粋な自分が眠っていて、それから夢の中で色々な自分と出会っていくので。そこから一気に黒い衣裳を着たページになるんですけど、そのページのギャップを起点にすることで、他のページの構成もできていきました。白いパジャマを着た自分が汚れていくところや海に入るところもやりたかったことです。服と顔が汚れていく撮影は「この部分と、この辺りをこうやって……」と、自分で“汚し”をやったりしました。

前山剛久1st写真集「Dream of me.」(東京ニュース通信社刊)

かなりのこだわりを感じますが、元々凝り性?

仕事に関してはそうかもしれない。僕、学生時代に部活とかに熱中してこなかったんです。それがずっとコンプレックスで。まわりの子が熱くなっていたものを僕は持っていなかったなっていうトラウマめいたものがあったので、仕事を始めた時に「この仕事は熱意を持ってやっていこう」と決めて、舞台をやる時も「みんなで熱くなってひとつのものを作っていこう!」とやってきていたんです。だから写真集を作る時も凝りたかった。他の人が凝らないところまでやりたいと思ったところはありました。

確かに、カバー下の印刷なども珍しい作りだと思います。

掲載されているインタビューでもたくさん語らせていただいたのですが、語りきれなかった部分がここに載っています(笑)。写真もめちゃくちゃ枚数を撮っていただいたので、拾ってあげたいという写真を載せました。

この写真集は今まで応援してくれた方への感謝を込めて出すというのが大前提

全体も物語的というか、繊細に構成されているものを感じますね。

はい。実はつながっているので、衣裳などにも注目していただきたいです。見る人によって色々な感じ方ができるようになっています。通して見てみると、自分の役者人生が詰まったものにもなったかなと思います。最近は2.5次元作品で上品なイメージの役をやらせていただくことが多かったので、そのイメージしか知らない方には全く違う雰囲気のページで驚いてもらえたらいいなと思いますし、昔から応援してくれている方は自然体のショットを見て「これこそ前ちゃんだよね」と思うかもしれない。色々な人に楽しく見ていただけたら嬉しいです。街中のシーンは実際に行ける場所なので、読んだ方が後で巡って楽しめることもできると思います。

セルフプロデュースだからこそ、客観的に自分を見た時に「あ、自分ってこうだったんだ」と意外に思った部分、新たな発見をした面などはありましたか?

自分は、わりと「派手なのやりたい!!」ってタイプでした。本当に人の意見を聞かずに作っていたら、ド派手なモノになっていたと思います(笑)。打ち合わせの中で「自然体なのものも入れていこうよ」と言っていただいて。作る時に心掛けていたことなんですけど、まわりの方々の意見をちゃんと聞いて取り入れていきたいと思っていたんです。自分の意見ばかりにしたくなかった。この写真集は今まで応援してくれた方への感謝を込めて出すというのが大前提で自分の中であったので、「自分がコレをしたいから」だけで作るということは絶対にしないようにしていました。仕上がったページを見て、自然体のショットもいいなとあらためて思えたところです。

なるほど。この写真集でひとつ「夢」が叶ったかと思いますが、次なる「夢」はお持ちですか?

役者としてもっともっと表現の幅を広げていきたいです。それと、僕は歌も好きなので歌で何か表現することもやってみたいですね。作品で届ける表現と、自分から発信する表現があると思うんです。今回、写真集でやれたのは自分の表現なので、それを伸ばしてイベントやアーティスト活動で自分なりの表現をもっと強めていきたい。それによって作品への貢献度も上がってくると思うので。その2つを高めていくことがこれからの「夢」ですね。役者って、今は考えとかもすごく求められていると思うんです。昔と比べてSNSも盛んだし、役者の在り方が変わっている気がする。発言力や影響力、自分なりの表現力が必要だなと思うので、そこをもっと伸ばしていかなくてはいけないと思うし、今後の「夢」として大きく持っているものですね。

仰る通り、俳優さんも直に露出する部分というか、ご自身そのものが多くの方から見られる場所が増えてきたことに伴って、中身も求められるようになっている気がします。

そうなんです。すごくそれを感じますし、もっと磨いていかないといけないと思います。

前山剛久1st写真集「Dream of me.」(東京ニュース通信社刊)

写真集のテーマであることもそうですが、前山さんは「役者は夢を見せる仕事である」と、強く意識されているように思います。その信念はいつ頃からお持ちだったのですか?

僕もデビューしたての頃は自分の意見って持っていなかったんです。正直、いただいたお仕事をやっていくという感じでした。でも思い返してみると、今まわりで活躍している役者さんたちは、最初からちゃんと意見を持っていて発言をしていたなって。僕はそこが弱かったからダメだったなと思うところがあるんです。それでも続けてこられたのは何故だろうと途中で考えた時、応援してくださるお客様がいてくれたからだと気が付きました。それがなかったら、自分はもうやれていないわけなんですよ。だからその方々に対する感謝は「夢」を見せることだと立ち戻りましたし、すごく意識するようになりました。お客様の「夢」を壊さない。2.5次元の作品をさせていただくことも多いので、その時は原作リスペクトを必ずモットーとして持っています。

表現するというアウトプットのために、インプットで心掛けているものはありますか?

好きなものを好きなだけ、という感じです。ムダだと思える時間が意外と役に立つことがあるので。映画や漫画も見ますけど、最近はゲームをすることがインプットになっているかもしれない。ゲーム原作の舞台に出演する時に「原作ファンの方々は、これだけの時間をかけて追いかけているんだ!」と感じますし、ファンになる、オタクであるってすごく大事だなと思うキッカケになっています。最近はずっと『スパイダーマン』をプレイしていますね。今のゲームって臨場感がすごいんですよ! 今こうして部屋に居ても「ああ、あの窓の下に糸を引っ掛けられるな~」と想像してしまうんですけど、これも意外と芝居のイマジネーションに役立っていると思います(笑)。

前山剛久1st写真集「Dream of me.」(東京ニュース通信社刊)

最後にお客様へメッセージをお願いします!

応援してくださる方々のおかげでここにたどり着けました。みなさんの応援に負けじと、僕も写真集に情熱を込めて作ったので、その分の想いをお返しできたらと思っています。そしてこれからも応援してもらいたいですし、ここがゴールではなくて、この写真集で共通の話題を持ったところで、ここから一緒にまた歩んでいく「夢」のスタートになったらいいなと思います! ぜひ手にとっていただき、想いを感じていただけたら嬉しいです。

前山剛久

生年月日:1991年2月7日
出 身 地:大阪府
身 長:172cm

フォトギャラリー

前山剛久 1st写真集「Dream of me.」

発売日:2018年11月1日(木)
※一部、発売日が異なる地域ございます。
撮 影:宮坂浩見
定 価:本体 ¥2,800 +税
発売:東京ニュース通信社

イベント情報

『前山剛久1st写真集「Dream of me.」』発売記念 握手会&チェキ撮影会
開催日:2018年11月3日(土・祝)12:00~
会場:SHIBUYA TSUTAYA 6F BOOK売り場 特設会場
詳細はこちら(SHIBUYA TSUTAYA)

『前山剛久1st写真集「Dream of me.」』発売記念イベント
開催日:2018年11月4日(日)13:00~
会場:TSUTAYA EBISUBASHI
詳細はこちら(TSUTAYA EBISUBASHI)

舞台情報

舞台『妖怪アパートの幽雅な日常』
<紀伊国屋サザンシアター>
2019年1月11日(金)~27日(日)

舞台『機動戦士ガンダム00 -破壊による再生-』
<東京公演>日本青年館ホール
2019年2月15日(金)~18日(月)
<大阪公演>森ノ宮ピロティホール
2019年2月23日(土)~24日(日)

銀河鉄道999 劇場版公開40周年記念作品
舞台『銀河鉄道999』さよならメーテル~僕の永遠

<東京公演>明治座
2019年4月20日(土)~29日(月・祝)
<大阪公演>梅田芸術劇場メインホール
2019年5月10日(金)~12日(日)