Interview

『マクロスΔ』ゆかりの作家陣とともにソロでも良曲連発…“ふわふわ系”人気声優・安野希世乃、新作と初のラジオ番組を語る!

『マクロスΔ』ゆかりの作家陣とともにソロでも良曲連発…“ふわふわ系”人気声優・安野希世乃、新作と初のラジオ番組を語る!

『マクロスΔ』の戦術音楽ユニット・ワルキューレのカナメ・バッカニア役と音楽活動でも知られる声優・安野希世乃(やすのきよの)が、2ndミニアルバム『笑顔。』をリリース。今回の作品は「誰よりも幸せ」に歌った繊細さ溢れる楽曲から、「平均点は取りに行かない」という力強い楽曲まで、多彩な表情で歌いこなした。そんなレコーディングの様子から声優としての驚きの日常まで、じっくり語ってもらった。

取材・文 / 日詰明嘉


深夜ラジオのDJとして、聴いているみんなが美しい入眠ができるような番組を目指したい

10月より安野さんの初のラジオ番組「ふわふわな話をしようかな、どうしよっかな。」(FMヨコハマ・水曜深夜 1:30~2:00)が始まりましたね。

安野希世乃 FMヨコハマはパーソナリティを「DJ」と呼ぶのですが、そういう呼ばれ方をすることも新鮮ですし、自分で紹介して自分の曲が電波に乗っているということにも驚いています(笑)。

深夜のラジオですが、ご自身ではどんなところを意識されていますか?

安野 深夜ラジオだからある意味、日中の時間帯じゃ言えない話をしたり(笑)。そして聴いているみんなが美しい入眠ができるようなラジオを目指したいなという思いではいます。

安野さんは優しい感じのお声ですから、リスナーさんもきっと安心して入眠できることでしょうね。

安野 私の声にはもしかすると入眠効果があるのかなと子供の頃から思っていたんです。中学のときから親友に「希世乃と話してると眠くなる」とよく言われていて(笑)。それを活かせる場がやっと来たなと思っています(笑)。

安野さんのお話の面白さもいろいろ発揮されることでしょうね。

安野 いえいえ。修行の場として深夜の枠を使わせていただいています。あたふたしてるのが面白く聴こえているといいんですけど(笑)。

さて、そんな深夜ラジオでかけると心地良さそうな楽曲が並んだ、今回の2ndミニアルバム『笑顔。』です。

安野 そうですね。ラジオが始まって、自分の曲をかけられるようになって、改めて自分の曲の良さに気づきました。タイトルトラックの「笑顔。」も、すでにかけさせていただいたのですが、まさしくラジオ向きな楽曲だなと自分でも思いました。歌録りをするときも、「リラックスしたシーンで聴ける曲だね」みたいなことはプロデューサーさんと話していました。なので例えば、深夜、横浜をドライブしている人がカーステレオでこのラジオから流れる「笑顔。」を聴いてくれているかもしれないと思うと幸せな気持ちになりました。

このミニアルバムには今回も安野さんとご縁の深い作詞・作曲家さんが数多く提供されていますね。

安野 私が出演させていただいた『マクロスΔ』の戦術音楽ユニット、ワルキューレをプロデュースしてくださった福田(正夫)さんが担当してくださっているので、作詞・作曲家さんたちもその繋がりの方が半分くらい占めていますが、今回の特徴は、作詞がほぼ女性ばかりなんです。「ふわふわとしてる」のEPOさん、「笑顔。」の鈴木桃子さん、「かすかなかなしみ」の鈴木祥子さん、「嘆きの空」の成本智美さん「ロケットビート」の岩里祐穂さん、そして「ぼくのヴィーナス」は安野希世乃ということで。「Wonder Shot」の堂島孝平さんが“白一点”です(笑)。

EPOさん作詞の「ふわふわとしてる」は、まずとことん幸せに歌うことを心がけて

女性的な繊細さが随所に現れているんでしょうね。

安野 そうですね。繊細さについては私も思いました。「ふわふわとしてる」は、文字通りふわふわとしてる歌詞なぶん、解釈がすごく難解なんですよね。そんなに難しいことは全然言ってないのですが、今歌っているこの女の子の気持ちや、置かれている状況というのはどういうシチュエーションなんだろうって、歌う前にすごく考えましたね。

この子は、まだ好きな人に出会っていないふわふわした状態なんです。まだ会えてないけど、未来は広がっていて、絶対に会えると信じている。EPOさんからは「幸せになるためには、まず幸せを想像することが大切」と教えていただいて、それで繋がりました。最初はこの子が夢見がちすぎでちょっと不安に思っていたのですが、そうではなく、この気持ちを口にして歌うことこそが魔法なのであって、幸せを引き寄せたかったらふわふわとした幸せな気持ちに私はなるべし、だと。出会ってないから不安があるかもしれないけど、それを不安だと言ってはいけない歌なのかなって。

その幸せを表現するとき、安野さんとしてはどのようなことを意識されましたか?

安野 まず、とことん幸せに歌うことを心がけました。たとえば、落ち込んでいたり、暗い気持ちになっちゃっているときにこの歌を聴いたら、幸せを手に入れたかのような気持ちになるまで持っていけたらいいなと思いました。歌っている私が誰よりも幸せじゃないと、聴いてくれた人にこの歌詞の説得力が出ないと思ったので、そこに関しては最高にハッピーな気持ちで、ふわふわな手触りで歌うことに200%全力を尽くしました。録ってる最中はとりあえずご機嫌なやり取りを心がける。特に理由がなくても、「楽しい、ルンルン」みたいに自分を鼓舞して、「かわいいですね、楽しいですね、この曲!」ってベタ褒めしながら録るみたいな(笑)。

お仕事柄、言葉力っても大事ですものね。この曲の場合、まず自分自身がこの気持ちになることが大事だったということですね。

安野 こんなに聴き心地が良くて幸せな言葉ばかりが並ぶ歌を、私の歌としてうたわせてもらえるって本当に幸せ。天使のギフトだと思いました。

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