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『ASTRO BOT』VR初体験の感動を再び味わえる!

『ASTRO BOT』VR初体験の感動を再び味わえる!

PlayStation®VRを遊んだことがあるなら、「このロボット、どこかで見たことが……」と気づいたかもしれません。それもそのはず、本作『ASTRO BOT:RESCUE MISSION』は、2016年のPlayStation®VRの発売と同時に配信された『THE PLAYROOM VR』内に収録されている、『ロボットレスキュー』というミニゲームが原型となっているのです。ローンチタイトルとして無料配信された『THE PLAYROOM VR』は、無料とは思えないクオリティで、そのなかのコンテンツ『ロボットレスキュー』もたくさんのプレイヤーから高い評価を得ました。今作はそれをモチーフにし、一本の作品として仕上げているとのこと。筆者も『THE PLAYROOM VR』はお気に入りタイトルのひとつだったので今作にも期待を寄せており、体験版をプレイしたあと、「これは只者ではないぞ」と確信もしていたのですが、実際に製品版をプレイしてみると、その確信以上の面白さを体験できました。どうしてもスクリーンショットではVRの画面そのままの臨場感を表すことができませんが、できるだけプレイしたときの感動を伝えられるよう、動画も交えて紹介していきます。

文 / 内藤ハサミ


※記事の後半でアンケートを実施中です。ぜひご参加ください!

可愛いロボット“アストロ”と仲間探し!

冒頭に流れるストーリーには、文字やセリフは出てきません。奪われた仲間と宇宙船のパーツを探すために冒険をするという、子供から大人までがすぐに理解できるシンプルな筋書きが、わかりやすいムービーで展開されます。まずはその導入部分を紹介します。

▲アストロやボットたちが楽しく漂う宇宙空間。そこへ、唐突に謎の円盤が近づいてきました

▲円盤から出てきた生き物は、どうやらこのバイザーが気に入ったようです

▲そんな、ひどい! 無理やりバイザーを奪われてしまいました……

▲それぞれ全く違った個性の惑星を探索していきます

バイザーを無理やり引きはがされたときに弾き飛ばされ、行方知れずとなってしまった仲間“ボット”たち。彼らを助け出し、散り散りになった宇宙船アストロ号のパーツ取り戻すために、アストロと“プレイヤー”は、タッグを組んで5つの惑星に旅立ちます。惑星には、それぞれ4つのステージと1つのボスステージが用意されていて、すべて合わせると25ステージ。各ステージに8体ずつ存在する迷子のボットを救出し、ボスステージのクリアで取り返せる宇宙船のパーツを手に入れ、平和な毎日を取り返すのです!

“酔い”を感じにくい!

「“プレイヤー”とタッグ? プレイヤーはゲームの外側にいる私たちでは?」と思うでしょ? じつは、“プレイヤー”はゲームのなかにちゃんと巨大なロボットとして存在しているんです。その姿は、下を向いたときなどに部分的に視界に入ることもありますが、ときどきステージに配置されているモニタで全身を見ることができます。混乱するかもしれませんが、私たちプレイヤーとアストロの“プレイヤー”の認識をお間違えないように。

▲これがゲーム内の“プレイヤー”。VRヘッドセットをかぶり、アストロを操るコントローラーを持っている、アストロの仲間であるロボットです。海のステージなので、ワカメとシュノーケルをくっつけています。シュノーケル……必要?

プレイヤーは、このロボットの“プレイヤー”と同じ視点でゲームを進めていくことになります。モニタに映った“プレイヤー”とプレイヤーの動きは同期しているので、自分が首を傾げれば、モニタに移ったロボットも同じ動きをします。これが、自分の動きだとは思えないくらい可愛いんです。頭を振ってみたり、クネクネしてみたり。モニタのまえで可愛いロボットになりきること数分、ハッと我に返る筆者でした……。

▲このまるっとした可愛らしいアストロと、彼を操る“プレイヤー”が力を合わせ、ステージを攻略していきます

ところで、皆さんは“VR酔い”しますか? 酔いが邪魔をしてコンテンツを楽しめずにいる方、わりといるのではないでしょうか。実は筆者も激しい乗り物酔い体質。VRゲームでも高確率で酔ってしまい、どんなに面白くて熱中できるゲームでも、酔いが邪魔をして10分ごとに休憩……となりがちです。しかし、このゲームにおいては、長時間のプレイで目が多少疲れることはあっても(公式では長時間の連続使用は避け、1時間ごとに15分程度の休憩を取ることを推奨)、今のところ酔いを感じたことはありません。それは、自分の視点がステージ中をとびまわるアストロ側ではなく、アストロを追う“プレイヤー”側にあるからなのです。自分が予期しない視点の移動、足場のぐらつきなどは酔いに繋がりますが、ロボットは基本的に一定の高度を保ちながらまっすぐ進み、酔いにくいように設計されています。

▲ロボットの“プレイヤー”は、浮遊しながらステージを直進。アストロは、ステージのあちこちを縦横無尽に飛び回ります!

しかし、“プレイヤー”は、安定した視点確保のためだけに存在するわけではありません。“プレイヤー”も自分の体を使って、しっかり攻略に参加していく役目があるのです。気になる内容については、ステージ攻略の紹介をしながら、次の項で説明します。

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