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『ASTRO BOT』VR初体験の感動を再び味わえる!

『ASTRO BOT』VR初体験の感動を再び味わえる!

驚きがいっぱいのステージ

5つある惑星に5つずつ用意されているステージは、実際にプレイしてみると360度の視界すべてを余すことなく使った設計で圧倒されるでしょう。ときには後ろを向いて、ときには崖の下やパーテーションの裏をのぞき込んで……。最初は座ってプレイしていた筆者、途中から中腰になり、最後は自然に立ち上がってプレイしていました。

この動画は序盤のステージです。ロープや鉄骨など、狭い足場を渡りながら仲間のボットを助けていきます。実際VRヘッドセットを付けてゲーム内に入っていくと、自分の周りにロープ、鉄骨、岩、木々などのオブジェクトが散りばめられ、そのなかを縫って進んでいく大冒険の感覚を味わえます。

とてもシンプルな操作は、直感的で覚えやすいです。ジャンプは×ボタン、ジャンプ中に×ボタンを長押しすると、足の裏からレーザーを吹き出してホバリング。このホバリングの感覚は実に気持ちいいので、特に必要もないのにホバリング移動をしまくってしまいます。この吹き出すレーザーは敵に当てて倒すこともできますし、小さい足場に移動するときは着地ポイントを確認するのにも使えるという、大変便利なものです。

▲ホバリングは基本中の基本となるアクションで、これを使わないと切り抜けられない場面は多いです

敵に攻撃したり、ギミックを押したりするときに使うパンチは□ボタン。長押しして力を溜めれば、アストロがコマのように回りながら周囲を攻撃する技が発動。これは特定の敵を倒すことに使えますし、たくさんの敵が集まっているところで使い、敵を一気に蹴散らすのも楽しいです。基本はたった2つのこのアクションだけでステージを攻略していきます。シンプル操作はハードルを下げ、多くのプレイヤーを楽しませてくれます。

▲このマークは何でしょう?

さて、本作はアストロのアクションのほかにもプレイヤーが操作する部分があります。それは先ほど少し触れた、ロボットの“プレイヤー”の操作です。“プレイヤー”ができることは、大きく分けて2つ。“プレイヤー”の体を動かして行う体当たり&避けのアクション、それから特定の箇所で登場するコントローラーガジェットの操作です。上のスクリーンショットにあるようなトゲトゲのマークは、“プレイヤー”自身が頭突きをして壊せる障害物。思い切ってドーン! と体当たりすれば、打ち付けてある板が粉々にふっとび道が開け、すっきり爽快です。このほかにも、ボールをヘディングしたり、大砲を避けたりなど、“プレイヤー”自身が頭を動かして行う操作が数種類あります。ほとんどはアストロの進路を作ることや敵を倒すアシストの役目ですが、ときには直接敵を倒せる場合もあり、いろいろな使いかたを試したくなるツール。どれも直感で使いこなせるアクションになっていますが、しばらくまごついているとガイドモニターが出てきて使いかたを教えてくれる親切設計です。

▲実は、敵は“プレイヤー”も攻撃対象にしてくる場合があります。“プレイヤー”が攻撃を受けてもミスにはなりませんが、モニタ画面が一時的にひび割れたり、VRヘッドセットが粘液まみれになって視界が悪くなったりします

▲愛嬌のある、ガジェットが収められた箱の顔。実際の動きも可愛らしいんです

フックショット、手裏剣、水鉄砲など、数種類あるコントローラーガジェットは、すべてタッチパッドで使用できます。ステージに設置してある箱の溝に、持っているコントローラーの位置をピッタリ合わせることで箱が開き、ステージごとに特定のガジェットが支給されます。自分でガジェットを選べるわけではありません。さまざまなガジェットの使い道はひとつではなく、例えばフックショットなら取っ手が付いた壁にフックを引っ掛けて壊したり、少し離れた足場に引っ掛けたロープの上をアストロに渡らせたりと、必ず複数の使用法があります。「どうすれば、このガジェットを有効に利用できるだろう?」と試行錯誤するのがまた楽しいのです。特に水鉄砲は、ただ放水しているだけで本当に庭に水を撒いているような満足感が得られてしまうくらい、操作自体がリアルで気持ちいい……。鏡に向かって無心にロボットになりきった数分に続き、またしても無心に放水すること数分、ハッと我に返る筆者でした……。

こちらは、コントローラーガジェットの手裏剣でアストロを支援しながら進むステージの動画。リズミカルに進むアストロを操りながら、その行く先を手裏剣で作ってあげるという、忙しくも楽しい場面です。暗いステージだからこそ、煌く光がきれいです。

▲ん? これはカメレオン……? このように少し見にくいところに隠れているので、よく探しましょう!

各ステージ内に1匹ずつ隠れているスペースカメレオンを見つけ、プレイヤーがじっと見つめ続けることで、クリアまでのタイムを競う“チャレンジステージ”がプレイできるようになります。チャレンジステージは本編には関係なく、独自のコースでクリアタイムを競うコンテンツ。やり込み甲斐があるので、ぜひ積極的にスペースカメレオンを見つけましょう!

さあ、4つのステージをクリアしたら、5つ目のステージはボスバトルです。とにかく本作のボスは大きい! VRの画面で見ると、本当に巨大な生き物に襲われているようで、めちゃくちゃ迫力があります。

▲この大きさ! 歯ひとつだけでアストロの5倍はあります

各ステージのボスは、攻略法もさまざま。最初はどうやって攻撃していいかわからないかもしれませんが、今までステージ攻略に使った技やコントローラーガジェットの応用で、必ず勝てるようになっています。よーくボスのデザインを観察すれば、意外と親切なヒントが見えてきます。ボスまでたどり着けるくらいの腕前があれば、攻略法がわからずに詰まってしまう、ということは起こりにくいでしょう。個人的に好きなのは、スクリーンショットで戦っているボス、ジャイアントゴリラです。このボスは、強靭な歯をどうにかしてつぶさないといけないのですが、一度クリアしたあともたびたび足を運んで倒してしまうほど、その方法が病みつきになるんです。このステージは体験版でもプレイできるので、気になった方はぜひ実際にその爽快感を味わってみてください。きっと、他のステージも気になってしまうはずです。

「VRの世界でリアルな3Dアクションを楽しみたい」。今までに、この願いに応えるコンセプトのゲームはいくらでもあったはずです。ですが、『ASTRO BOT:RESCUE MISSION』は、その精度が段違いであると感じます。実際の動きとVR世界の誤差が最小限に抑えられ、その世界にプレイヤーが入っていけるリアルな感覚を確かな技術で作り上げた、現時点では最上級のリアリティを持つゲームなのではないでしょうか。「ぜひ多くの人に体験してほしい!」、さらに言えば「PlayStation®VRを持っている人は、ひとまず全員プレイしてみてほしい!」と前のめりになるくらい、筆者は入れ込んでいます。無料で遊べる体験版も配信されており、ダウンロードするだけでカスタムテーマやサントラがもらえます。気になる方は是非体験版からでも挑戦してみてください。

さて次回は、面白さやリアルさを支えるグラフィックの表現などを中心に分析し、紹介したいと思います。

フォトギャラリー

■タイトル:ASTRO BOT:RESCUE MISSION
■メーカー:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
■対応ハード:PlayStation®4 ※PlayStation®VR 必須
■ジャンル:アクション(VR プラットフォーマー)
■発売日:発売中(2018年10月4日)
■価格:パッケージ版 4,900 円+税、ダウンロード版 5,292 円(税込)

ASTRO BOT: RESCUE MISSION

PlayStation®VRおよびPlayStation®Cameraが必要です。


『ASTRO BOT:RESCUE MISSION』オフィシャルサイト

©2018 Sony Interactive Entertainment Inc.


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