『機動戦士ガンダムNT』公開記念特集  vol. 4

Interview

『機動戦士ガンダムNT』が示す“ニュータイプ神話の行き着く先”とは何か? ガンダム制作の継承者たちが語った苦悩と希望

『機動戦士ガンダムNT』が示す“ニュータイプ神話の行き着く先”とは何か? ガンダム制作の継承者たちが語った苦悩と希望

『機動戦士ガンダムNT』制作現場フォトレポート

今回は『機動戦士ガンダムNT』のクリエイターインタビューとともに、作業のまっただ中となっていたサンライズの制作現場に潜入。『機動戦士ガンダムUC』や『機動戦士ガンダム サンダーボルト』を生みだしてきたサンライズ第1スタジオ、これまで原則としてメディアには公開されてこなかったというガンダム制作の最前線をフォトレポートという形でお届けする。

スタジオ内に積み上げられている『機動戦士ガンダムNT』カット袋。ちなみに公開の1か月ほど前に行われた本誌取材時の進捗については「50%くらい……かな?」(吉沢監督)とのこと。(その数値の表現はともかく)制作はかなりギリギリまで時間をかけて行われていたようだ。

スタジオのメインストリート脇の棚にはガンダムシリーズ過去作品の設定資料がずらり。

『機動戦士ガンダムNT』設定ファイルより。ここには基本的な作画資料がきれいにファイリングされ、まとめられている。

制作中に随時アップデートされていく最新作画資料(作画監督修正)は、設定資料集とは別にファイリング。作画監督の指示が細かく書き込まれている。こうしてキャラクターに命が吹き込まれていくのだ。

早めの時間帯の取材だったためか、作業ブースはまだ閑散としている様子。

設定資料には用意されていない、影付け指示をベテランアニメーターが急遽作成。こうした臨機応変な対応もアニメ制作においては日常茶飯事だ。

色指定チームの作業環境を初公開。カラーキャリブレーションが施された業務用モニタで正確な発色を確かめた上で、一般的な液晶テレビでの表示も確認している。

制作佳境のCGチーム。手描きモビルスーツへのこだわりが話題になることも多いサンライズ第1スタジオだが、適材適所でCGを効果的に活用している。

『機動戦士ガンダムNT』冒頭シーンで飛び交うカモメは全てCGで作成。後に手描きのキャラクターや背景などと合成することで完成させる。

背景やモビルスーツのレイアウトを決定する際にもCGを活用。正確な位置関係・サイズ感を確認できるのがCGならではのメリットだ。

もはや手描きを越えるクオリティ? 吉沢監督がこだわったフェネクスの飛行シーンはCG技術なしには実現しえなかっただろう。

フォトギャラリー

映画『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』

2018年11月30日(金)全国ロードショー

【あらすじ】
U.C.0097――。
『ラプラスの箱』が、『ラプラス事変』と呼ばれた争乱の結果として世に示されて一年が経過した。だが、ニュータイプの存在とその権利に言及した『箱』=『宇宙世紀憲章』の存在が明かされても、世界の枠組みに大きな変化はなかった。一方、『ラプラス事変』において、ネオ・ジオン残党軍『袖付き』は一時的に瓦解し、活動は停滞。
また、争乱における主役となった“ユニコーンガンダム”と呼ばれる2機のモビルスーツは、人智の及ばぬ能力を発揮したことで危険視され、秘密裏に封印されていた。
しかし、2年前に消息不明となり、歴史から抹消されていたRX-0 ユニコーンガンダム3号機が、地球圏に再びその姿を見せる。“フェネクス”と称されるその機体を巡り、再び動き出す人々。フェネクス争奪戦には、地球連邦軍や『袖付き』だけでなく、アナハイム・エレクトロニクス社とも関連の深い大企業、ルオ商会も介入する。
新たなモビルスーツ「ナラティブガンダム」を投入した彼らの真の目的とは……。

【キャスト】
ヨナ・バシュタ:榎木淳弥
ミシェル・ルオ:村中 知
リタ・ベルナル:松浦愛弓
ゾルタン・アッカネン:梅原裕一郎
ミネバ・ラオ・ザビ:藤村 歩
ブリック・テクラート:古川 慎
マーサ・ビスト・カーバイン:塩田朋子
モナハン・バハロ:てらそままさき
イアゴ・ハーカナ:中井和哉
アバーエフ:山路和弘
フランソン:星野貴紀
アマージャ:佐藤せつじ
タマン:駒田 航
デラオ:荒井勇樹
パベル:島田岳洋
マウリ:玉野井直樹
ヨナ(8歳):中村文徳
ミシェル(8歳):横溝菜帆

【スタッフ】
企画・制作:サンライズ
原作:矢立 肇、富野由悠季
監督:吉沢俊一
脚本:福井晴敏
メインキャラクター原案:高橋久美子
キャラクターデザイン:金 世俊
メカニカルデザイン:カトキハジメ、小松英司
色彩設計:すずきたかこ
CGディレクター:藤江智洋
ディスプレイデザイン:佐山善則
美術監督:丸山由紀子、峯田佳実
特殊効果ディレクター:谷口久美子
撮影監督:脇 顯太朗
編集:今井大介
音響監督:木村絵理子
音楽:澤野弘之
アニメーション制作:サンライズ
配給:松竹

© 創通・サンライズ

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