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斬劇『戦国BASARA』“紅”が開幕! 松村龍之介「誇りを胸に全13公演を駆け抜ける!」、卒業の中尾拳也は「新たなBASARAに期待!」

斬劇『戦国BASARA』“紅”が開幕! 松村龍之介「誇りを胸に全13公演を駆け抜ける!」、卒業の中尾拳也は「新たなBASARAに期待!」

「斬劇『戦国BASARA』蒼紅乱世『紅』未来への誇り」が、2018年12月7日に東京・オルタナティブシアターで開幕した。CAPCOMの大人気アクションゲーム『戦国BASARA』の舞台化第15作目となる本作は、シリーズ初の“蒼紅”二作連続上演! “『紅』未来への誇り”“『蒼』THE PRIDE”と題し、完全オリジナルストーリーで「誇り」を懸ける武将たちの姿や、戦いの中で生まれる新たな絆を描く。また、キャストとストーリーはそのままに、「笑い」に特化したオリジナル演目“笑劇(しょうげき)”を各公演とも2公演限定で上演。既に公演チケットは完売しているが、来年6月末に発売予定のDVDには「笑劇」の全編が特典映像として収録されるとのことだ。 (※『紅』と『蒼』のDVD内で、それぞれの「笑劇」公演を収録)

取材・文・撮影 / 近藤明子

『蒼』にいいバトンを渡せるよう、全13公演を全力で駆け抜ける

ゲネプロ前にはフォトセッションが行われ、“『紅』未来への誇り”に登場する8武将を演じるキャストと、構成・演出・映像のヨリコジュン、企画・原作監修の小林裕幸(CAPCOM)が登壇し、公演に向けての意気込みを語った。

主演、真田幸村 役の松村龍之介は、「今回は『紅』『蒼』と2作品に分かれての上演になります。僕らが先陣を切らせていただくということで、この『紅』という作品が『蒼』にいいバトンを渡せるよう、全13公演を全力で駆け抜けて行きます!」と、自信に満ちた表情で力強くコメント。

今回の公演をもって卒業が発表された徳川家康 役の中尾拳也も「今、のすけ(=松村)が言ったように、約1カ月という長期に渡って『紅』と『蒼』の2つの公演が連続上演されるという『戦国BASARA』としても新しい試みとなっています。稽古から新鮮な気持ちで臨むことができました。皆様にも新たな『戦国BASARA』を楽しんでいただければと思います」と、斬劇『戦国BASARA』の新たな可能性をアピール。

長曾我部元親 役の白又敦は、「僕ら『紅』は、日々稽古の中で『蒼』のことを意識しながら作品を作ってきたので、そういった意味でもお互いに切磋琢磨して作れたのではないかと思っています」と、2作連続上演に向けての意気込みを語った。

両ルートに登場する山中鹿之介 役の橘龍丸は、「それぞれにとても面白い部分や見どころがいっぱいあります。皆さんとともに。この斬劇『戦国BASARA』をもっともっと盛り上げていけるように頑張ります。よろしくお願いします!」と、重責に引き締まった表情を見せ、今回が初登場となる宮本武蔵 役・西野太盛は「宮本武蔵らしく、がむしゃらに、全力で頑張っていきたいので応援よろしくお願いします!」と初々しい挨拶で場を和ませた。

「今回はキャストが8名と少ない人数ですが、とてもバランスの良い座組になったと思います」と語ったのは、黒田官兵衛 役の伊藤裕一。「相手のことを尊重し、各自がアイデアも出し合うなど、とても“聞く耳を持つことができる座組”になったのは、座長の松村龍之介くんが作る空気感なのかなと思っています」と言葉を続け、松村と顔を見合わせニッコリ。また、登壇の前に舞台袖で演出のヨリコジュンと「今回、面白いよね」と言葉を交わしたエピソードを語るなど、本作に向けての自信ものぞかせた。

2011年10月に上演された舞台『戦国BASARA 3』から7年にわたって毛利元就 役を演じてきた小谷嘉一は、「今回の『紅』で初めて龍之介が(単独で)座長を務め、しかも150公演目を迎えるということで、本当に記念すべき公演になったと思います。そして今公演で初めて「笑劇」というものが加わり、また新しい『戦国BASARA』をお見せできるのではと思っています。僕も7年目にしてまだ新人の感覚でやっていますが(苦笑)、この作品もぜひともよろしくお願いいたします!」と、長年作品とかかわってきた小谷ならではのカンパニーを思いやるコメントに胸が熱くなった。

前回の「斬劇『戦国BASARA』第六天魔王」が本シリーズ初参加ながら、強烈なインパクトを残した明智光秀/天海 役の瀬戸祐介は「公演全体のことは先輩方がいろいろ話してくださったので個人的なことを言いますと、今回は“その後の光秀”がちょっと描かれています。“何のその後”かは、実際に観て確認していただきたいのですが、光秀がひとつの答えを出すので、そこに注目して僕自身も演じていきたいし、皆様に観ていただきたいなと思います」と語り、初日向けて熱い思いを語った。

続いて構成・演出・映像のヨリコジュンが「本編の中に「ライバル」というセリフがありますが、まさに『紅』も『蒼』も良きライバルとしてお互いに高め合って、稽古を進めてきました。一生懸命ディスカッションしながら作ってきたので、楽しんでいただければと思っています」とコメントし、企画・原作監修のCAPCOM小林裕幸も「今回、新しい試みとして二本連続上演というちょっと無謀なチャレンジをしています。演出のヨリコさんに大変な負荷をかけ、『紅』『蒼』共通に出演する龍丸くんは(蒼の)稽古と(紅の)本番を繰り返すという過酷な状況になっています。さらにヨリコさんのアイデアで“笑劇”も加わり、それもキャストの皆さんの負荷になっています(苦笑)。“笑劇”は2日間しかやらないのですが、時間を割いて面白い演出をつけていただき、キャストの皆さんのアドリブも効いて大変面白いものになっています。紅・蒼・笑劇、全ての公演を観ることはできないかもしれませんが、DVDも出るので観られない方はぜひDVDで確認していただければと思っています。『紅』チームと『蒼』チーム、いい意味で刺激し合いながら(「蒼紅乱世」という)ひとつの大きな物語が描かれます。真田幸村を主人公に、良い話ができていますので、皆様よろしくお願いいたします」と、新作公演への期待を語った。

キャスト陣の“熱”がダイレクトに伝わってくる

その後ゲネプロが公開され、第六天魔王・織田信長が腹心である明智光秀の裏切りにより「本能寺の変」で討死した後の群雄割拠の乱世が舞台上に描かれる。 勢いにのって一気に勢力を全国へと広げる覇王・豊臣秀吉。信長を討った明智光秀は、豊臣に敗れ「天海」として生まれ変わる。

豊臣軍を離脱した徳川家康と、後藤又兵衛を助ける為に家康を追撃する黒田官兵衛。瀬戸内・海戦にて豊臣方・毛利元就の強襲を受ける長曾我部元親。行方不明の主君・尼子晴久を探す山中鹿之介は、旅の途中で戦国最強の敵を求めて意気込む宮本武蔵が出会い……。そんな中、真田幸村はライバルである政宗の事を思い、いつの日かの戦いを夢見て、未来を語るのだった――。

オルタナティブシアターは客席とステージの距離が近く、さらに通路を使った演出も多いため、キャスト陣の“熱”がダイレクトに伝わってくる今回の舞台。 好敵手への想い、己の選択が果たして正しいのか苦悩する各武将の表情など、ひとつひとつのシーンが丁寧に描かれ、物語の中へ一気に引き込まれていく。 『紅』は素手で戦う徳川家康以外は、ニ槍(真田幸村)、碇槍(長曾我部元親)、輪刀(毛利元就)、鉄球(黒田官兵衛)、錫杖鎌(明智光秀/天海)などの大型武器を軽々と操り、連結棍棒(山中鹿之助)、櫂(宮本武蔵)といった特殊武器を使った殺陣もスピーディーで迫力満点!

そして戦いの中でパンプアップしていく腕の筋肉がライトに照らされる様子など、日々の鍛錬の中で作り上げた各キャストの肉体は惚れ惚れするほど美しく輝いていた。

“友情と裏切り”“戦いの中で気づいた己が求める未来”といったシリアス展開が根底にありながら、真田道場のシーンでは“笑劇”の布石のようなアドリブを盛り込んでくるキャストに、思わず素で吹き出してしまうという一幕も。

今作では『紅』と『蒼』の2ルートが同時進行で物語を紡いでいくが、ストーリーの中でもう一方のルートの動きの説明があったり、回想の映像で心情が交錯するシーンも度々出てくるので、両方観られるラッキーな人はパズルを完成させるように2ルートの時系列を当てはめながら観ていくと、より楽しさが増すことだろう。

「斬劇『戦国BASARA』蒼紅乱世『紅』未来への誇り」は、12月16日(日)まで有楽町 オルタナティブシアターにて上演。その後、同劇場にて「斬劇『戦国BASARA』蒼紅乱世『蒼』THE PRIDE」が12月21日(金)から12月30日(日)まで上演される。

アフタートークの開催日や当日券など、公演に関する情報は公式サイトおよび公式ツイッターをチェック!

斬劇『戦国BASARA』蒼紅乱世 『紅』未来への誇り

12月7日(金)~12月16日(日) オルタナティブシアター

原作:CAPCOM(「戦国BASARA」シリーズ)
構成・演出・映像:ヨリコジュン
企画・原作監修:小林裕幸(CAPCOM)、山本真(CAPCOM)
シナリオ協力:松野 出
出演
真田幸村:松村龍之介

徳川家康:中尾拳也
長曾我部元親:白又 敦
山中鹿之介:橘 龍丸

黒田官兵衛:伊藤裕一

毛利元就:小谷嘉一
宮本武蔵:西野太盛

明智光秀/天海:瀬戸祐介

映像出演:眞嶋秀斗、沖野晃司

田沼ジョージ、小笠原祐太、上島純也、渡井瑠耶、篠崎淳志、松山裕樹

斬劇『戦国BASARA』蒼紅乱世 『蒼』THE PRIDE

12月21日(金)~12月30日(日) オルタナティブシアター

原作:CAPCOM(「戦国BASARA」シリーズ)
構成・演出・映像:ヨリコジュン
企画・原作監修:小林裕幸(CAPCOM)、山本真(CAPCOM)
シナリオ協力:松野 出
出演
伊達政宗:眞嶋秀斗

石田三成:沖野晃司
前田慶次:伊阪達也
山中鹿之介:橘 龍丸

後藤又兵衛:汐崎アイル

最上義光:寺山武志
竹中半兵衛:末野卓磨

豊臣秀吉:佐々木崇

映像出演:松村龍之介、中尾拳也

伊与田良彦、小川裕慈、林 宏樹、高木俊輔、安藤佳祐、井上 翔

オフィシャルサイト
https://www.basara-st.com
オフィシャルTwitter
@BASARA_st
オフィシャルFacebook
@basara.stage

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