Interview

BiSH 「GOD EATER 3」の世界観を反映した壮大で疾走感のある世界。3人のメンバーが語る、“圧倒的なBiSH”を見せた作品の内容とは。

BiSH 「GOD EATER 3」の世界観を反映した壮大で疾走感のある世界。3人のメンバーが語る、“圧倒的なBiSH”を見せた作品の内容とは。

12月5日に、新作「stereo future」をリリースした、BiSH。オープニングテーマとなっているゲーム『GOD EATER 3』の世界観ともリンクした、切なさと前向きな思いを内包した歌詞、ストリングスが響く壮大かつ疾走感あふれる楽曲となっている。新作の聴きどころ、12月22日に幕張メッセで行われるグループ最大規模のワンマンライブへの意気込みなどを、モモコグミカンパニー、ハシヤスメ・アツコ、アユニ・Dに語ってもらった。

取材・文 / 土屋恵介 撮影 / 持田 薫

ゲームの世界観とBiSHらしさがいい感じで合わさった、新しいBiSHを聴ける曲だと思います(モモコグミカンパニー)

「stereo future」の楽曲の印象から聞かせてください。

アユニ・D 曲の世界観も、壮大で疾走感があるなって。壮大だけど、BiSHらしさもちゃんとあるかっこいい曲になってます。

モモコグミカンパニー ゲーム『GOD EATER 3』のオープニングテーマになっていて、ゲームの世界観がすごく反映されてる曲なんです。ゲームの世界観とBiSHらしさがいい感じで合わさった、新しいBiSHを聴ける曲だと思います。

ハシヤスメ・アツコ 曲自体は勢いもあって、でも歌詞がどこか切なくて、抜け出そうとか、走り続けなきゃとかBiSHらしいワードがちりばめられてるんです。BiSHは、この1年間いろんなことに挑戦したので、それを受けての2018年の最後を締めくくるシングルになったと思います。

BiSHサウンドの武器のひとつでもある、ストリングスの音が今回さらにインパクトあるものになりましたね。

アユニ・D デモの段階からストリングスも仮歌詞も入ってたんですけど、衝撃でした。

モモコグミカンパニー 以前の「プロミスザスター」もストリングスが結構すごかったんですけど、それを上回って来たな、BiSHを更新したなって思いました。

ちなみに、ゲーム『GOD EATER』はどんな内容ですか。

モモコグミカンパニー 孤独に戦う戦士ってイメージなんです。なので、今回の私たちの衣装も戦士っぽくなってるんですよ。戦士だけど、でも戦うだけじゃなくてドラマもあって、それが曲の世界観と合ってますね。

見守るタイプはBiSHにいないと思うので今回自分はそこかなと思いました(ハシヤスメ・アツコ)

では、歌の面でどんな部分にこだわりましたか。

アユニ・D 命削ってる感じで、ABメロは切なく孤独さをイメージして歌って、サビは激しい戦いのシーンを想像して歌いました。

モモコグミカンパニー 曲を初めて聴いたときに、熱いけど冷たい感じもして色的にはグレーな感じがしたんです。かっこいいクールな感じで歌おうと意識しました。

ハシヤスメ・アツコ 私は『GOD EATER』のオープニングになるということで、包み込むような感じを意識しました。応援してる人というか、見守る、応援してますよってイメージで。それぞれ戦士となって戦うみたいに、歌でもいろんなポジションがあるので、見守るタイプはBiSHにいないと思うので今回自分はそこかなと思いました。

印象深い歌詞のフレーズは?

モモコグミカンパニー “別の表現を僕にくれよ”っていうのをサビに持ってくるんだって思いました。例えば、学校とか社会で生活してて、成績とか点数とかで測られるじゃないですか。BiSHでやってても、そういうことを感じたりもするんです。歌とダンスだけじゃなく、他の表現の方法はあるんじゃないかとか。なので、そこは普段生活をしてる方も共感できる人もいるんじゃないかなって。人に評価されるものだけが全てじゃなくて、ほんとに自分のやりたいことで自分を表現する人が増えればいいなと思います。

アユニ・D 私が歌ってるんですけど、“壊れてく元に戻らない 鋼の心臓を僕にchase by chase”ってところです。私も心がもろいので、ほんとに鋼の心臓をくれって思いながら歌ってるんです。きっと、日常生活でも共感する人は多いと思うなって。

ハシヤスメ・アツコ やっぱり、私はサビが好きですね。“走り続けなくちゃ 何も変わらなくたって 愛を証明しよう”とか“約束されぬ彼方”“まだ見ぬ光たち、その夢の先まで”とかゴールが見えてない感じがするしBiSHとも重なるなって。BiSHって、いろんな目標や乗り越えなきゃいけない壁がいっぱいあるんですけど、目標が光だとすると、その夢の先まで行かなきゃいけなかったり、それが何かまだわからなかったりするし。振り付けもそういう感じがすごい出てるんです。

今回の「stereo future」は、圧倒的なBiSHを見せるのがスタッフ含めたチームとしてのテーマになっていたので、今まで以上のものが振りにも入ってるんです(アユニ・D)

アイナさんが振り付けしたダンスは、かなり激しいものとなっているそうですが。

ハシヤスメ・アツコ BiSH史上、最大に難しいと言われてるヤツです。

モモコグミカンパニー 今までBiSHって、サビの振り付けは一緒にライブで踊れるものが多かったんです。でも、今回は真似するのが難しいんです。そのぶん、私たちがお客さんに見せていくというか、感情を入れやすい振り付けになってますね。お客さんが見て何かを感じていただけるか、っていうのが楽しめる振りになってます。

アユニ・D アイナちゃんは、ダンスのスキルが私たち5人とは差があるので、今までは私たちに合った振り付けを考えてくれてたんです。今回の「stereo future」は、圧倒的なBiSHを見せるのがスタッフ含めたチームとしてのテーマになっていたので、今まで以上のものが振りにも入ってるんです。一番最後に、モモカンとリンリンが2人で難しいユニゾンのダンスを踊ってるんですけど、そういうのも初めてでした。そこでも、今までにない圧倒的なBiSHを見せているので、ライブで見入ると思います。

ハシヤスメ・アツコ 私、この振り付けがすごい好きです。最後の“わからないものでも”ってところの私の立ち位置が、ステージの後ろの方の0番(舞台のセンター)なんです。だから、5人が全員見えるんです。メンバーの熱量とか感情が前からビンビン伝わってくるから、自分も負けないようにって思うし、踊っててすごく感情移入しますね。

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