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色違いポケモンに興奮!『ポケモン ピカ・ブイ』進化は至れり尽くせりで満足!

色違いポケモンに興奮!『ポケモン ピカ・ブイ』進化は至れり尽くせりで満足!

1998年に発売された『ポケットモンスター ピカチュウ』をベースとしつつ、最新ハードのNintendo Switch用に進化して甦った『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』。前回の記事では、どれだけ本作の間口が広がっていて、ビギナーにも遊びやすくなっているかということを語りました。今回はそれだけにとどまらない、もっと細かい魅力や変更点について触れてみたいと思います。

文 / 忍者増田


相棒ポケモンは主人公といつも一緒!

『ポケットモンスター』シリーズの最新作、『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』はその名のとおり、前者ではピカチュウが、後者ではイーブイが主人公の“相棒”ポケモンとして登場します。この相棒2匹が、ただの手持ちポケモンとは違った活躍を見せてくれるのが、今作の大きな特徴です。
まず相棒は、いつも主人公の肩や頭に乗って一緒に行動します。この主人公にくっついて離れない感じが、とても愛くるしいのです。相棒は、服の着せ替えや髪型の変更をすることも可能。服や髪型を変えると、フィールドでもバトルでもその姿で登場しますので、より愛着が湧くこと請け合いです。ぜひ自分だけの可愛らしい姿に相棒をコーディネートしてみてください。

▲物語が進むにつれて、相棒ポケモンにさまざまな服を着せられるようになる

フィールド上で相棒の体をなでたり“きのみ”をあげたりすると、笑ったり跳ねたりなど喜びのリアクションを見せ、主人公との絆が深まります。相棒と主人公の絆が深まると、“バトルで技を急所に当てる”、“相手の技をよける”、“主人公にプレゼントをくれる”など、いろいろな“いいこと”が起こります。たくさん触れ合えば触れ合うほど相棒との絆はより深まり、起こることも増えていきます。体をなでられてキャッキャと喜んでいる相棒の姿を見ているだけで癒されるのに、この触れ合いがバトルでの窮地を救ってくれたりするのですから、可愛がらない手はありません。バトルで使った技が相手の急所に当たり、「ほめてもらおうと 狙って 技を 急所に当てた!」なんてメッセージが出ると、その健気さに思わず相棒を抱きしめてあげたくなります。

▲主人公に体をなでられ、ゴキゲンな相棒ポケモン

このように、いつも主人公と一緒にいたり、体をなでることで喜んだり、着せ替えや髪型を変えることができたり、プレゼントをくれたりと、相棒は主人公に対して多彩な姿や行動を見せてくれます。ほかのポケモンたちに比べ、より主人公とともに冒険してる感が強いのが、彼ら相棒ポケモンなのです。

▲相棒と仲良くなっておけば、バトル中にランダムで有利なことが起きる

ポケモンを連れ歩く楽しさ

いつも主人公の肩や頭に乗っている相棒とは別に、今作では手持ちポケモンから1匹を選び、モンスターボールから出して連れ歩くことが可能です。

▲どっしりとした足取りで主人公についてくるカメックス

▲主人公のまえを走るコラッタ。進化してラッタになると、後ろを歩くようになる

ポケモンを連れて歩く要素は『ポケットモンスター ピカチュウ』にもありましたが、このときはピカチュウのみでした。また、『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』ではすべてのポケモンを連れて歩けましたが、ただ後ろをついてくるという感じで、歩きかたはポケモンごとに差別化されてはいませんでした。
今作では、歩きかたがポケモンごとに大きく異なっています。たとえば、多くのポケモンは主人公の後ろをついてくるのですが、コラッタやマンキーは主人公のまえをチョコマカと走ります。ゴローンは豪快に転がりながらついてくるし、ペルシアンやウインディは主人公を乗せて高速で走ってくれます。さらにリザードンは空を飛んでくれちゃったりするんですから……。また、ゲーム内トレーナーとの交換で手に入るアローラ地方に生息するサンドの歩きかたは、カントー地方に生息するサンドとは違うという徹底ぶり (アローラ地方に生息するサンドはネズミ花火のように回りながら進む)。

▲リザードンはなんと、主人公を背に乗せて空を飛んでくれる。とても快適なのだ

何気なくモンスターボールから出してみたポケモンが、意外な歩きかたをすることがあるので侮れません。本作には150種類以上のポケモンが登場しますが、すべてのポケモンを連れて歩きたくなりますね!

▲連れ歩いているポケモンに話しかけると、どうぐを見つけてくれることも

フィールド移動とポケモンの入れ替えが楽々

『ポケットモンスター』シリーズの親切設計というか、“かゆいところに手が届く気配り”は、新作が出るごとに洗練されていくなぁといつも感じます。今作でも感心させられたことを、2点ほど挙げたいと思います。
ひとつは、移動の肝となる“秘伝技”の廃止。“いあいぎり”や“なみのり”など多くの秘伝技を使い、障害物を乗り越えて行動エリアを広げていくのが『ポケットモンスター』シリーズのセオリーでした(例外となる一部の作品については後述)。秘伝技を覚えたポケモンをつい手持ちに入れ忘れ、ポケモンセンターまで戻るハメになったこともしばしば……。ポケモンの覚えられる技数は限られているので、最終的には秘伝技を使うポケモンを手持ちに2~3匹入れていないといけない状態だったりもしました。
今作では秘伝技はなくなり、それに変わる“ヒジュツ”を相棒ポケモンが覚えるというシステムになっています。ヒジュツは通常の技とは別扱いですし、相棒が手持ちにいなくても使えるので、これまでのようなミスは起こりません。いやぁ、快適。
正確にいえば、秘伝技は『ポケットモンスター サン・ムーン』や『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン』から廃止され、ポケモンの力を借りて、人間の力だけではたどり着けない場所に行くことのできる“ポケモンライド”という方法が採られていました。今作でもちょっとカタチは違いますが、秘伝技廃止を継続してくれたというわけですね。後半に最も多用した秘伝技“そらをとぶ”は、今作で“ソラワタリ”というヒジュツに名を変えています。同じく“そらをとぶ”に相当する『ポケットモンスター サン・ムーン』の“リザードン フライト”よりも、今作のソラワタリのほうが演出面で速く移動できるようになっていることを付け加えておきましょう。細かいことですが、ファンならコレが大事だってわかりますよね?

▲ヒジュツ“ソラワタリ”で空を飛ぶ主人公と相棒ポケモン

もうひとつの感心した要素が、ボックスのポケモンをどこでも呼び出せるようになったことです。これまではPCの預かりシステムがあり、ポケモンセンターに行かなければポケモンを預けたり引き出したりすることはできませんでした。今作では、ポケモンボックスが登場し、いつでもどこでも使用できるようになっています。「この洞窟、みずタイプのポケモンがいないとキツいじゃん」なんてことが起きたとき、ポケモンセンターまで戻らずとも、その場でボックスのポケモンを呼び出せるのです。ポケモンの入れ替えがメチャメチャ楽チンになったこのアレンジに対しても、筆者は大きな拍手を送りたいと思います。

▲ポケモンボックスは手軽にアクセスでき、ポケモンの入れ替えがとっても楽

▲たくさんポケモンを捕まえると、オーキド博士にほめてもらえる

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