esゲーム記事執筆陣が総力でおすすめする【2018 ベストゲーム3選】  vol. 4

Review

ゲーム好きなら一度は体験してほしい、おすすめゲーム3選

ゲーム好きなら一度は体験してほしい、おすすめゲーム3選

2. ハマる遊びの多さ!『The Escapists 2』

Team17 Digital Limited / Nintendo Switch™、PC / アクション・シミュレーション・ストラテジー
オフィシャルサイト

『The Escapists 2』は、あの手この手を使って刑務所から抜け出す脱獄ゲームです。プレイヤーは囚人のひとりとなり、道具を揃えて脱獄を試みることになりますが、その手段は本当に多彩で、思いつく方法はほぼすべて可能と言っていいでしょう。例えば、穴を掘って刑務所の敷地外に出たり、乗り物を調達して脱出したり、変装して抜け出したり……。ステージごとに舞台となる刑務所は異なるのですが、ご当地ならではのユニークな脱出方法もあったりします。

▲列車など、移動するステージもあります。護送中に逃げ出すわけですが、通常ステージと違って制限時間があるのでドキドキ!

脱獄に必要なアイテムは、おもにほかの囚人から買ったり、監房にある各囚人の机からくすねたりして入手。アイテム は組み合わせることでさまざまな道具へと変化するのですが、なかには何段階も工作を重ねる必要があるものも。

▲シャベルなどの道具のほか、武器になるもの、変装の衣装、囚人仲間に贈ると喜ばれる嗜好品など多種多様

当然、脱獄につながる道具は所持が禁止されていますから、持ち物検査などで見つかると没収されてしまうのです。せっかく作ったアイテムを失ったときは、本当に悶えるほど悔しい!

▲鍵の複製はもっともリスキー

看守を襲って一時的に鍵を入手し、用意していたパテと組み合わせて型を取ります。その後、気絶している看守に鍵を戻せばセーフ。これを看守が医務室へと運ばれるまでの数十秒間でこなさなければなりません。そこまで苦労して作った鍵を没収された日にゃ、暴れたくもなります。それでも失敗をバネに、バレない方法を探っていくのもまた楽しいものです。各ステージには食事や作業時間など、定められた1日のスケジュールがあります。サボるとペナルティーとなり、看守に目をつけられ、最悪の場合は独房(いわゆる懲罰房です)に入れられることも。

▲本作には死亡などのゲームオーバーはなく、この独房がいちばんのペナルティー

時間経過かジャガイモの皮むきをすることで、独房から自分の房に戻れますが、机に入れていたアイテムもごっそり没収されるのがキツい。しかし、じつは指定の場所に入れば、スケジュール通りにメニューをこなさなくてもOKな場合もあるんです。例えば、シャワールームに入れば、ちゃんと浴びなくたって怒られません。そうして捻出した時間を利用して脱獄の準備を進めるわけです。「あ、運動時間のあとは自由時間だから、穴掘りの時間がたっぷり取れるな」なんて、1日の時間割を把握してくるとスムーズに動けるようになり、脱獄成功の文字がチラついてくるようで俄然楽しくなってきます。このやりくりに気づくまでは模範囚として、ただ無駄に日々を過ごすばかりでした。それというのも、種まきなどの刑務所内での内職に妙にハマッてしまい、その作業に効率を見出すようになってしまって……。端から見ていた家族には、「ねえ、いつまでそこにいるの? 脱獄するの忘れてない?」と言われるほどでした(笑)。しかし、そう言っていた家族も内職の魅力に憑りつかれることになります。

▲内職にはノルマがあり、それを作業時間内に達成しないとクビになってしまいます。だからあらかじめ仕込んでおきたくて……

本作はマルチプレイも可能で、Nintendo Switch™版ではJoy-Conを分け合い、画面分割でのローカルプレイもできます。マルチプレイ限定の脱出方法もあるので、家族に協力してもらうことにしたのですが……。パイ焼きの内職を極めることに没頭し、床をパイで埋め尽くすことに喜びを感じるようになっていました。

▲ノルマは達成しているにも関わらず、「オーブンは作業時間じゃないと使えないから」とせっせと焼いたらこうなったそうです

そんな思わぬ障害がありましたが、協力しての脱獄はシングルプレイよりも遥かにスムーズでした。我が家の場合は役割分担をすることにし、家族は囚人や看守おかまいなく殴り掛かる荒事担当に。先ほどの鍵の複製のように、奪わなければ手に入れられないものもあるためです。しかし、殴ったりすれば囚人からの評価が下がり、アイテムを売ってくれなくなってしまいます。そこで、私は彼らの頼みごとをこなして評価を得たり、お金やアイテムを入手する担当になりました。

▲頼みごとはアイテムの配達から処分、復讐代行までなんでもあり

鍵の型取りを決行する際、家族のサポートに回ることで難を逃れたこともありました。看守を撃沈させて型は取れたものの、追手から逃げ切れず倒された家族。私はすかさず近づいて、ポケットから鍵の型を入手し、何事もなかったかのようにその場を離れました。家族があのまま医務室に運ばれれば型は没収され、苦労も水の泡となっていたでしょう……。このときは、「うおおお、危なかった!」と、しばらく興奮状態でした。
これはほんの一例で、本作にはこんなスリルがあちこちに転がっています。でも終始緊張が続くかといえばそうでもなく、ゲーム全体としては愉快で、どこかのほほんとしたノリなんです。味のある日本語訳のテキストがまたヘンテコさを際立たせているというか……。自動翻訳にかけたテキストとは一線を画す、巧者によるセリフが大好きです。

▲囚人だけでなく看守たちもかなりトンデモないことを言っていたりしますので、お見逃しなく!

本作は監獄の勝手が掴めるまで試行錯誤することになるかもしれませんが、こうした日本語テキストで脱獄のヒントも得られるようになっていますし、目的地が矢印で表示されたりと、しっかりフォローがなされています。ぜひ、思い切って難攻不落の監獄に挑んでみてください。

The Escapists 2 developed by Mouldy Toof Studios and Team17 Digital Ltd © 2017. Published by Team17 Digital Ltd. All trademarks, copyrights and logos are property of their respective owners.


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