『映画刀剣乱舞』特集  vol. 1

Interview

舞台版に引き続き、薬研藤四郎を演じる北村 諒。「映画ならではの『刀剣乱舞』」に仕上がっていると語る、その魅力とは?

舞台版に引き続き、薬研藤四郎を演じる北村 諒。「映画ならではの『刀剣乱舞』」に仕上がっていると語る、その魅力とは?

名立たる刀剣が戦士へと姿を変えた“刀剣男士”を率い、歴史を守るために戦う刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞 -ONLINE-」(DMM GAMES / Nitroplus)を原案とした『映画刀剣乱舞』が2019年1月18日(金)に公開される。
舞台『刀剣乱舞』(通称、刀ステ)でも薬研藤四郎を演じる北村 諒が、映画でも同役を務め、ほかにも、三日月宗近 役の鈴木拡樹をはじめ、多くの“刀ステ”キャストが舞台版と同じ役で出演している。北村が『刀剣乱舞』の作品に参加するのは、2016年から2017年に上演された舞台『刀剣乱舞』虚伝 燃ゆる本能寺、とその再演以来だ。薬研藤四郎は織田信長が所有していた刀。“刀ステ”キャストの中に久々に加わった感想や映画ならではの見どころを聞いた。

取材・文 / 能一 ナオ 撮影 / 関信行


鈴木拡樹くんが真ん中に立ってくれていることが嬉しかった

2017年の「虚伝 燃ゆる本能寺」再演以来の参戦になりますが、久々の『刀剣乱舞』はいかがでしたか?

三日月宗近 役の鈴木拡樹くんが真ん中に立ってくれていることがすごく嬉しかったです。やはり安心しましたし、とっても心強かったですね。映画として初めて『刀剣乱舞』を皆さんにお見せすると聞いて、プレッシャーはありました。でも、初めて『刀剣乱舞』に参加するキャストもいる中で、真ん中に拡樹くんが変わらずいるという、その存在だけで、「ああ、大丈夫だな。ちゃんと良いものになるだろうな」という気持ちになりました。僕自身は久しぶりの『刀剣乱舞』だったので、やっぱり嬉しかったですね。映画という新しいジャンルの中で、変わらぬキャストと新しいキャストもいて、そこにまた戻ってこれたことが嬉しかったです。

今回アクションシーンが多くありますが、ワイヤーアクションもあったとお聞きしました。

わりと短刀がワイヤーアクションが多かったと思います。僕も初めて経験することが多かったです。屋外のアクションが初めてだったり、映像作品でアクションをすることも初めての経験だったので、新鮮でした。

苦労した部分は?

作品の中で大変だったことはないのですが、単純に花粉と寒さとブヨ(※ブヨは刺されると痒くなる羽虫。西日本ではブトと呼ぶ。正式和名はブユ)に悩まされました。僕の衣裳は脚がずっと出ているので、虫に刺されるのが困りました(苦笑)。僕と不動行光 役の鯛ちゃん(椎名鯛造)とふたりで脚を気にしながら撮影していました。

でも、特に刺されたような痕は見受けられませんでしたよ。

それが、実はあったんですよ!(笑)刺された痕をメイクさんに隠してもらいながらやっていました。衣裳さんも気にかけてくださって、撮影中に僕と鯛ちゃん用に脚に巻くブランケットをわざわざ作ってくださったり、その都度対応していただきました。寒さと花粉症で結構な鼻声にもなりながら、カメラが回っていないところでは鼻にティッシュを詰め込んで頑張っていました(笑)。

屋外で演じることの違い。新たな気づきがありました

劇中ではカメラアングルもたくさん切り替わって、アクションシーンもいろいろな角度から撮影されていましたが、カメラを意識したアクションをしていたのでしょうか?

僕らが意識するというよりは、現場ではカメラマンさんたちが頑張ってくれました。僕らが集中してアクションに挑んでいる中で、カメラマンさんがギリギリを狙って撮ってくれたので、やりづらさはなかったです。カメラマンさんが「本当に目の前のことに集中している様を撮るから!」と言ってくれたので、心強かったです。

“映画ならでは”だな、と感じた部分は?

やはりアクションですね。そもそも、僕らは舞台で刀剣男士を演じていますが、舞台だとすべて室内で完結するので、屋外で演じることの違いが大きかったです。森の中だったり、砂利の上で戦うということが初めてだったので、「実際は地面に足を取られるんだな」とか「キレイに戦えるわけじゃないんだな」と改めて思いました。どうしてもがむしゃらになってしまったり、荒々しくなってしまうということに新たな気づきがありました。

では、より必死さのような気迫が出ているかもしれませんね。

そうですね。そして僕は短刀なので、低い体勢を取ったり、地面に手をついて戦うなども舞台以上に細かくできたので、短刀らしいアクションができて良かったなと思います。

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