es執筆陣が独断で選ぶ2018年 BEST MUSIC  vol. 7

Column

【番外編】 音楽専門誌『音楽と人』編集部が紹介。読者からの反響が大きかった記事3編

【番外編】 音楽専門誌『音楽と人』編集部が紹介。読者からの反響が大きかった記事3編

雑誌『音楽と人』は、2018年11月に創刊25周年を迎えました。創刊して以来ずっと、アーティストの〈人〉の部分に深く切り込むロングインタビューや、こだわりの撮り下ろし写真で、『音楽と人』でしか聞けないアーティストの本音や見ることのできない姿を毎月お届けしてきました。
昨年も、結成30年を超えるようなベテランのロックバンドから、次世代の音楽シーンを担う新星、シンガーソングライター、アイドル……など幅広いジャンルの人たちを取材。ここでは、読者からの反響が大きかった記事を〈表紙〉〈ライヴレポート〉〈期待の新星〉の3つにわけて紹介します。

文 / 音楽と人編集部

表紙編:KinKi Kids

デビュー20周年を迎え、ベストアルバム『The BEST』、そして21年目の第一歩となる両A面シングル「Topaz Love/DESTINY」をリリースしたKinKi Kidsを表紙巻頭で特集した、2018年2月号。

『音楽と人』では堂本剛はソロデビューした当初から10年以上追いかけ続けてきたが、KinKi Kidsとして2人が揃って登場するのはこの時が初めて。時代を越えて、多くの人に愛されてきた彼らの音楽。そこで2人が紡いできた〈永遠の青〉の結晶について、堂本剛と堂本光一、それぞれ個別でインタビューを行った。さらに、東京ドームでのコンサートのレポート、彼らの楽曲に深く関わっていた堂島孝平のインタビューも掲載し、2人がKinKi Kidsであり続ける、そしてお互いを必要とする、その理由を深掘りする内容となった。

撮影をしてくれたのは、数々のアーティスト写真や雑誌の表紙を手がけているフォトグラファーの太田好治氏。撮影中、向き合ったり、座ったり、手をかざし合ったりとこちらのさまざまな要求に対して、言葉を多く交わさずとも息のあったコンビネーションを見せてくれた2人。息ぴったりな2人の写真も、多くの反響を読んだ。

『音楽と人』ならではの特集に、読者からは、「深い絆があるからこそ心で繋がっているんだなぁと感じられました」「2人の強い絆や彼ら特有の音楽性が感じられる素敵なインタビューでした」といった感想が寄せられた。

ライヴレポート編:B’z

2018年11月号にて、B’zのデビュー30周年のアニバーサリーイヤーを締めくくるように開催された〈B’z LIVE GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-〉のファイナル公演、味の素スタジオの様子をレポート。

開催された9月22日は、31年目のスタートとなる記念すべき1日で、1曲目から「ultra soul」という大ヒット曲満載のベスト・オブ・ベストのセットリスト。しかし、ただ大ヒットした曲をセレクトしたわけではなく、過去のライヴでの名シーンを追体験するような演出を盛り込み、脳裏によぎるあの日の思い出が1人ひとりのB’zとの絆であると同時に、それぞれの人生の1ページとして映し出していた。また、肉体的な変調から思ったように声が出ない稲葉は、不調ゆえに人間の感情的な部分が浮かび上がり、そんな稲葉を優しく見守るようにギターを弾く松本の姿も。

ステージと客席がお互いに絆を強く感じさせるシーンが多く、ミリオンヒットを叩き出し、ライヴが記録的な動員になろうとも、彼らの音楽が1人ひとりの心に響くものであり、松本も稲葉も、そして会場に集まった5万人が、〈自分はひとりじゃない〉ということを感じたライヴだった。

ライヴの演出、楽曲、そして2人の言葉から感じるファンとの絆、そして重ねてきた30年の時間と、31年目を迎えた今の2人の姿を捉えたレポートに、「涙が止まりませんでした」「これからも人生と共にB’zがある。〈生きるならひとりじゃない〉、ですね!」など、多くの感想が編集部へ届いた。

B’zの作品を聴いてみる。

期待の新人編:teto

2018年夏、〈ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018〉や〈RUSH BALL 2018〉など、全国の大型フェス/イベントに多数出演し、2月からスタートする〈スペースシャワー列伝 JAPAN TOUR 2019〉への出演も決定し、飛ぶ鳥を落とす勢いで爆進しているtetoを、2018年10月号で6ページで特集!

彼らのことを簡単に紹介すると、2016年1月にヴォーカル&ギターの小池貞利を中心に結成され、2017年8月にファーストミニアルバム『dystopia』を発売。荒削りで切実さにあふれたパンクロックと衝動的なライヴパフォーマンスが、こちらの胸を刺しまくる4人組なのだ。

この時は、ファーストフルアルバム『手』リリース時で、小池単独取材を行った。インタビューでは、音楽やマンガ、さらに音楽を始める前のことなど、小池のルーツとなっているものを赤裸々に語ってもらい、そこから彼の音楽に対する思いや、衝動的なパンクロックの中に隠れている優しさを紐解いていった。また、川崎の工業地帯にて撮り下ろした写真もあわせて掲載。撮影当日は、真夏の突き刺すような日差しの日だったが、真っ青な空のもと、哀愁漂う小池の表情が収められた。

「ライヴではぶっとんでいる小池さんの優しさについて書いてくれていて、すごくほっこりしました」「気になっていたバンドでした。あらためてちゃんと曲を聴いてみたいと思います」といった、今後のバンドに対する期待が高まる記事となった。

tetoの作品を聴いてみる。

音楽専門誌『音楽と人』

(株)音楽と人より毎月5日に発行されている音楽専門誌。日本のロックミュージックを中心に、その人物像に深く切り込んだインタビューとクオリティの高いビジュアルで、10代〜40代までの幅広い層の読者に指示されている。
https://ongakutohito.com/

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