Interview

お互いホメ合って“照れ”続出!? アニメ『約束のネバーランド』放送直前! 諸星すみれ、内田真礼、伊瀬茉莉也インタビュー

お互いホメ合って“照れ”続出!? アニメ『約束のネバーランド』放送直前! 諸星すみれ、内田真礼、伊瀬茉莉也インタビュー

コミックス累計発行部数870万部(全世界)突破、「このマンガがすごい!2018 オトコ編」第1位に輝いた『約束のネバーランド』が、2019年1月10日(木)よりフジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送開始。メインキャラクターを務めるエマ役・諸星すみれ、ノーマン役・内田真礼、レイ役・伊瀬茉莉也の3人に、作品の見所や演技のポイント、さらに自分以外のキャストが演じる様子などについて語ってもらった。

取材・文 / 長戸 勲 撮影 / 冨田 望

キャスト陣もグッと惹き込まれた作品の世界

作品自体はもともとご存知でしたか?

諸星すみれ(以下、諸星) 電車の広告や「このマンガがすごい!」(※)などでお見かけしていましたが、実際に原作を読んだのはオーディションのお話をいただいてからです。

※宝島社が発行するムック本シリーズ。各界の漫画好きが選ぶその年の「すごい!」漫画ランキングを発表している。

内田真礼(以下、内田) 私も読ませていただいたのはオーディションが決まってからです。

伊瀬茉莉也(以下、伊瀬) 私も『週刊少年ジャンプ』で連載されていることは知っていましたが、オーディションが決まってからしっかり読ませていただきました。

原作を読まれていかがでしたか?

諸星 女の子が主人公だったので、最初は“ジャンプっぽくない”なと。でも、読み進めていくうちに、仲間と協力して敵に立ち向かっていく“ジャンプの王道”な感じもあって。ジャンプらしさの良いところと、ある意味ジャンプらしくない異質な部分が上手く融合された新しい作品だな、という印象を受けました。本当に一気読みしたくなるほど、次の展開が気になるんです。

伊瀬 私はオーディションを受けさせていただくために、最初は電子書籍で第1巻を購入して読み始めたんですけど……もう、面白すぎちゃって! そのまま一気に既刊分を購入しました。さらに「紙で読みたいな」と思ったので、次の日に書店へ駆け込みました。それぐらい人を引き込む力がある作品だと思いました。『約束のネバーランド』はファンタジーな世界観ではありますが、力や魔法で敵を倒すのではなく、知略で戦い抜くところが面白いと思っています。エマ、ノーマン、レイ、この3人はみんな頭が良いですが、それぞれ秀でている力が違うところも良いです。3人で心技体が揃うような。ハラハラドキドキする展開はもちろん、読んでいてつい3人を応援したくなる、そんなお話だなと思います。

内田 分かります! 私もオーディションのために「とりあえず1巻を読もう」と思って手に取ったら止まらなくって。そのまま読んでいたら朝を迎えていました。それぐらい夢中になれる作品だなと思っています。じつは、この作品(への出演)が決まったばかりのときに、別のインタビューで「好きな漫画は?」と聞かれて、「約束のネバーランドです!」って答えたいけど言えない状況がありました(笑)。今のイチオシは間違いなくこの作品なんですが、アニメ化だけが発表された時期に私が言っちゃうと……ね? だから、今年の夏頃は、早くこの面白さをみんなに伝えたいって思っていました。役者としても、いちファンとしても、推したい作品です。

エマ、ノーマン、レイは、それぞれ子供っぽさがありながら、大人顔負けの一面も持ち合わせています。ある意味、二面性を持つキャラクターだと思うのですが、この辺りを含めて、演じるにあたって心がけたポイントはありますか?

諸星 オーディションの際は、エマのプラス思考な感じや、本人が意識しなくてもみんなを元気付けたり、引っ張っていくという部分が、子供ならではの無邪気さや純粋さから来るものなのかなと思っていました。でも、ストーリーを読み進めていくうちに、これはエマだからこそのものなんだと気付きました。二面性という部分に関しては、エマ自身はそこまで意識していないと思うので、演じるときは「私はこうしたいからこうする」という彼女の中にある“ぶれない核の部分”を大切にしています。物事を素直に受け止めて、素直に放出するという自然体なお芝居を心がけました。

内田 いつも笑顔のノーマンは、ハウス(※)の中では年長者であり、落ち着いた男の子です。「男としてエマを支えなきゃいけない」といった、感情を相手にぶつけないところが、彼らしさかなと思っています。と言いつつも、その気持ちがちょこちょこ見えるシーンもありますが……(笑)。基本的には、彼のいつも穏やかな姿を特徴として表現できたら良いなと思っています。なので、何かあってもあまり大きな反応は出さず、一度自分の中で飲み込んでから言葉にする、そんな部分を演じる際は心がけています。また、ハウスの中では年長なので、みんなを引っ張っていく男らしさも伝えられればいいなと思っています。

※子供たちが暮らすグレイス=フィールドハウスのこと。

伊瀬 レイの見た目や言動から、彼はすごく冷静沈着な頭の切れる男の子というイメージがあると思います。もちろん、それは合っていますので、そういうお芝居をしたいと考えていますが……演じていくうちに、レイって感情に素直なんだなと気付いたんです。例えば怒りたいときは、エマやノーマンよりも感情を素直に相手にぶつける。11歳らしい感情表現をしっかり持っているんだなと理解しました。そんな、クールで格好いいだけじゃない、彼の荒々しさをしっかり表現できたらと思っています。また、“ある秘密”をずっと抱えて生きてきたという部分もしっかり伝えたいですね。

キャスト発表されてから、周りからの反響はありましたか?

諸星 発表後は、本当にいろいろな方から連絡をいただきました。「エマ(役)頑張ってね!」といった応援のメッセージや、アニメ化自体を喜んでいる方から「絶対観る!」と言ってくださったり。本当に嬉しかったですし、これほど人気のある作品に主人公として出演させていただくことへの緊張も高まりました。しっかり頑張らなきゃっという前向きな気持ちになりましたね。

伊瀬 決まった時は、まず事務所のマネージャー陣がすごく喜んでいました(笑)。

諸星内田 そうそう!

伊瀬 私自身も、何がなんでもこの作品に携わりたいという気持ちがすごく強かったので、役が決まったときはメチャクチャ嬉しかったです。男女問わず幅広い世代の方に読まれている『週刊少年ジャンプ』で連載されている超人気作品に出ることで、子供たちに夢や希望を与えられる。そんな人気作品に関わる一員になれることが素直に嬉しかったです。

キャスト発表はすごく話題になりましたが、なかでも内田さんがノーマンを演じることが意外という声がありました。

内田 実は3人の声だけが聞けるPVが公開された時、私がノーマンの声を担当しているとほとんどの方に気付かれませんでした。「誰(の声)なんだろう?」という感じで。マネージャーさんから「みんなから全然気付かれてないよ」って言われました(笑)。役が決まった時に関しては、家族や友人、周りの方が喜んでくれて、同時に『約束のネバーランド』ってすごい作品なんだと実感しました。じつは、アフレコが始まる前からすごくプレッシャーがあったんですよ。自分があまり演じたことがない男の子の役でしたから。第1話を観るまで本当にドキドキしていました。でも、出来上がったものを観た今は、早く皆さんに観てほしいなという気持ちが強くなりました。

女性キャストが多めの現場ですが、アフレコの様子はいかがですか?

諸星 本編はみんな一緒に収録しているので、本当に女性ばかりの現場です。幼いキャラクターが多くて、特にガヤのときはいろんなところからそれぞれのキャラクターの声が聞こえてくるので、すごく楽しいですし、みんな可愛いです。ぜひご覧いただく際はそこにも注目してほしいです。あと余談ですが、参加されている声優さんは、なぜかショートボブの女性がすごく多いです。

内田 たしかに多い(笑)。

伊瀬 肩より上くらいの髪型でね。

諸星 アフレコの時に後ろから見ていると、そんなところにも微笑ましさを感じます(笑)。

伊瀬 ハウスの子供たちを演じているキャストのみなさんは、『約束のネバーランド』のことが大好きな方ばかりで、しっかり役作りをしてきています。だから、すみれちゃんが言っていたように、ガヤのときもそれぞれのキャラクターの顔が見えてくるんですね。それが本当にすごいなって。みんながこの作品に対して「良いものを作ろう!」という気持ちを高く持っているので、とても良い現場だなって思います。

内田 物語の舞台が閉じられた空間のハウスなので、基本的に同じ人しか登場しません。だから基本的に同じメンバーの声しか聞こえないのですが、ちゃんとそれぞれが生きている感じがあるんです。ママ(※)は優しいし、本当に楽園のようなゾッとするほど幸せな空間で、その雰囲気を表現できるベストキャストで集められている感じがしますね。

※子供たちを育てるシスター。

アニメーション制作はCloverWorksさんが担当されていますが、アニメ本編の雰囲気はいかがでしたか?

諸星 劇場版かと思うくらいのクオリティで、本当に綺麗です。あと、カメラの動きが斬新だなって思う場面が多いです。例えば、振り子時計に合わせてカメラが動いたり、みんなで話すシーンで次々アップで画面が切り替わったり。台本を読んでいるときは「どうなるんだろう?」と思っていましたが、実際に仕上がりを見ていると、斬新ではありますが自然に表現されていて、観ていて違和感を感じるところが一切なく、素直に見入ってしまいました。本当に細かなところまで工夫されていて、音や演出が合わさったときの迫力はすごいです。今後の話数も、どういった仕上がりが待っているか、個人的にもワクワクしています!

伊瀬 PVの時点からあった、「これはすごいクオリティの作品が出来上がる」という予感を裏切らない第1話が完成していました。特に、あるシーンでエマとノーマンが見せる表情は、身の毛もよだつというのはこういうことなのかという描写になっていて、本当にすごいなと思いました。

内田 本当に映像が美しいですよね。光の描写や人の動き、ひとつひとつが細かく描かれていて、原作を読んだときのドキドキ、ワクワク感が表現されているなと思いました。また、音楽も映像にぴったり合っていて、より想像力が掻き立てられます。こんなにも”美しさ”と”怖さ”が引き立つんだなって思いました。そんな作品をノイタミナの放送時間(深夜)に見たら、どんな気持ちになるんだろうって思っています。おそらくゾッとするだろうし、第1話のラストは観終わって固まる人もいるかも……(笑)。本当に緻密に作られているので、ぜひリアルタイムで観てほしいです。

もし自分がキャラクターと同じ年で、友達になるとしたら誰でしょう?

伊瀬 友達になるならエマ、ノーマンかなぁ。私個人のお気に入りのキャラクターはフィルです。口がいつも犬みたいな形になっていて、純粋無垢な目が可愛いです。でも、幼いながら勘が良くて、察する能力が高いんです。もしかすると、数年後はエマ、ノーマン、レイのようになっているんじゃないかなと思います。

諸星 私は……友達というよりも、ノーマンに弄ばれたいです。

一同 (笑)。

諸星 本当に彼はジェントルで。

伊瀬 さらっと優しいこと言うもんね。

諸星 エマとしては、ノーマンに対して友情はあっても恋心はないじゃないですか。私も演じるうえで、ノーマンに対して”キュンってしちゃダメだ!”って言い聞かせているんです。だから、もし自分が『約束のネバーランド』の世界に入ったら、ひたすらノーマンにキュンキュンしていたい!(笑)

内田 私は、友達になるならエマですね。彼女は、もはや太陽みたいな。いつも元気だし、ちゃんとみんなのお姉ちゃんをしている。やっぱり頼れる人って良いですよね。エマのおかげでハウス全体が明るくなって、まとまってる気がします。ノーマン的な目線でいくと、「うん、今日も可愛いね。笑顔が良いよ」って言いたいです。もちろんノーマンは言わないですけど、彼の「おはよう、エマ」には、それらの意味がすべて込められていると思います(笑)。

諸星 ダメだダメだ! キュンキュンする!!

内田 (笑)

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