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【2018年シューティング5選】新作や移植やリスペクトで盛りだくさんだった1年

【2018年シューティング5選】新作や移植やリスペクトで盛りだくさんだった1年

4. 妥協しないどころかやりすぎなところがエムツーらしい?
『ケツイ Deathtiny 〜絆地獄たち〜』

エムツー / PlayStation®4
オフィシャルサイト

『ケツイ 〜絆地獄たち〜』のアーケード版が登場したのは2003年。シューディングゲームの雄として君臨していたケイブが、『首領蜂』、『怒首領蜂』と続いた人気シューティングシリーズを『怒首領蜂 大往生』でひと段落させたのち、次なる新作は……ということで登場したのが『ケツイ ~絆地獄たち~』だった。

いわゆる”弾幕系”と呼ばれる縦シューティングゲームで、ケイブならではの敵弾がワラワラ降ってくるタイプのアレである。

敵に集中攻撃をするロックショット、敵に近づいて倒したほうが得点が高くなる倍率チップなどなど特徴的なシステムがありつつ、初めて遊んだ人はパッとプレイした感じで「いつもの弾幕シューティングね」という印象になってしまうかもしれない。だが待ってほしい。ちょっと待って。そーじゃない。本作の魅力はスコア稼ぎにある。「昨日より高い点数を狙おう」ということを意識しはじめた途端、ものすごく奥深いゲームシステムであることに気がつくはずだ。

これを説明し始めるとかなり難しくなってしまうのでざっくり書くが、「最初はできるだけ敵に近づいて通常ショットで倒して倍率チップ“5”をセット、それが解除されるまでロックショットで敵を破壊すれば倍率チップ“5”を大量ゲット、これをうまくつないでいく」のである。なんだかわからないかもしれないが、いろいろ考えなければならない、ということは理解していただけただろうか。
そして、その行為は簡単なことではない。『ケツイ ~絆地獄たち~』をクリアした強者たちは、何百回、何千回とプレイしてパターンを作り、ハイスコアを目指してきた。なので、いきなりそんな人たちのところまで到達しろとは言わない。でも、彼らが目指しているのがどういう世界なのか、それをチラっと覗くだけでもすごくワクワクしてゾクゾクするはず。

今回のPlayStation®4版はタイトルを少し変更し、『ケツイ Deathtiny 〜絆地獄たち〜』となった。これまでも数々のゲームを移植してきたエムツーならではのこだわりが随所にちりばめられており、そのこだわりは、少しでも早く本作の魅力に気がついてほしいという配慮が行き届いたものになっている。ゲーム中のさまざまな情報を画面左右にみっちりと表示させるM2ガジェットや、難易度をぐっと落としたスーパーイージーモードなど、エムツーによる移植ではおなじみの仕様はしっかりと搭載。

さらに今回の一番の特徴は、絆育成モードだろう。アーケードモードで自機がやられたところを“絆のカケラ”として保存し、絆育成モードでミス地点前後5秒の合計10秒を切り抜いて、そこを何度もリトライして挑戦することができる。この10秒間を無事に生き残れば絆ポイントをゲット。ネットランキングにも対応しており、通常のアーケードモードの点数ではなく、絆ポイントでスコアを競ってもいい。自分がやられたところをやり直す仕組みなので、絆育成モードで遊べば遊ぶほど、いつのまにかアーケードモードも上達してる、というわけだ。これ、すごくない? さっきの話に戻るが、このモードを利用すれば、先人たちがいかに本作にハマってハイスコアを極める道へ突き進んでいったのかが、少しは見えてくるはず。

確かに難しい。本作はホント難しい。だが、スコアを稼ぐ方法や弾避けのパターンを見つけて倍率チップを大量ゲットしたときや、怒涛の弾のあいだをうまく切り抜けられたときなど、これまでどのゲームでも感じたことのない快感が襲ってくる。みんなにもこの快感、ぜひ味わってほしい。

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