Interview

深澤大河&滝川広大&三浦海里&小坂涼太郎が舞台劇『からくりサーカス』で伝える、“演劇の魅力”

深澤大河&滝川広大&三浦海里&小坂涼太郎が舞台劇『からくりサーカス』で伝える、“演劇の魅力”

バイ兄弟はお芝居で“ガチ”に勝負していきたい

では、そのような作品でどのように演じていきますか。

深澤 とにかく濃いキャラクターが揃っています。僕が演じるのは、少年ですが、僕自身は今年で24歳なんです(笑)。ひとまわり以上違うので、子供に見せないといけない思いもあるし、すなわち子供として守られる存在でい続けたいんです。広大くんと一緒に演じていれば、鳴海はかっこいいから、僕が守られる弱々しい存在に見える。けれど、たとえばしろがねと一緒にいるときは、身長が一緒になったりするので、そこでどう子供として観てもらえるのか、どう母性をくすぐって守ってあげたいとお客様に思わせるかを考えています。

滝川 難しいよね。稽古が始まる前から、いろいろと準備をしてきましたが、稽古に入るとやっぱり鳴海を演じるには何かが足らなくて、葛藤している日々ですね。ただ、そういう感情も含めて、考え抜いて演じないと加藤鳴海が作れないと思っているので、しっかり自分の中に役を落とし込んで、舞台上では立派な加藤鳴海になりたいですね。

小坂 バイ兄弟は芝居のパートが多いので、お芝居で“ガチ”に勝負していきたいですね。それほど、最初の台詞の掛け合いでどれだけお客様を引き込ませるのかが勝負だと思っているんです。今作は“舞台劇”と名前がついていますから、2.5次元ではなくて、演劇としてしっかりと見せたいと思っています。つまり、お芝居を一番伝えなくちゃいけないシーンに僕と海里が携わっているんです。

三浦 そうなんです。僕は涼太郎のお兄ちゃん役で、どちらかというと堅物で、不器用な存在。兄として立ち振る舞いをしっかりしたい。だから、どれだけ台本を読み込むかが勝負だと思っていて。正直、外見や中身も僕とはギャップがあるので、今作であれば、あえて漫画に寄せるのではなく、僕なりの白銀で、涼太郎なりの白金で、僕らだからできるバイ兄弟を作り出して、原作ファンにも受け入れてもらえるようにするのがベストだと思っています。

芝居の受け手がどれだけ的確なリアクションを取れるか

今作の劇場は新宿FACEという円形劇場ですね。

深澤 役者が演じるのにとても難しい劇場ですね。演出家の村井 雄さんがみんなで作りたいとおっしゃっているので、僕らからも提案しながら手探りで作り上げようとしています。

小坂 円形は初めての経験で、稽古場のいろいろな場所から稽古風景を見ていると、役者の顔が見えなかったりするし、ポジションどりが難しいですね。ただふたりが立っているシーンでも、どの角度から観てもお芝居が伝わらなくなってしまう。なので、稽古中にみんなから「その位置だと見えないからもったいないね」とアドバイスをもらったり、カンパニーの力が必要だと思います。

三浦 舞台のどこに立っても必ず誰かの背中が見えてしまうんですね。僕の背中を見ているお客様に、僕の表情を伝えるには、僕の顔を見ているキャストのリアクションでわかっていただかないといけない。本人ももちろんですが、芝居の受け手がどれだけ的確なリアクションを取れるかも大切になってくると思います。

滝川 海里の言った通りですね。それでも、どの作品でもそうですが、演技をしっかり届ける気持ちがあれば、お客様にちゃんと届くと思っていて。今作は、様々な出来事が同時に舞台上で起こるので、お客様がいろいろなところで観劇しても楽しめる舞台にしようと挑戦していますね。

いい意味で稽古の過ぎていく時間が柔らかい

村井さんの演出はいかがでしょう。

深澤 いい意味で稽古の過ぎていく時間が柔らかいです。

小坂 ギスギスしないってことだよね。

深澤 面白ければどんなことも挑戦させてくれますし、なにより優しい方ですね。

滝川 円形劇場のことを考えたら、お客様をサーカス小屋にいるかのように感じさせられると村井さんはおっしゃっていました。村井さんは、入り口のことをよく考えられていて、「このシーンではそこから出てきたら美味しいよね」とか「何かアクションが起こったら、違う入り口からロビーに逃げた方が面白い」という柔軟な発想をされています。

三浦 トラちゃんも言っていましたけど優しい方ですね。僕らの意見を汲み取ってくれるし、僕らが疑問に思ったことをすぐに答えてくれたり、役者目線の演出家だと思うので、演じやすい空気を作ってくれますね。

小坂 稽古のしがいがありますね。みんなが言っているように優しさのある方なのですが、いつか爆発するのではないかと少し怖く思ったりして(笑)。

深澤・滝川・三浦 (笑)。

トラちゃんの背中を見ながらついて行きます

(笑)お互いの印象はいかがですか。

深澤 この4人が揃うのは今日が初めてじゃない?

小坂 そう。ただ、海里は、他のみんなのことを知っていて、頼もしい人たちと聞いたので……深澤さんはいい人なんですよね?

深澤 ええ(笑)! 僕も海里は長年知っている仲だけど、小坂くんは初めてかな。

滝川 僕は舞台ではみんな初めてですね。海里とはよく会ってお酒を飲んだりしますよ。

深澤 海里つながりだよね。めっちゃいいやつなんですよ、彼。

小坂 嘘です。

三浦 おいおい(笑)。大分いいやつですよ!

深澤さんは座長になりますが、ご自身を含めて17人ものキャストをまとめることになりますね。

深澤 稽古場が乾燥するので、霧吹きをしたり、疲れ予防にアミノ酸の食べ物を差し入れたり……これじゃ座長感がないな(笑)。

三浦 とにかく、トラちゃんはしっかりしているから、背中を見ながらついて行けば大丈夫だと思います。ちなみに、小坂先生の場合は座長になったときはいかがですか?

小坂 僕は尊敬する須賀健太さんの背中を見ながら成長してきたので、座長の時は、すべて健太さんに相談していましたね。僕が引っ張っていくというより、座組みは、みんなが支えていくものだと思っています。

深澤 それが正解だと思うな。

何も考えないで、純粋に楽しむこと

では、みなさんはお芝居をするにあたって心がけていることはありますか。

深澤 僕は人物同士の会話が成り立っているのかを重視して演じています。台詞は、人物の感情や様々な経緯で成立しているからこそ、会話でどう見せるか気をつけています。今作であれば原作もので、アニメも放送されているので、声優の植田千尋さんのお芝居を観ながら勝を作っていますね。

滝川 僕はモノマネが得意ではないので、原作があるものは、その役に成り切ることはすごく難しいことだと思っています。だからこそ、今回は自分らしい加藤鳴海を作っていき解釈して、役にしていきたいと思っています。

三浦 僕はどちらかというと役を固めて行かずに、現場で作っていくタイプです。僕は固定概念が強くなる傾向があるので、演出家から求められたものが僕の考えた演技と違った時に、すり合わせるのに苦しんだ経験があるんです。ですので、涼太郎たちの芝居を観て、「じゃあ、こうしよう」という作り方をするだけではなくて、あえてやりたいことと逆のことに挑戦したり、僕だけが気持ち良くならないように演じることもあるし、あえてストレスを感じながら演じたりもします。いろいろ試しつつ演じることを心がけていますね。

小坂 何も考えないで、純粋に楽しむことしか考えてないですね。演出家に言われたことを確実にこなしながら、それがわからなかったら、「どうしてわからないんだろう」と考えて、演出家の言われたことは絶対にしているつもりです。

お話を伺っていると、演出家と役者との距離感は、現場でないと味わえないし、独特なものだと思います。

小坂 演出家は絶対王者ですね。

深澤 料理だったら僕らはあくまで食材なので、演出家はそれを料理してくれる人ですね。

滝川 だから、僕は演出家さんとご飯に行ったりしている。意見を聞かないといけない立場だからこそ、何を伝えたいのかをまず知らないといけないと思って。今作でも村井さんを速攻でご飯に誘いましたね。

どんな人が観ても、「この人は誰だろう」と注目してもらえる役者に

ちなみに、今後はどのような役者になりたいですか。

深澤 僕は大人計画の阿部サダヲさんみたいになりたくて。阿部さんはインパクトがある方ですよね。独特のオーラを発していますし、コメディも、シリアスもできる。僕はどんな人が観ても、「この人は誰だろう」と注目してもらえる役者になりたいと思っています。

滝川 足りないものはこれから色々出てくると思います。だからこそ役者を一生続けていくと思うんです。自分に足りないものに出会ったときに、今までの自分をどう壊していくかをひたすら続けていくだけですね。

三浦 単純ですが、いろいろな役を演じて、ひとつのイメージに縛られない役者になりたいです。たとえば少女漫画の主人公だけではなくて、クラスのムードメーカーやクールな役、サイコパスといった役を演じてみたいですね。

小坂 僕は小坂涼太郎であり続けたいですね。役者のあり方はお客様が決めるものだから、自分で作る必要はないとある時に気づいて。だから、技術を身につけながら、あくまで自分であり続けることに自信をもつ役者でいたいです。

“舞台劇”だからこそ見せられる『からくりサーカス』を

それでは、最後に意気込みをお願いいたします。

小坂 川尻恵太さんの脚本は面白いし、みんなも優しいから、素晴らしい作品になると思うので楽しみにしてください。

三浦 円形ステージで、たくさんのキャストが派手なアクションをするので、本当のサーカスにいるような賑やかな作品になると思いますよ。

滝川 みんなで頑張って作っている、『からくりサーカス』の素敵な世界に入り込み、楽しんで笑って帰っていただきたいです。

深澤 連載が終わっても多くの方に愛されている原作なので、それに携わらせていただいていることに感謝しながらも、“舞台劇”だからお見せできる『からくりサーカス』があると思います。僕たちはそんな舞台を作り上げようとしているので、ぜひ新宿に遊びに来てください。


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深澤大河(ふかざわ・たいが)

1994年12月8日生まれ、静岡県出身。主な出演舞台に『ダイヤのA The LIVE』、『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ〜Take your marks!〜』、極上文學『風の又三郎・よだかの星』、『最遊記歌劇伝-異聞-』などがある。2019年2月に『文豪とアルケミスト 余計者ノ挽歌』の出演を控えている。
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滝川広大(たきかわ・こうだい)

1992年4月14日生まれ、群馬県出身。主な出演舞台に、ミュージカル『テニスの王子様』3rd シーズン、『真・三國無双』、Live Musical『SHOW BY ROCK!!』、『ALL OUT!!THE STAGE』『十二大戦』などがある。2019年2月には『イケメン戦国 THE STAGE 上杉謙信編』、4月には『黒子のバスケ』の出演を控えている。
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三浦海里(みうら・かいり)

1996年10月26日生まれ、埼玉県出身。主な出演舞台に「『ママと僕たち』 ~たたかえ!!泣き虫BABYS~」、ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』、『私のホストちゃん』REBORN~絶唱!大阪ミナミ編~、極上文學『風の又三郎・よだかの星』、『GRIEF7』などがある。また2019年1月には『夢王国と眠れる100人の王子様 On Stage』の出演を控えている。
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小坂涼太郎(こさか・りょうたろう)

1996年7月5日生まれ、埼玉県出身。主な出演舞台にハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』、『BRAVE10』、『私のホストちゃん REBORN〜絶唱!大阪ミナミ編』、『Infini-T Force』などがある。2019年2月に『文豪とアルケミスト 余計者ノ挽歌』の出演を控えている。
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フォトギャラリー

舞台劇『からくりサーカス』

2019年1月10日(木)~1月20日(日) 新宿FACE

原作:藤田和日郎
脚本:川尻恵太
演出:村井 雄
出演
才賀 勝 役:深澤大河
加藤鳴海 役:滝川広大
しろがね・フランシーヌ 役:大西桃香(AKB48)/飯田里穂(Wキャスト)
白銀 役:三浦海里
白金 役:小坂涼太郎
阿紫花英良 役:健人
ジョージ・ラローシュ 役:横井翔二郎
ギイ・クリストフ・レッシュ 役:越智友己
ルシール・ベルヌイユ 役:田中良子
あるるかん 役:三枝奈都紀
ファティマ 役:遠藤沙季
フェイスレス 役:村田洋二郎
パンタローネ 役:唐橋 充
アルレッキーノ 役:松本寛也
コロンビーヌ 役:大湖せしる
ドットーレ 役:和泉宗兵

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©藤田和日郎・小学館 / 舞台劇「からくりサーカス」製作委員会

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