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『ドラゴンクエストビルダーズ2』時間泥棒すぎる、ブロックメイク開拓生活!

『ドラゴンクエストビルダーズ2』時間泥棒すぎる、ブロックメイク開拓生活!

2018年最後の日に公開した記事でも触れた『ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ』(以下、『DQB』)。精神と時の部屋が欲しくなるレベルで熱中してしまうこの作品の続編『ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島』(以下、『DQB2』)がついに発売された。『DQB』の続編が出ると聞いて、「これ以上どこを面白くさせるんだろう」と思っていたけれど、なるほどっ……そうきたか! ただの続編じゃない、進化したところだらけの本作は衝撃的。ストーリーは各自で楽しんでもらいたいのでアッサリめに紹介しつつ、たくさんの人にプレイしてほしい理由を膨らんだモチのようにもっちり紹介するよ!

文 / 大部美智子


先が読めない物語と素材集めの冒険

『DQB2』は、『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』(以下、『DQII』)の世界をモチーフにしたブロックメイクRPG。1ブロックの大きさの素材を積み上げて家や町、畑、城、遺跡などを作ったり、入手した素材を元にひらめいたレシピでさまざまなアイテムや調度品まで作ることができる。本作は無限の広がりと可能性を持っていて、ひとりとして同じ物を作る人はいない。作るモチーフが同じでも、チョイスする素材・アイテムの違いによってそれぞれに個性が生まれるのだ。そこに『DQB2』の物語が組み合わさり、夢中になってブロックを積み上げてしまう魅惑のゲームとなっている。
物語の時系列は、『DQII』でロトの勇者の血を引く3人の子孫たちがハーゴンと破壊神シドーを倒したあとの世界。そう聞いて未経験者は及び腰になるかもしれないけど、『DQII』をプレイしていない人も楽しめるし、『ドラゴンクエスト』シリーズをプレイしたことがある人なら「あったあった!」と言ってしまうような要素がそこかしこに用意されている、魅惑の『DQ』ワールドなのだ。

▲通路を通ろうとすると「ひきかえせー」としゃべる壁(仮面)。後述の4コマ漫画劇場でもよくネタにされていた彼らを見てなつかしくなる。ちなみに画面中央の緑髪のキャラクターが私の分身であり、主人公である“やみなべ”ちゃん

▲空飛ぶマントで高所から滑空!

『DQII』当時の私はと言うと、ファミコンを持っていなかった……というか赤子だったのでプレイはできていないのだけど、『DQ』シリーズ愛に溢れた作家さんたちが描きつづったアンソロジー作品『ドラゴンクエスト 4コマ漫画劇場』で、だいたいのことは学んだ! いや、これが本当に面白くて、発売してはお小遣いをはたいて買って読んで……と横道に逸れそうなので話を『DQB2』に戻す。
プレイヤーキャラクターである主人公はビルダー見習い。メルキドの町にいたところを魔物にさらわれ、船で運ばれているときに嵐で難破し、からっぽ島へと流れ着いた。そこで出会ったのは破壊神と同じ名前を持つ、記憶喪失の少年シドー。彼がいったい何者なのかはたぶん皆さんも想像すると思うしストーリー展開のなかで徐々に明らかになっていく。けれど、それは物語の入り口に過ぎず、その様子をハラハラしながら見守ることになる……ふぁー! まだ未クリアなので、この先どんな展開を迎えるのか本当に気になる。「世界をつくれ、運命をこわせ」というキャッチコピー。これだけでもうワクワクが止まらない。

▲主人公の後ろにいるシドー。ワイルドな顔立ちと特徴的な髪型。破壊を得意とするシドーは「戦いは俺に任せろ」と言って主人公や町を守ってくれる。主人公について回ってモンスターを倒したりアイテム収集を手伝ったりしてくれるので、最初こそ過激な発言がポンポン飛び出していたけれど慣れてくると頼もしい。というか可愛い。好き

主人公と同じように魔物にさらわれてきた少女・ルルもからっぽ島へ流れ着いた。帰るところがない主人公、シドー、ルルの3人はこの島に自分たちの住むところを作ろうと決める。突然現れた白いおおきづちのしろじいに導かれながら、この岩だらけで何もなさそうなからっぽ島に緑と食べ物、開拓の仲間を増やすために、主人公とシドーは近くの島・モンゾーラ島に向かう。……という感じで、からっぽ島にほかの島々からアイテムや技術、仲間を集めてくることになる。最初のうちは「ひとり残ったルルが寂しいだろうから、鞄にありったけの素材を詰めて船でこまめに帰ってこようかな」なんて思っていたけれど、モンゾーラ島をクリアするまで一度も帰らなかった。ごめんルル。

▲からっぽ島とほかの島を行き来するときは専属の船長が船を出してくれる。自分の国に帰れないので開拓を手伝ってくれるらしい

このあたりが前作『DQB』と違うところで、からっぽ島というメイン拠点をどんどん充実させ、自分好みに開拓していくことができる。開拓、いいよね。ゴールデンタイムに放送している某アイドルの開拓番組(と、表現させていただく)を見ては無人島が欲しくなった私にうってつけ♡ よし、からっぽ島に夢を積み込みまくるぞー!

▲難破した恐怖で船に乗ることができなくなってしまったので、からっぽ島担当になったルル。からっぽ島にルル王国を作ろうとする。シドー帝国を作ろうとするシドーとは意見がぶつかることもあるけれど、なんだかんだいいコンビ

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