Weekly モバイルエンタメステーション  vol. 22

Column

五人から一人なんて選べない! アニメ放送中『五等分の花嫁』の漫画を読めばアニメの面白さも“五倍”に!?

五人から一人なんて選べない! アニメ放送中『五等分の花嫁』の漫画を読めばアニメの面白さも“五倍”に!?

映画、漫画、アニメ、音楽のオススメを毎週紹介していく「Weeklyモバイルエンタメステーション」。連載22回目は、電子書籍(漫画)3作品を紹介する。

今回は1月よりTVアニメ化されている作品から、ヒロインが五つ子のラブコメ『五等分の花嫁』の魅力をお届け。原作を読めばアニメも“五倍”楽しめること間違いなしだ。さらに、4年ぶりに最新刊が発売された、クライムアクション好きにはたまらない『ブラック・ラグーン』。近づきそうで近づけない、女子高生2人の距離感がモノローグで展開される『ふたりモノローグ』と、根強い人気を持つ作品から最近の話題作まで紹介する。

ぜひ本記事を一読して、気になった人はダウンロードしてほしい。

セレクト・文 / エンタメステーション編集部

五等分の花嫁/春場ねぎ

五等分どころか可愛さ五倍!  どのヒロインか選べない!

借金を抱えて貧乏な日々を送る高校生・風太郎のもとに、資産家の五つ子姉妹の家庭教師というバイトの話が舞い込む。家計のために引き受ける風太郎ですが、風太郎は勉強は得意だけど人間関係は大の苦手。そのうえ五つ子はくせ者揃いで風太郎を拒絶! 姉妹のうちで唯一、風太郎にも心を開いてくれる四葉をはじめ、徐々に五つ子と打ち解けていく風太郎。顔こそ似ている(同じか)ものの、得意分野も性格も違う、それぞれに超かわいい中野五姉妹から誰かひとりが「花嫁」になるということは第1巻冒頭で描かれているため、誰が風太郎の「花嫁」になるのかを考察・予想する楽しさもあります。

風太郎に少しずつ心を開いていく姉妹それぞれの表情や態度の変化を描き分ける表現力の巧みさ……とか言ってる場合じゃないくらい、ヒロインたち中野五姉妹がみんなかわいいです。

ショートカットの一花は長女でいわゆる「お姉さん」キャラ。新人女優として芸能活動をしていることはまだ秘密にしています。次女のニ乃は黒いリボンと姫カットが特徴。一花とはまた違った意味で姉妹想いの反面、勝気で強烈な毒舌家(だかそれがいい)。三女の三玖はヘッドホンが特徴で、料理と運動が苦手、実は大の戦国武将オタク。四女の四葉はバニーガールの立った耳のように大きなリボンが特徴。最初に風太郎に心を開いた開放的な性格でありながら、成績面では五姉妹中でもっとも手がかかる存在でもあります。そして風太郎が最初に知り合うのが五女の五月。星柄のヘアピンが目印で、食欲旺盛であることと真面目な性格が特徴。

こう書くと記号的に思われるかもしれませんが、作品を読むとそれぞれの性格が互いを引き立てあって血が通う感じがして、どんどん魅力的に感じられてきます。1月11日から放映開始されたアニメ版でもどう表現されるのか、見どころのひとつです。そして五姉妹の魅力を前にして忘れてはならないのが主人公の風太郎。休日には「思う存分勉強する」という勉強バカ。五姉妹と打ち解けるために自分自身の人間関係ヘタを克服していく姿、かっこいいぞ!

漫画『五等分の花嫁』

1~7巻
著:春場ねぎ 出版社:講談社

貧乏な生活を送る高校2年生・上杉風太郎のもとに、好条件の家庭教師アルバイトの話が舞い込む。ところが教え子はなんと同級生!! しかも五つ子だった!! 全員美少女、だけど「落第寸前」「勉強嫌い」の問題児! 最初の課題は姉妹からの信頼を勝ち取ること…!? 毎日がお祭り騒ぎ! 中野家の五つ子が贈る、かわいさ500%の五人五色ラブコメ開演!! 待望のTVアニメも1月10日よりTBS系にて放送中。
©春場ねぎ/講談社


ブラック・ラグーン/広江礼威

4年ぶり待望の最新刊が刊行。楽しまなきゃ損だぜ日本人

生半可な正義感なんか1秒も経たないうちに叩き潰され粉微塵にされる、世界中の悪と暴力が吹き溜まる犯罪都市「ロアナプラ」。現代東南アジアにあるとされる架空のこの魔窟を舞台に、日本の大企業出身のロック(本名は岡島緑郎)が徐々に適応し、相棒のレヴィとともに生き抜いていく姿を描く傑作『ブラック・ラグーン』。

この作品は、TVアニメ化もされ、その卓越したガンアクション表現も高く評価されてきました。

その原作マンガの魅力は、なんと言っても映画や小説のような渋すぎるセリフの応酬。もちろん肉体的にもファッション的にもキャラが立ちまくってるアウトローの皆さんのビジュアルや、その犯罪の手際もいろんな意味で痺れます。第1巻単行本の帯には「強いお姉さんを描かせたら広江礼威の右に出る者はいない」の文字が。強いお姉さん大好きです! 戦闘能力ほぼゼロのロックの不足を補って余りある2丁拳銃使いのレヴィのほかにも、『エクスペンダブルズ』ですか? と言いたくなるような破壊力も胆力もマックスなお姉さん(おじさんも)がわんさか登場して読者のハートを鷲掴みにしては潔く散っていくのも見どころ。つらい。だがそれがいい。

このたび4年ぶりの新刊となる待望の第11巻が発売されました。これを機会に、最近のシリアス強めの傾向とは少し違った、初期の明るい(?)雰囲気も楽しんでみてほしいものです。「国立大」を出て「良い会社」に入った日本人のロックが、命懸けだけど賑やかなロアナプラの日々になじむにつれて闇は濃さを増し、物語がだんだんシリアスになっていくのがわかります。

合理的で安定した日本での暮らしから、ロアナプラでの破天荒な日々へと問答無用で自分を連れ去ったレヴィとロックの微妙な関係も読みどころ。恋愛になりそうでならない、絶妙な距離感の2人のあいだに、最新刊ではとうとう大きな動揺が起こりそうな展開が……。次巻以降どうなってしまうのか?! ここにきてまさかあんな展開になるなんて。

漫画『ブラック・ラグーン』

1~11巻
著:広江礼威 出版社:小学館

岡島緑郎は旭日重工の会社員。重要なディスクをボルネオ支社まで船で運ぶ役目を担っている。だがその途中、「ブラック・ラグーン」と名乗る4人組に襲われ、緑郎は人質に取られてしまった。ブラック・ラグーンはクライアントからの注文を忠実にこなす裏社会の運び屋だ。旭日重工は東南アジアへの非合法ルートを使って密貿易をしていて、クライアントは自分たちもそれに一枚噛ませろと要求してきて……!?
©広江礼威/小学館


ふたりモノローグ/ツナミノユウ

あるあるあ…ねえよ!  近づけそうで近づけない気持ちが爆発する異色作

小学生の頃に「親友」になったはずが、ちょっとした行き違いがもとで気まずくなってしまい、そのまま転校を機に仲直りしないまま離れ離れになってしまったひなたとみかげ。運命のいたずらか、高校生になって隣同士の席になったふたりは友情を取り戻すことができるのでしょうか? 自分に自信をつけるために「かっこいいギャル」方向に成長したみかげですが、内面はちょっと異常なほどの「ひなた大好き」マインド。ひなたと話している時はクールに振る舞おうとするも、ひなたから見えていない方の顔面が異形化するほど興奮し妄想大暴走状態。

いろんな偶然や、いいキャラの友達たちのおかげもあって少しずつみかげと相思相愛になっていくひなた。ひなたの方も、みかげのような異形化こそないながら、みかげの気持ちをああでもないこうでもないと想像して悩みます。本作のタイトルにある「モノローグ」とは「ひとりごと」のように、本来は1人だけで語るもの。「ふたりモノローグ」というのは、みかげとひなたがそれぞれに相手のことを愛しく思う気持ちがタダ漏れしてしまう様子を的確に表現したタイトルだと言えるでしょう。

そんなラブラブな主人公ふたりは、どちらも一生懸命で応援したくなるのですが、2人の気持ちが近づくためには彼女たちの友達の存在が不可欠です。佐呂間由依(さろま ゆい)と蓮茂台洸(はすもだい あきら)がその友達ポジションの重要さを担っているわけですが、サロマの縦横無尽な変態的愛情とそれとは対照的なアキラのまっすぐな性格、どっちも可愛いです。読んでいて、自分もこのなかに混じって楽しい高校生活を送りたいなと思っちゃいました(最後の超展開も含めて、ときどきシュールになるのも楽しい)。

漫画『ふたりモノローグ』

1~5巻
6巻(最終巻) 4/26(金)頃発売
著:ツナミノユウ 発行:Cygames 発売:講談社

ある日の授業中、ネクラなオタク・麻積村ひなたは、隣の席のクールなギャル・御厨みかげが、10年前の友人であることに気付いてしまった。再びみかげと友達になりたい引っ込み思案なひなたの想いとは裏腹に、みかげの心の内は……? 二人の想いがすれ違い続けるネクラとギャルのJKライフ、開幕!!
©ツナミノユウ/Cygames・講談社

電子書籍編の次回更新は2月18日(月)予定です。


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