Interview

go!go!vanillasが突き進む! 己のロックンロールを信じ、困難を笑顔に変える。そんな彼らが力強く放つ「No.999」

go!go!vanillasが突き進む! 己のロックンロールを信じ、困難を笑顔に変える。そんな彼らが力強く放つ「No.999」

バンドは止まらずに活動していく

全世界的な音楽シーンの流れを見ても、今はヒップホップのストレートなメッセージ性が際立っていたりしますしね。

2018年は個人的にヒップホップをたくさん聴いていましたね。今作っている曲でも韻を踏んだり、メロディを起伏させずに歌ったりしている曲があるんですけど、今のロックやJ-POPはメロディにとらわれていたり、ヒット曲の定型があまりにたくさんありすぎて、なかなか新しい表現が生まれなくなっているのに対して、ヒップホップは言葉が先にあるし、人と一緒であることがダサいとされて強い個性が求められてもいるから自由度が高くて、かつては今のヒップホップのようなマインドだったロックの役割をヒップホップが担うようになってしまっていると感じていますね。ただ、音楽はサイクルで動いているし、かつての力を失ったロックに対して悔しく思っているバンドが狼煙を上げることで、日本でもロックの新たな可能性が生まれると信じています。

そして、カップリングの「触れたら」はギターの柳沢進太郎くんが作詞作曲を手がけた楽曲であり、プロデューサーは初顔合わせとなるLOVE PSYCHEDELICOのNAOKIさんですよね。

この曲も以前から断片的なものが存在していて、メンバー、スタッフの間でも評判が良かったんです。それで、新しいエッセンスを加えるために、THE BAWDIESやOKAMOTO’Sも手がけているNAOKIさんにお願いするのがいいんじゃないかって話になったんですよ。制作はNAOKIさんのスタジオで進めていったんですけど、NAOKIさんは音楽愛に溢れる方で、ものすごいこだわりが強いので、僕にも進太郎にもない、そのこだわりを理解するのに時間がかかりましたね。でも、NAOKIさんはちゃんと説明してくれるんですよ。僕らは曲を大きく捉えてカッコいいかどうかで判断するところがあるんですけど、NAOKIさんは細部で判断していくんです。例えば、小節数がこのままだとダサくて、2小節減らすとカッコよく聴こえるとか。そういう発想が本当に勉強になりましたね。進太郎が一番最初に持ってきたデモはもうちょっとビートルズっぽい曲だったんですけど、NAOKIさんから「それをそのままやってしまうのは面白くない」と、サウンドの時代感をビートルズの60年代から先に進めて、ビートルズ・フォロワーである90年代のバンド、オアシスを思わせる要素を入れようよということになって、今の形に仕上がりました。

そして、進太郎くんが書いた曲を牧くんが歌うのも初めてですよね?

そうですね。言葉の選び方も自分にはないものでしたし、歌い回しもそもそも自分とは違うので、その点は苦労したんですけど、進太郎と話し合いながら、基本的には彼のディレクションに沿って歌いました。ライヴでは進太郎が歌ったりもできますし、曲作りのアプローチが増えたということもあるので、充実した一枚になりましたね。

そして、今回お話をうかがうなかで、さらなる新曲の制作も進行しているようですが、go!go!vanillasは今後どんな方向に向かうんでしょうか?

2019年はアルバムを出したいと思ってますし、その作品自体、自分の中でめちゃくちゃ自信があるんですよ。「これ、ほかにはないよね?」っていうものを詰め込んでいる最中なので、ファンはもちろん、音楽関係者、ほかのバンドに対しても、go!go!vanillasのギアが上がったということを感じてもらえるんじゃないかって思います。このアルバムが完成できたなら、隕石が落ちてきて地球が滅亡することになってしまっても「まぁ、しょうがないな」って思えるんじゃないかな、くらいに(笑)。そして、もちろんバンドとしては、どこのタイミングでプリティが帰ってくるのかも重要ではありますけど、バンドは止まらずに活動していくので、プリティ以外の個々のメンバーにとっての強化期間である2019年上半期は、吸収できるかぎりのものを吸収して、あいつが帰ってきたときにそれをぶちまけられたら、go!go!vanillasの存在が確立できるんじゃないかと思っています。

LIVE! TO \ワー/ RECORDS feat. go!go!vanillas 〜新曲大解禁〜

4月14日(日)東京Zepp Tokyo
4月21日(日)大阪Zepp Osaka Bayside
4月28日(日)名古屋Zepp Nagoya

go!go!vanillas(ゴーゴーバニラズ)

牧 達弥(vocal, guitar)、長谷川プリティ敬祐(bass)、ジェットセイヤ(drums)、柳沢 進太郎(guitar)。 2013年1月に7inchシングル「人間讃歌 / アクロス ザ ユニバーシティ」をインディーズで初リリース(完売)。7月発表のアルバム『SHAKE』がタワレコメンに選ばれ、注目を浴び、インディーズ・シングル2作を経て、2014年11月にアルバム『Magic Number』でメジャーデビュー。2018年は、5月に初の両A面シングル「SUMMER BREEZE / スタントバイミー」をリリース、7月に「チェンジユアワールド」の全国配信を開始。9月から初の東京・大阪野音ワンマン公演を含む全国ツアー〈秋のハーベストツアー〉を開催した。

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