Interview

『賭ケグルイ××』OPナンバーのヤバさと快感、3rdツアーの手応えをJUNNAに聞く。「難しい曲が来るほど、新しい自分の世界が広がる」

『賭ケグルイ××』OPナンバーのヤバさと快感、3rdツアーの手応えをJUNNAに聞く。「難しい曲が来るほど、新しい自分の世界が広がる」

TVアニメ『マクロスΔ(デルタ)』の歌姫、美雲・ギンヌメールの歌担当として注目を集め、2017年にソロ名義でもデビューを果たしたJUNNA。早くも三度目となるライブツアーを終えたばかりの彼女が、ニュー・シングル「コノユビトマレ」をリリースした。現実にはありえない、スリリングすぎるギャンブルが次々と繰り広げられていくTVアニメ『賭ケグルイ××』のOPに起用されたこの曲も、どうやらかなりヤバい魅力が満載のナンバーのようで……?

取材・文 / 須永兼次


ほぼ自らの持ち歌のみで行った、3rdライブツアーを振り返る

『JUNNA ROCK YOU TOUR 2018-2019 ~18才の叫び~』JUNNA エンタメステーションインタビュー

先日まで開催されていた3rdツアーについて、以前「今までと全然違う雰囲気になる」というお話をされていました。ご自身はこれまでとの違いをどう感じられましたか?

JUNNA 今までは、セットリストがソロの曲とワルキューレの曲とが半々という感じだったんですけど、今回はほぼソロ曲になりまして。それで「『マクロスΔ』の曲がないから寂しいな」って思う方もいるのかなと思ってたんですけど、自分でも区別がだんだんついてきたというか……お客さんがJUNNAというシンガーとしてのライブを観に来てくれてるっていう実感が、今回は湧きましたね。

その一方で、東京公演2日目のアンコールではワルキューレ曲の中でもとびきりキュートな「おにゃの子☆girl」を歌われて。JUNNAさんらしさもありながら今まででいちばんのかわいらしい歌声だったので、また新境地がひとつ拓かれた印象も受けました。

JUNNA アンコールの1曲目は、全会場変えていこうと思っていたんですよ。それで仙台は12月24日だったので、お客さんへのクリスマスプレゼント的な感じでこの曲を歌ったんですけど、そうしたらプロデューサーさんに「東京でも歌っちゃえば?みんな絶対驚くよ」って言われて、「それも面白いな」と思って歌いました。でもやっぱり、ワルキューレの曲をひとりで歌うとあらためてすごく大変だなって思います(笑)。

『JUNNA ROCK YOU TOUR 2018-2019 ~18才の叫び~』JUNNA エンタメステーションインタビュー

そのほか、ツアーを回っていくなかで印象深かったことはありますか?

JUNNA 演出をすごく考えました。だいたい2~3曲歌ってMC、っていう流れが続いていくことが多かったんですけど、今回は「本当のことは言わない」を歌ってからバンドのみなさんの「ソラノスミカ」のインスト中に衣装替えをして、そのあと「Be Your Idol」を歌ってMC……という感じで1曲だけで終わったブロックがあったんです。それでそこから、ライブのスタートに戻るみたいな意味を込めて「Steppin’Out」を持ってきたりして。そこでまたみんなも一気に盛り上がってくれたし、今までとまた全然違うライブ感を作れたかな、と思います。

ちなみに、東京公演初日のアンコールの「CONTRAST」でお客さんが倒れてしまった際、JUNNAさんが曲中にスタッフさんを呼びながらも完奏されていましたよね。あのときはどんなことを考えられていたんでしょうか?

JUNNA 最初はまわりのお客さんが倒れた方に気づいて手を上げてくれていて。実は仙台公演の前のリハで、バンマスの八橋(義幸)さんや、マニュピレーターの毛利(泰士)さんが「誰か倒れたらすぐ言ったほうがいいよ」ってアドバイスをくれていたんです。「JUNNAが止めたら全員止まるから、言ったほうがいい」っていう言葉を思い出して、「あ、言おう」と思いました。

そんな不思議な予言が……。

JUNNA あったんです。あとからその方が大丈夫だったと聞いて、ホッとしました。

1番の難しさはまだ序の口! 本当にヤバいのは2番から

JUNNA コノユビトマレ

そのツアー明けにリリースされるのが、ニュー・シングル「コノユビトマレ」です。まずOPに起用されている『賭ケグルイ××』という作品への印象をお教えください。

JUNNA 本当に狂ってるというか……生死が関わるような賭けを、平然とやっている(蛇喰)夢子ってすごいですよね。私には絶対できないなって思うんですけど、賭けがヤバければヤバいほど気持ちが盛り上がっていくっていうのが。

1期のOP/ED曲と「コノユビトマレ」とで、共通しているなと感じた部分はありましたか?

JUNNA イントロの奇怪な感じというか、ギャンブルみたいなスリリングな感じの雰囲気がどっちもありますよね。そこは、似てるなって思いました。

「コノユビトマレ」は、聴くだけでも非常に難しそうな曲という印象があります。JUNNAさんは最初にこの曲に触れたとき、どう感じられました?

JUNNA 最初は1番だけいただいて、そのときは「作曲家の白戸(佑輔)さん、また難しい曲書いたなぁ」と思ったんですけど、難しい曲が来るほどまた新しい自分の世界が広がると思っているので、「すごく楽しみだな」とも思っていたんですよ。でも2番を聴く前にプロデューサーさんに会ったときに、「いやぁ、2番ヤバいよね」って言われて。そのあと実際聴いた瞬間、私も「あ、ヤバいな……」って思いました。

2番以降、曲の表情が次々移り変わっていきますからね。

JUNNA そうなんです。でも、それもアニメとリンクしてくる部分があるんだろうなと思ったし、頑張って歌えればかっこよくなるだろうと思いました。

たとえば2サビ前には聖歌のように音が静まる部分がありますが、それを挟んだ直後のサビですぐ全開にしなければいけないというのは、歌い側としては難しいのでは?

JUNNA そうですね。急に静かになったのに、またバン!とサビのテンションで行かないといけないので、どうテンションを落とさず1番よりも上げていくかというのは気を使ったんです。レコーディング自体も、そんなに苦労はしなかった覚えがあるんですよね。

ということは、どちらかというとライブで歌うとなったときのほうが苦労を?

JUNNA いや、私はレコーディングで歌い終わっちゃうと、その後はあんまり苦労しなくて。「紅く、絶望の花。」みたいな曲はすごく苦労したんですけど、今回みたいに今まで挑戦してきたものの難しいバージョンみたいな曲の場合は頑張ってレコーディングで攻略していくタイプなので、ライブではそれをパフォーマンスとしてどう魅せるか?に力を入れて考えるようになりますね。

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