Interview

吉田広大&森田桐矢が舞台『私のホストちゃん THE PREMIUM』で伝授する。気になるあの人を虜にする方法

吉田広大&森田桐矢が舞台『私のホストちゃん THE PREMIUM』で伝授する。気になるあの人を虜にする方法

2月1日(金)から、オルタナティブシアターにて、舞台『私のホストちゃん THE PREMIUM』が上演される。2013年の初演から2018年の前作まで、総動員数5万人超えの人気シリーズとなっている。華やかで厳しいホストの世界を真面目に、面白おかしく、歌、ダンス、果ては観客を口説いて描くエンターテインメント作品だ。
そんな舞台で、哀 役を演じる吉田広大と豪太 役を演じる森田桐矢に話を聞いた。両者ともシリーズ3作目の出演となる今作のことから、お互いの関係、意中の人を虜にする方法まで、“愛する人”をゲットしたい人へ贈る甘いささやき。

取材・文 / 竹下力 撮影 / 増田慶


“ホストちゃん”といえば、冬の風物詩

舞台『私のホストちゃん THE PREMIUM』で“ホストちゃん”シリーズは6作目になりますね。このシリーズに参加されるお気持ちを聞かせてください。

吉田広大

吉田広大 僕は3回目の出演になりますが、初めての舞台が『私のホストちゃん THE FINAL 〜激突!名古屋栄編〜』(16)だったんです。ゲームから始まって、ドラマ、舞台となった人気作品に出演させていただくことは嬉しいです。しかも、初舞台になったシリーズですから思い入れは強いですね。

森田桐矢

森田桐矢 “ホストちゃん”といえば、冬の風物詩になっていますね。なにより、舞台『私のホストちゃん REBORN』(16)から出演させていただいて、僕が演じる“豪太”がお客様から認知されているのを感じて嬉しいですね。今回は蜜柑(藤戸佑飛[劇団Patch])と同じく3回目の出演になりますから、カンパニーみんなで、前作よりもさらに盛り上げていきたいです。

吉田さんが演じる“哀”と森田さんが演じる“豪太”は、おふたりの中でどんな役になっていますか。

吉田 僕はボーカル&ダンスグループ「X4」の音楽活動がメインですが、“ホストちゃん”でも歌って踊ります。実際に「奇跡の歌声で酔わせる哀しみのホスト!」と紹介されているので、歌で勝負するキャラクターですね。

森田 今までは、ホストクラブの中でも“弟キャラ”で末っ子のようなポジションでしたが、今年は、クラブでは一番の古株になり、先輩としての“豪太”をお客様にお見せすることになります。今までとは違った“豪太”になっているので期待してください。

舞台を拝見させていただくと、脚本の村上大樹さんの当て書きに近いような気がします。

森田 おっしゃる通りで、まさに(吉田)広大くんイコール“哀”ですね(笑)。広大くんらしさが役から色濃くにじみ出ている気がします。

吉田 そう(笑)?(森田)桐矢とは、前作の『私のホストちゃん REBORN~絶唱!大阪ミナミ編~』(18)で共演しました。たしかに、“弟感”が強くて、普通に喋る時も弟っぽいんですよ。それでいて、今回は徐々に兄貴分になってきている。

森田 まじっすか(笑)!?

吉田 (笑)。稽古を繰り返すたびに、兄貴になってきているよ。

いつもの3倍は役作りに迷走している

今日から通し稽古に入られるそうですが、ここまでの稽古の印象をうかがわせてください。

吉田 出番が多くなったので純粋に嬉しいです(笑)。稽古場の雰囲気も和気藹々としています。今回は曲がたくさんあるので、しっかり入れていきたいですね。それから、今日の通し稽古で問題点がかならず出てくると思うので、それをきちんと修正していきたいです。

森田 僕も3作の中で台詞が一番多いですね。脚本を読むと、とにかく喋っている(笑)。ありがたい気持ちの一方で、台詞が多ければ、今まで以上に丁寧にお芝居をしなければいけない。キャラクターも演出の村上さんの要望で兄貴肌になってほしいとおっしゃられたので、今までの役どころと変わるわけですから、いつもの3倍は役作りに迷走しています(笑)。とはいえ、本番が始まるまでに、今までとは違う“豪太”になっていたいですね。

“ホストちゃん”シリーズといえば、“ランキングシステム”や“口説きタイム”があったり、お客様を巻き込む舞台ですが、稽古は他の舞台と違った感じで進んでいくんですか。

吉田 それほど変わらないですね。たとえば、“口説きタイム”の場合は、近くに座っているキャストをお客様に見立てて口説きに行ったりするよね。

森田 そうですね。口説きは、ほぼアドリブなので、空いてる時間で、他のキャストと相談しながら練習しています。稽古時間は歌の稽古、ダンスの稽古、芝居の稽古なので、他の舞台と変わらないと思いますよ。

“神セブン”に入らないと虚しくなる

今作も実際にいるホストのように、観客に指名してもらってNO.1になる仕掛けになっています。

吉田 板の上に立つ限り、ホストというキャラクターですし、役としてだけではなくて、個人としてもNO.1になりたいですね。お客様には“哀”で投票して欲しいですし、NO.1になったことを想定して稽古もしていますから、本番でトップに立ちたいと思っていますよ。

森田 初出演時の稽古中では、そんな想いにならないと思っていたのですが、いざ本番になるとNO.1になりたくなったんです(笑)。ただ、僕はそれ以上に、“神セブン(ランキングの1位から7位)”に入りたいんですね。

吉田 あはは。よくわかる。

森田 “神セブン”に入らないと虚しくなるんです。逆にNO.1になれなくても“神セブン”に入っていれば嬉しいので、あえてNO.1に固執はしていないですね。

アドリブ満載の舞台ですし、シチュエーションによって演じ方も変わりますから、特殊な役作りをされるんですか。

森田 僕は意識していないですね。他の舞台と同じく、あくまで作品の役を作っていきます。「こうやって演じたら人気が出る」と考えて役作りはしないですね。

吉田 脚本の土台があるので、役にどんな色付けをしていくのか常に考えているかもしれません。ただ、その色付けは、「ランキング投票に繋がれば嬉しいな」と思っている程度で、特別なことをしているわけではないんです。

今作では、女性キャストにナオミ 役の上野なつひさんと錦マミ 役の小川菜摘さんがいらっしゃいます。

森田 (上野)なつひさんは事務所の先輩なんです。なので、稽古場では先輩と後輩の間柄として会話をしています。(小川)菜摘さんは、みんなのお母さんみたいなポジションで、母親と話している感覚で、肩肘張らずにお話できる方です。ふたりとはあえて特別な関係性を築こうするのではなくて、稽古場で作った関係を活かして本番に臨みたいと思います。

吉田 菜摘さんとは、初めて“ホストちゃん”に出演した時にご一緒させていただきました。その時は、緊張していてほぼ記憶がないんです(笑)。今回は心に余裕を持ってお話することができていますし、いろいろな経験をさせていただく上でも、“大人キャスト”と話している時間を大切にしています。

桐矢は安心感があり、広大は理想の人

おふたりの印象はいかがですか。

吉田 よくご飯に行ったり遊んだりするわけではないのに、最近、桐矢に「後ろの髪の毛がいいですね」と言われてびっくりしたことがあって(笑)。不思議な関係ですよね。桐矢は稽古場のことをよく把握しているから、どういう演技をすればいいのか聞くと答えが帰ってくるので、安心感があります。

森田 歌やダンスが上手で、僕の“理想の人”です。家に帰って稽古風景を録画した動画を毎日観ているのですが、ダンスの振付は、すべて広大くんを観るんです。「こうするとかっこいいな」という正解がわかるんですね。広大くんが踊らずに、僕が踊るパートでも、広大くんに教えて欲しいと頼んだら、自分が踊らないパートも全部覚えてくれて、何時間もワンツーマンで接してくれる。普段から着ている服も好きですし、髪型もお手本にしたい憧れの人ですね。

やはり本作では欠かせない“口説きタイム”についてうかがわせてください。

森田 基本的に本番でお題を出されるので即興ですね。

吉田 そうだね。お客様を選ぶことも大切ですね。パッと舞台を見て、まずは目を合わせてくれる人を選びます。

森田 お客様も口説いて欲しい時はずっと僕らを見てくれるんです。アイコンタクトが重要なポイントですね。僕は、これが使えるという言葉を何個かベースに作って準備しています。どんなお題でもしっかりした準備をしておけば、お客様を満足させるというゴールにたどり着けると思っています。

吉田 できるだけキャラに添いたいよね。今作だったら、今作なりの“哀”で口説きたいな。前作では“TOPSTAR”というクラブのカッコいいやつで、ただカッコよく口説いたんです。『私のホストちゃん THE FINAL 〜激突!名古屋栄編〜』では歌が上手い系だったので、歌ばかり歌っていましたね(笑)。今作では、また違う自分が見つけられる気がするので、作品をご覧になっていただけたら、役に見合った口説き方をしていると思いますよ。

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