Interview

小澤 廉が舞台「劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪『Pirates of the Frontier』」で見つける理想の役者像

小澤 廉が舞台「劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪『Pirates of the Frontier』」で見つける理想の役者像

3月15日(金)から品川プリンス ステラボールにて、舞台「劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪『Pirates of the Frontier』」が上演される。本作は、女性向けコンテンツ「うたの☆プリンスさまっ♪」が“映画”をテーマに展開した「シアターシャイニング」シリーズの舞台化第2弾。
そんな舞台でイッキ役を演じる小澤 廉にインタビュー。今作のことから、自分のこと、様々な角度から劇団シャイニングの魅力を聞いた。そこから小澤 廉の役にかける誠実な姿勢が見えてくる。

取材・文 / 竹下力 撮影 / 増田慶


衣裳やメイクの完成度が高いビジュアル

まずは、先だって行われた『Pirates of the Frontier』のビジュアル撮影の感想からお聞かせください。

衣裳やメイクの完成度のすごく高いビジュアルでしたね。スタッフの方にここまで準備していただいたわけですから、良い写真を撮っていただけるように頑張らなければと、気が引き締まりました。

素晴らしいビジュアルで、海賊をテーマにした作品の世界観がダイレクトに伝わってきます。

嬉しいお言葉ありがとうございます。海賊を演じるのは初めてなので楽しみです。役者として海賊を一度は演じてみたいと思っていたんです。

というと?

海賊映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズにハマってしまって。それから、僕は夏男で海が大好き(笑)。海賊たちが大海に果てないロマンを求める気持ちがよくわかるんです。

イッキは正義感が強くて、優しい性格

小澤さんが演じるイッキはどのような役ですか。

イッキは、正義感が強くて、困っている人を放っておけない優しい性格です。人として憧れる部分が多くて、イッキは僕の理想像。なので、今作のお話をいただいたときは素直に嬉しかったです。早く稽古に入りたい気持ちでいっぱいですね。
今回初共演の方が多いのですが、ご一緒するのが楽しみなのは、郷本直也さんです。僕がまだ役者として“ポンコツ”だった時代以来、久々に共演させていただくので、「成長したな」と思われるように稽古から気合いを入れていきたいです。

座組みの空気はお客様に伝わる

今回共演されるマルロー役の小波津亜廉さん、白い悪魔役の菊池修司さんと、どのようなカンパニーにしていきたいと考えていますか?

座組みの空気はお客様に伝わるもの。空気が悪いとお客様も察知して、そのせいで、作品の良し悪しが決まってしまうことも時にはあると思うんです。なので、小波津くんや菊池くんとも協力して、カンパニーのみんなが仲良くなれるような雰囲気づくりをしたいです。僕はこの座組みでは愛される存在になりたいです(笑)。とにかく、カンパニーの空気がほがらかになるような立ち位置でいたいですね。

初めて劇団シャイニングの作品に出演されたのが、『天下無敵の忍び道』(17)でした。そのときのエピソードはありますか。

僕と和田雅成くんと植田圭輔くん、それから横井翔二郎くんの4人を中心に、カンパニー自体がとても仲良くまとまっていました。
『天下無敵の忍び道』では本番期間中、和田雅成くんと楽屋で隣り同士だったのですが、いつも「物を片付けろよ」と怒られていました(笑)。僕の物が溢れて、しまいには「これ以上はこっちにくるな」と線引きをされてしまったのですが、次の日には雅成くんの陣地を占領してしまうという(笑)。あと、アイスクリームをこぼして呆れられたり……とにかく雅成くんは“楽屋奉行”です。僕は“怒られ奉行”ですが(笑)。

役者として挑戦しがいのある楽しい作品

(笑)。そんな劇団シャイニングの魅力はどこにあると思いますか。

これまで『天下無敵の忍び道』、『マスカレイドミラージュ』(17)、『JOKER TRAP』(18)、『ポラリス』(18)と、作品ごとに作風も大きく変わるし、面白いですね。ひとつの演目が終わって次に違う役で出演できるのも、ほかの作品ではなかなかないことなので、役者として挑戦しがいのあるプロジェクトだなと思います。
たとえば、『天下無敵の忍び道』では、セシル丸(横井翔二郎)と音也衛門の家族のような友情や、真影(和田雅成)と翔ノ助(植田圭輔)の男同士の友情が見どころでした。演じていてとても気持ちよかったんです。もちろんお客様の視点からも楽しめる仕掛けになっていますし、個々の役がどういう人と関わって、どんな絆を芽生えさせていくのか、そんな熱いお芝居を見せられるのが劇団シャイニングの魅力だと思います。そして、同じ役を以前演じた方がいらっしゃるので、その点でも気合いが入ります。先代の顔に泥を塗ることはできない。だからこそ、先代への恩返しは、先輩を超える作品をつくることだと思うんです。もちろん、お客様からの期待も感じているので、僕たちも気持ちが高ぶりますね。

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