Interview

不二vs白石の激戦を、皆木一舞&増子敦貴が語る。ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学(せいがく)vs四天宝寺 東京凱旋公演いよいよ!

不二vs白石の激戦を、皆木一舞&増子敦貴が語る。ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学(せいがく)vs四天宝寺 東京凱旋公演いよいよ!

昨年末にスタートしたミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学(せいがく)vs四天宝寺もいよいよ大詰め。2月7日(木)よりTOKYO DOME CITY HALLにて東京凱旋公演が行われる。そこで、激戦のS3(シングルス3)を演じる不二周助 役の皆木一舞と、白石蔵ノ介 役の増子敦貴にインタビュー。
コートの上では天才vs聖書(バイブル)のハイレベルな戦いを繰り広げるふたりだが、素顔はどちらも別人。読むだけで心が癒される“ふわふわ対談”をまるっとお届け!

取材・文 / 横川良明 撮影 / 畠中彩


『テニミュ』をやって一番成長したのは、左手です(笑)

おふたりが初めて会ったときのことを聞かせてください。

増子敦貴 「ジャンプSQ.」の取材のときだったと思うんですけど。

皆木一舞 たしか、先に増子くんが取材を受けてて。僕はそれをそばで聞きながら取材の準備をしていたんですけど、ひとつひとつの回答が面白くて。天然みたいな感じで、そこが愛嬌があって可愛いなと思いました。

皆木一舞

その天然イメージは仲良くなるにつれて変わってきましたか?

皆木 そうですね。天然は天然なんだけど、意外としっかりしているところもあるんだなと。

増子 本当ですか? 嬉しい(照)。一舞くんは、最初はすごく真面目なイメージだったんですよ。でも話してみればみるほど不思議というかふわふわしているというか……(笑)。

増子敦貴

そのふわふわはどんなときに感じるんですか?

増子 (じっくり考えて)……日常、ですかね?

皆木 あはは(笑)。

増子 でも何かお互い似ている匂いがします。

たしかに柔らかい雰囲気は似ていますね。

皆木 今の増子くんの答えもふわふわしてますもんね。結局僕のどこがふわふわしているのかわからないっていう(笑)。

増子 (照れつつ)いや、オーラです、オーラが!

増子さんは今回が『テニミュ』初参戦ですね。

増子 本当に……なんか……大変です(笑)。フォームとか青学(せいがく)の皆さんに指摘をしてもらいながら。すごくよく見てくれるんですよ。ボールの軌道とかも「ベンチに座っていたらそこが見えない」とか、細かいところまでいろいろと。

皆木 僕も『テニミュ』の本公演は2回目だけど、試合は初めて。やっぱりベンチで応援していたときとは全然違いますね。

それはどんなところが?

皆木 僕、部活でバトミントンをやっていたんですよ。でもバトミントンとテニスじゃフォームが全然違って。バトミントンは手首で羽根を弾く感じなんですけど、テニスは腕全体を使ってラケットを振る感じなので。何もやっていなかった人よりも変なクセがついているぶん、そのクセをとるのに苦労しました。

増子 僕は白石が左利きなので、そこが大変でした。普段から御飯を食べるときも箸を持つのに左手を使ったり、いろいろ工夫はしているんですけど、利き手じゃないほうの手を動かすのがこんなに苦労するもんなんだなと。そのぶん、左手の扱いがうまくなりました! 『テニミュ』が始まってからの一番の成長は、左手ですね(笑)。

本気を出して食らいつく姿を、荒々しく、美しく表現したい

このS3(シングルス3)では、天才・不二が白石に苦しめられるのが大きな見どころ。あれだけ勝利に向けて執念を燃やす不二もなかなか見られませんし、演じがいがありますよね。

皆木 不二にとっても人生の転換期。大きな試合だと思いますし、やりがいはありますね。特に見て欲しいのは、白石へ反撃をするシーンでのダンス。獣のように本気を出して食らいついていく姿はちょっと怖いぐらいなんですけど、そこを不二らしく美しく表現したいなと。ただ、ラケットを持っているぶん、どうしてもラケットに体が振られちゃってブレやすくなるんです。そのあたりは今も課題にしているところで。荒々しさを残しつつ綺麗に踊りたいなと試行錯誤しています。

不二の内面の変化を演じるうえで難しかったことはありますか?

皆木 この試合で見せる不二の悔しさについては「まだまだ悔しさの度合いが足りない」というふうには言われました。だから、「このまま負けたんじゃ、なんか悔しいや」っていう台詞はすごく大事にしています。その前に橘(桔平)の試合も見ているので、「このままじゃ橘に合わせる顔がないな」と思ったり。越前(リョーマ)に言われた「本気でやってよ」っていう言葉を思い出したり。いろいろ想像しながら、悔しいという感情を自分の中で膨らませるようにしました。

そして増子さんは白石らしいセクシーなダンスが印象的でした。

増子 ありがとうございます(照)。(オリジナル演出の)上島(雪夫)さんから「アッシャーとかマイケル・ジャクソン風にしたい」っていうリクエストをいただいて。それで、今回の振付になりました。もともとダンスをやっていたので、それが初めて活かされて嬉しかったです。

今までやってきたダンスと、『テニミュ』のダンス、違いを感じたところはありますか?

増子 やっぱりキャラクターとして踊らなきゃいけないので、そこは全然違いました。特に白石の場合は色っぽく見せないといけないので、指先まで意識したりとか。

増子さんを見ていて普段からセクシーだなと感じることはありますか?

皆木 普段はないですね(笑)。だから白石として踊っているのを見ていると、「やってるな~」って思います。

増子 何? 「やってるな~」って?(笑)

ご自身では自分をセクシーだと思うところはありますか?

増子 (恐縮して)いや、ないです、全然ないです。

皆木 もっとふわふわしてるからね(笑)。

現場の雰囲気も聞かせてください。越前リョーマ 役の阿久津仁愛(にちか)くんはふたりから見たらどんな男の子ですか?

皆木 可愛いですね~。最初に会ったときは、やっぱりほかのキャストと比べてもすでに『テニミュ』のことをよく知っているぶん、しっかりしているなという印象だったんですけど。それが仲良くなればなるほど、どんどん可愛さが増してきて。タピオカ好きなところとか、タピオカがないとちょっと不機嫌になってスネてるところとか(笑)、全部が愛らしいです。

増子 にっち(=阿久津のこと)は大人っぽいですね。座長感がダントツであって、背中でみんなを引っ張ってくれるところとか、すごいなと思います。

皆木 やっぱり座長だよね。本番前に円陣を組むときも、「座長にしか言えないことだな」っていう言葉で僕らの士気を高めてくれて。

増子 よく「楽しみましょう」って言うよね。

皆木 「楽しみましょう」と、あとは「感謝の気持ちを忘れないで」とか。作品の中で本当に生きて、全力で届ける大切さを教えてくれる。そうやってみんなの気持ちをひとつにするのが、仁愛はすごく上手なんです。

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