黒選!メディアコンテンツ研究家・黒川文雄がテーマで選ぶ 3+1  vol. 51

Column

任天堂の「遊び」どれやる? 春からはじめるゲームのススメ 3+1選

任天堂の「遊び」どれやる? 春からはじめるゲームのススメ 3+1選

自分の色に塗り替えろ!新機軸のTPSゲーム『スプラトゥーン2』

2017年7月21日にNintendo Switch向けタイトルとして発売された『スプラトゥーン2』。インクを発射して、エリアをより多く自分の色に塗り替えた方が勝ちというTPS(三人称視点のシューティング)ゲームです。

【参考動画】『スプラトゥーン2』 紹介映像

これまで「敵を倒す」「相手を殺す」というシューティング系アクションゲームの代名詞だったTPSを、「自分の色に塗り替える」という全く新しいコンセプトを提示して成功したのが『スプラトゥーン』でした。

参加プレイヤーが多いのは日本、そして欧州だそうです。FPS(一人称視点のシューティング)のプレイヤーが多い北米では、徐々にその楽しさが理解されてきている段階です。

オンライン対戦で相手が日本人だと分かると北米プレイヤーは「負ける」と思い、速攻で逃げるという話もあるくらい、日本人プレイヤーの腕前は相当強いと聞きます。日本と欧州のプレイヤーは勝ち負けよりも、ゲームを楽しむことを優先するのが特徴なのだとか…。

本作ではキャラクター選択、武器選択など、プレイヤーの自由度が高いのが特徴です。身に付ける衣装やアクセサリーまで自由にカスタマイズすることが出来ます。

コントロール方式も少々独自で、Rスティックで移動、ボタンで発射なのですが、発射する相手を定めるのはWii U GamePad内蔵のジャイロセンサーを使い、パッドを本体を上下、左右に動かすことで、自由な視点移動が可能となっています。これによってクイックな移動と攻撃が可能となっています。(Rスティックのみで操作も可能)

自分のチームの色であれば「潜る」という行動が可能で、攻撃の回避やインクの補充などが出来ます。

ゲームモードは「レギュラーマッチ」「ガチマッチ」「タッグマッチ」「フェスマッチ」など、ネット対戦が主戦場になります。

バトルすることで「ラック」が上がり、新たなマッチに挑戦できるようになっています。基本的に一人で戦って勝てるゲームではなく、チームによる協力プレイが欠かせません。味方の動き、色が塗られているマップの状態などを意識しながらプレイするのが勝利への近道です。

『スプラトゥーン』で提供されている「遊び」のギミックは、とにかく豊富なイベントサービスでしょう。

【参考動画】『スプラトゥーン2』テンタライブ 闘会議2019

2015年には「ニコニコ闘会議」で、本物の水鉄砲でインクを塗り合う『リアルスプラトゥーン』が開催されました。今回で4回目を迎える「スプラトゥーン甲子園2019」では、決勝大会が1月26日・27日に開催され、会場やネット配信で多くのギャラリーが見守る中、大盛況で終了しました。

「遊ぶ、観る、集まる」という「スプラトゥーン」が提供する、カタチの無い「遊び」のギミックなのかもしれません。

©2017 Nintendo

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