黒選!メディアコンテンツ研究家・黒川文雄がテーマで選ぶ 3+1  vol. 51

Column

任天堂の「遊び」どれやる? 春からはじめるゲームのススメ 3+1選

任天堂の「遊び」どれやる? 春からはじめるゲームのススメ 3+1選

四角いブロックで天地創造『マインクラフト』

2009年5月17日にパソコン向けJavaアプリとしてリリースされた『マインクラフト』。四角いブロックのみで構成された世界観が特徴です。

【参考公式動画(英語)】Official Minecraft Trailer

リリース以降、バージョンアップをくり返し、家庭用ゲーム機にも移植されるなど、長い年月を掛けて次第にユーザー数を増やして来たサンドボックス(箱庭を天地創造する)ゲームです。

それまでのサンドボックスゲームには90年代に大ヒットした『ポピュラス』や『A列車で行こう』、『シムシティ』などがあります。これらのゲームは天から地上を見下ろした視点で、土地や街を発展させて人口を増やしたり、その創造した世界に起きる公害問題や災害などに取り組むといったゲーム性でした。

『マインクラフト』の場合は、これらの作品とはちょっと趣が異なります。

一人の住人として生活し、衣食住のすべてを現地調達します。木、土、鉱石、水、溶岩などといった材料を組み合わせて新しいマトック(特製ツール)や武器、防具、はしご、線路などを作成して自分だけの世界を構築していきます。

また、次第に移動範囲が広がって行くと新たな発見があるのも楽しみの一つです。土を掘って地下へ行ったり、海を渡って別の島に辿り着いたり、自分一人の世界だと思い込んでいたら村人がいたり、やればやるほど奥の深い世界が広がっています。

この作品が長く愛されているのは、シリーズや続編を作ることもなくただひたすらにバージョンアップを繰返しリリースし続けていることです。(※初期版のみアップデート不可)

【参考公式動画(英語)】Cats & Pandas: A Minecraft Fable of Friendship

プラットフォームの性能差により、ワールドの広さなどの違いはありました。しかし、「統合版」の登場によってクロスプラットフォーム対応となり、PCで作成した世界をサーバーを介して家庭用ゲーム機でも共通して使えるようになりました。 現在の『マインクラフト』「統合版)に対応している代表的なプラットフォームをご紹介すると、PCでは「Windows10」、家庭用ゲーム機は「Xbox One」と「Nintendo Switch」、スマートフォンでは「iOS」と「Andoroid」にも対応しています。

これによって、各ゲーム機種のアカウントとマイクロソフトのアカウントを使えば、以前作った『マインクラフト』の世界をどのプラットフォームでも引き継ぐことが出来ます。

また、最大4人までのアカウントが参加可能です。「統合版」のメリットとして「Realms」という月額料金プランにすれば最大10人まで同時参加することが出来ます。これで一人では大変な建物を建てたり、動物をハンティングしたり、クリーチャーを討伐したりすることを、友達や家族と一緒に計画的かつ協力しながら進められるのです。

後発となったNintendo Switch版では、2018年6月21日に「統合版」へアップデートされました。Nintendo Switch版では「スーパーマリオマッシュアップ」という世界が用意されており、巨大マリオやピーチ城が見事に再現されています。

『マインクラフト』のスタート直後は何もない所からはじまります。そのため「何が面白いのか?」という問題に直面します。しかし、YouTubeが登場し「時間を掛ければこんなモノも作れる!」という動画が数多くアップされたことで、人気に火が付き子供もハマるようになりました。

任天堂公式のYouTubeでは「よゐこのマイクラでサバイバル生活」という動画シリーズが好評のようです。興味のある方は視聴してみてはいかがでしょうか。もしかしたらアナタも『マインクラフト』の世界にハマるかもしれません。

それではよい週末をお過ごしください。SeeYou.

Mojang © 2009-2019.

文 / 黒川文雄

※記事中の一部画像・動画は、公式Youtubeおよび公式リリースから使用


著者プロフィール:黒川文雄(くろかわ・ふみお)

1960年、東京都生まれ。
音楽ビジネス、ギャガにて映画・映像ビジネス、セガ、デジキューブ、コナミDEにてゲームソフトビジネス、デックスエンタテインメント、NHN Japan(現LINE・NHN PlayArt)にてオンラインゲームコンテンツ、そしてブシロードにてカードゲームビジネスなどエンタテインメントビジネスとコンテンツの表と裏を知りつくすメディアコンテンツ研究家。コラム執筆家。アドバイザー・顧問。黒川メディアコンテンツ研究所・所長。株式会社ジェミニエンタテインメント代表。
黒川塾主宰。ゲームコンテンツ、映像コンテンツなどプロデュース作多数。
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