future×feature  vol. 21

Interview

ドラマ『3年A組』で女優デビューした期待の新人・新條由芽。「一つひとつがいい経験になると信じて」

ドラマ『3年A組』で女優デビューした期待の新人・新條由芽。「一つひとつがいい経験になると信じて」

卒業までの10日間、担任教師が生徒29人を人質に立てこもり、彼ら彼女らにクラスメートの自殺の真相と向き合わせる──衝撃的なドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系・以下、『3年A組』)が話題だ。
菅田将暉の熱気と狂気が同居した芝居やセンセーショナルな内容はもちろん、永野芽郁や川栄李奈、片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)に萩原利久、今田美桜ら生徒たちの豪華なキャスティングも注目を集めている。ツインテールの髪型が特徴の金沢玲央を演じている、新條由芽もその1人。昨秋、「週刊プレイボーイ」創刊52周年月間アドボードで、吉岡里帆とツーショットを飾って反響を呼んだ彼女に、初めての芝居の感想や現場での様子、そして今後の目標などをじっくり語ってもらった。

取材・文 / 平田真人
撮影 / キセキミチコ(KISEKI inck)


仲がいい役同士の大原優乃ちゃんとはお芝居の話をしたり、親しくさせていただいています。

ドラマ『3年A組』は生徒役のキャストが豪華なことでも話題ですが、新條さん自身は本格的な演技をするのが、今回が初めてだそうですね。

はい、まったくの初めてです。最初に出演が決まったというお話を聞いて、生徒役のキャストの方々の名前を目にした時、今まで自分がテレビや映画で見てきた方々ばかりが並んでいたので、「初めてのドラマで、こんなに豪華な方々と同じ生徒役として、私はやっていけるのかな…」という不安や緊張を感じました。でも、そういった気持ちと同時に、素直に「うれしい!」と思ったので、期待と不安が入り混じった──というのが、正直な感想です。

ドラマ自体も第1話から衝撃的な展開で、各方面で話題になっていますね。

他人事みたいですが、すごいなぁって思います(笑)。私も早く先の展開が知りたくて、新しい台本をいただくのを楽しみにしています。

連続ドラマは撮影のスケジュールがタイトだったりもするわけですが、そのテンポやペースをどう感じていますか?

そうですね…私自身、現場で長く過ごすのが初めてなので、慣れない点もありますが全力で頑張っています。

密室にずっといるという状況的には、3年A組の生徒たちと重なるところもあるわけですね。

連日撮影が続いた週があったんですが、だんだんリアルに自分たちが監禁されているかのような気分になってきました。生徒役のみんなと話していたんですが、「リアリティーあるよね」って(笑)。

そういった状況でも、同年代の演者さんも多いということで連帯感も強いのかなと想像しますが、現場ではどういったことをお話するんでしょうか?

生徒役の女の子たちは楽屋が一緒ということもあって、楽屋やスタジオの前室では、一緒にご飯を食べたり…仲良くさせていただいています。あと、人数が多いので、それぞれ飲み物用の紙コップに、似顔絵を描いてもらったり、落書きし合ったり、みんなが疑心暗鬼になっているドラマの中とは反対で、休憩中は楽しく過ごしています(笑)。ただ撮影に入ると空気感はガラッと変わりますね。

ちなみに、新條さんはほかの人たちから何て呼ばれているんですか?

撮影中は役名の金沢玲央から、「玲央ちゃん」って呼ばれることが多いです。

『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)より

現場で特に親しい演者さんを挙げるとすると…?

玲央は辻本佑香というクラスメートと仲がいい役柄なので、演じている大原優乃ちゃんとお話する機会が多いことをきっかけに、仲良くさせていただいています。優乃ちゃんとは毎回、撮影のたびにドラマの中で起こる出来事を踏まえて、「親友同士の佑香と玲央だったら、こういう時どうするのかな?」と一緒に考えて、2人で話したりもしています。

第1話の「ご飯があるといいな、食費が浮くし」というセリフにもあるように、玲央は経済的にひっ迫した家庭の子なんですよね。

はい。沙良(横田真悠)から「緊張感持とうよ」って怒られちゃうんですが(笑)。

では、菅田将暉さん演じる柊一颯先生の“本気”を、新條さん自身はどのように受け止めているんでしょう?

現時点ではまだ「柊先生はいったい何を言っているんだろう? 何がしたいんだろう?」と思う点が大きいです。いきなり監禁して(上白石萌歌演じる景山)澪奈の自殺のことを言い出して…殺伐としていくばかりなので、状況を把握しきれていない、というのが正直なところです。先生からいろいろと言われても、こちらは監禁されている身ですし、玲央としても「何でこんなことを…」という気持ちの方が大きいと思います。どうしたらいいか、わからないんじゃないかなって──。

なるほど。では、まさに現代を生きる若い世代の1人として、ドラマの何かが響いたということはありますか? 共感する、しないは置いておいて、「あぁ、わかるな」とか「リアルだな」と思ったことでも構いません。

そうですね…高校という場所は、監禁されていなくても3年間ずっと変わらない同じ顔ぶれの中で生活するという状況を考えると、閉塞的な一面もあるのかな、と思ったりはします。澪奈に対するいじめが始まった時のように、スクールカースト上位の人たちから「無視しろよ」と言われたら、玲央のように控えめなグループに属している子は逆らえない空気があるというか。本当は無視したくないし、いじめに加担するようなこともしたくないと思っていても、自分が標的になりたくないから周りに合わせるしかないという状況は、リアルだなと感じます。演じていても、こういう状況だったら従ってしまうかもしれないな、と思うことがあります。だからこそ、ドラマを通して皆さんにも一緒に考えてほしいなと思います。

クラスという30人ぐらいの単位でも、いくつかのグループにきちんと棲み分けされるというのは昔から変わっていないですよね。

不思議なことに、自然と気の合う同士で固まるようになっていきますよね。

新條さんが高校生の時は、どんな感じだったんですか?

私が通っていた高校は学年全員の仲がよかったです!すごく雰囲気のいい学校だったので、そういうカーストみたいなことを意識したことが全然なかったです。

高校は地元・群馬の学校ですか?

はい。すごくのどかで、おだやかな高校生活でした(笑)。

一転、ドラマの中ではサバイバルを強いられていますけど、作品の反響が大きいので、現場の士気も上がっているんじゃないですか?

第1話の放送があった後の撮影は、いつも以上に熱気がありました。「話題になっているよね!」って(笑)。私たちは基本的に教室か廊下にしかいないので、回想シーンや学校の外のシーンはオンエアを観て初めて「こんなふうになっていたんだ!」って知ることが多く…台本を読んでいるので、次に何が起こるかわかっているはずなんですが、あらためて放送をテレビで見ると、ハッとしたり、ドキドキして…新鮮でした。

田辺誠一さんの演じる武智(大和)先生が、マスコミのカメラの前でどれだけ話を盛っているかも、オンエアでわかるわけですものね(笑)。

武智先生、面白いですよね(笑)。教室の外で起こっていることは、基本的に私たちはわかっていないので、「警察の人たちは、こんなことをしていたんだ…」とか、興味深くみています。

『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)より

そういった中で、菅田将暉という20代でも群を抜く役者さんのお芝居を目の当たりにされているわけですが、率直にどのような印象を抱いていますか?

撮影が始まってすぐ、菅田さんのお芝居に引き込まれました。もちろんテレビや映画で菅田さんの演技を見ていたので、素晴らしい役者さんであることはわかっていたんですが、やっぱり目の前で柊一颯先生として立っている菅田さんと対面してみたら、想像していたよりももっともっとすごい方でした。冷静に残酷なことを言ったりするシーンと泣きながら叫ぶお芝居との振り幅が大きくて…何て言うんだろう、菅田さんじゃなくて一颯先生として目の前にいらっしゃるんですよね。そういった姿を目の当たりにして、「私もついていかなくちゃ!」って思いましたし、刺激を受けています。

毎回、少しずつ謎が解き明かされていくのを楽しみに見守りたいと思います。

はい、いただいた台本を読む限り、中盤以降も目まぐるしく展開していきますので、ドキドキしつつ…毎週日曜日夜22:30〜楽しみにしていただけたらと思います。

刑事モノが大好きなので、いつか『科捜研の女』に一度でいいから出演できたらいいなと思っています。

ここからは新條さん自身のことを聞いていこうと思います。昨秋、「週刊プレイボーイ」創刊52周年月間アドボードでの吉岡里帆さんとツーショットが話題になりましたが、反響の大きさを実感しましたか?

私としては、反響の大きさももちろんですが…事務所の先輩で女優さんとしても尊敬している吉岡さんとご一緒できたことが、素直にうれしかったです。「週プレ」の前、吉岡さんが主演のドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』(KTV/フジテレビ系)に店員役で少しだけご一緒させていただいたことがあったんですが、ツーショットでアドボードを撮影していただけると聞いて、飛び上がって喜びました。一方で、「私でいいのかな?」「いや、がんばらないと!」っていう気持ちもわき上がってきて…全力で取り組みました。

自分も渋谷のセンター街で実際にアドボードを目にしたんですけど、あれはインパクトがありましたね。

ありがとうございます。都内や横浜などいろいろなところに設置されていたので、友達からも「見たよ〜」って画像付きでメッセージが送られてきました。お母さんは、わざわざ群馬から東京まで出てきてアドボードの写真を撮っていったりもして(笑)。そんなふうに、反響を身近に感じられたのもうれしかったです。

『3年A組』を機に、お芝居も本格的に始めるとのことですが、女優さんとしての手応えみたいなものはありますか?

まだ本当に始まったばかりなので、手応えと言えるほどの実感はないんですが…今はまだすべてが新鮮です。ただ、自分の中で「新しいことに挑戦できている」という意味の手応えはあって。楽しいなと思うときもあれば、大変だな、難しいなと思うこともありますが、一つひとつがいい経験になると信じて、ていねいに取り組んでいきたいです。

どういった時にお芝居の面白さや楽しさを感じますか?

撮影中は、自分が置かれている状況の中で金沢玲央として懸命に生きているわけですが、ドラマとして一つの作品になったものをテレビで見た時、すごく感慨深かったんです。撮っている時は自分が一生懸命だっていうのもありますし、台本からどんな映像になっていくのかがイメージしきれない部分もあって。でも、シーンとシーンがつながって、音楽もついて、現場で撮っていた時よりもっと緊迫した空気が出ていたりするのを見た時、「わ、すごい!」って感動しました。カメラ(ワーク)の切り替えとかも、「何回も撮ったのは、こういう映像にするためだったんだ」って思ったり…見るたびに発見や気づきがあります。それがうれしくて…第1話は何回も繰り返して見直しちゃいました(笑)。

記念すべき初のレギュラー作ですから、うれしさもひとしおでしょう。その『3年A組』を撮影中ではありますが、今後演じてみたい役や出てみたいジャンルの作品についても、聞かせてください。

刑事モノが大好きで、特に『科捜研の女』(テレビ朝日系)を毎シリーズ観ています。あと、『相棒』(テレビ朝日系)も好きなので、いつか…一度でいいから出演できたらいいなと思っています。

『科捜研の女』の次シリーズは1年間放送するらしいですから、ゲスト出演のチャンスはありそうですよね。

チャンスをいただけるのなら、どんな役でも演じさせていただきたいです(笑)。

しかし、20歳で『科捜研の女』や『相棒』というのも、なかなかシブいチョイスですね(笑)。

元々はお母さんが大好きで、私が小さなころから家族で観ていました。その影響が大きいですね。

確かに一理あります。それと…20歳というワードを出したので、成人して何か新條さん自身に気持ちの変化があったかを聞いておこうと思います。

誕生日が4月なので、20歳になってから結構経っているんですが(笑)、10代から20代になって変わったことは、自分の中ではあんまりないんです。そういったところでの実感はありませんが、20歳になって成人式を迎えて「大人の仲間入り」をしたことで、自分自身がしっかりしていかないといけないなという意識は強くなりました。

こういう大人になりたい、という理想像や指標はありますか?

う〜ん…面白くないかもしれませんけど(笑)、1人の大人として自分の言動に責任をもって、なおかつ魅力的な女性になっていきたいです。

もう少しツッコミますと、どのような大人の女性が新條さんには魅力的に映るんでしょう?

具体的に挙げさせていただくと、吉岡里帆さんです。お芝居を目の前で見た時もすごいなと思いましたし…「週プレ」のアドボードの撮影も実際にツーショットを撮っていただいたんですが、緊張してガチガチになっていた私に、すごく優しくしてくださって、「ふだんの由芽ちゃんで大丈夫だよ」と、ほぐしてくださったんです。周りのスタッフさんへの気配りも欠かさなくて、本当に素敵な方だなって、あらためて尊敬の念を抱きました。それ以来、私も吉岡さんのような女優さんになりたいなと思っています。

期待しています。ちなみに、新條さん自身が愛好するエンタテインメントって何でしょう?

マンガやゲームが好きです。最近はお休みの日にNintendo Switchの「ポケモン」をやっていて。どっちかというとインドアな方かもしれないですね。

そこまで好きであれば、エンタメステーションでゲームについて語ってもらう機会もあるかもしれません!? では、新たなスタートを切ったということもあって、「2019年をこんな1年にしたい」という抱負を聞いて、インタビューを締めましょう。

『3年A組』という素敵な作品から1年が始まったので、まずはこのドラマを頑張りたいという気持ちが一番ですね。また、この『3年A組』をきっかけに、いろいろな役に挑戦する年にしたいなと思っているので、女優として演技の幅を広げていきたいですし、これから出会う役や作品のためにも、自分の中の“引き出し”を増やしていければと考えています。


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2月12日(火)~2月19日(火)23:59


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新條 由芽(しんじょう・ゆめ)

1998年4月27日生まれ、群馬県出身。血液型AB型。
現在放送中の日本テレビ系『3年A組-今から皆さんは、人質です-』に金沢玲央役で出演中。
森永製菓『おいしくモグモグたべるチョコ』、ゼンショーホールディングス 『ジョリーパスタ』(西日本にて)CMに出演。

Instagram(@yume_shinjo)

フォトギャラリー

日本テレビ系 日曜ドラマ
『3年A組-今から皆さんは、人質です-』

放送日時:毎週日曜22:30〜

キャスト:菅田将暉 永野芽郁
片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE) 川栄李奈 上白石萌歌 萩原利久 今田美桜 福原遥 神尾楓珠 鈴木仁 望月歩 堀田真由 富田望生 佐久本宝 古川毅(SUPER★DRAGON) 若林時英 森七菜 秋田汐梨 今井悠貴 箭内夢菜 新條由芽 日比美思 三船海斗 横田真悠 大原優乃 森山瑛 搗宮姫奈 西本銀二郎
土村芳 矢島健一 大友康平 田辺誠一 椎名桔平

主題歌:ザ・クロマニヨンズ「生きる」
脚本:武藤将吾
演出:小室直子、鈴木勇馬、水野格
チーフプロデューサー:西憲彦
プロデューサー:福井雄太、松本明子(AXON)
協力プロデューサー:難波利昭(AXON)
制作協力:AXON
製作著作:日本テレビ

オフィシャルサイト
https://www.ntv.co.jp/3A10/

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