Interview

「ピノとアメリ」リリース、『NARUTO』EDを歌う石崎ひゅーいに訊く

「ピノとアメリ」リリース、『NARUTO』EDを歌う石崎ひゅーいに訊く

僕が歌ってるよりもザキくんが歌ってるほうが全然いいんですよ。「あれ? オレが歌わないほうがいいぞ」と思って(笑)。

ちなみにタイトルの二人には何か意味はありますか?

あんまり……意味がなくて、ポンっと出てきたんですよ。2つの名前にしようかなっていうのはそもそも思ってて。さすがに「ナルトとサスケ」というのも、自分の名前をっていうのもね(笑)。で、最初に付けたのが「ピノとアメリ」で。「ピノとアメリ」っていうと、2つ見えますよね。そのくらいで、あんまり強い意味はないんです。

(笑)何人かもわからないですよね。あだ名かもしれないし。

あはは。でも、アメリはもしかしたらフランス人かもしれない(笑)。

こういう星があるわけでもないんですよね?

星の名前にしようかともしたんですけど、あんまり良くなくて。いつの間にかこれがしっくりきてるっていうパターンですね。

歌入れも同じようなスタンスですか? 自分の感情を直接的にぶつけるわけではなく?

自分がこういうふうに歌いたいというより、サウンドとか世界観をあんまりくずさないように歌う、そういうことをどちらかといえば意識してましたね。いつもよりもうちょっと引いて歌ってる感じです。「ピノとアメリ」のストーリーを話してるような。だから音程とかもあんまり高くしないでとか、Tomiさんと話しながら作っていました。

じゃ、この曲は「Tomiとひゅーい」でもいいですよね?

あはは! でも、Tomiさん自体がひゅーいみたいなもんですから(笑)二人にはならない……ホントに、石崎ひゅーいの“石崎ひゅ”までが僕で、残り全部がTomiさんみたいなイメージなんです、僕の中では。

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 (笑)もう一曲、“ひゅーいと世界観”のデュエットによる「おまえは恋したことがあるか」が収録されてます。最初から二人で歌おうと思って作った曲ですか?

いえ。去年、映画の撮影が終わってから、曲がワーッて出来て。映画の役の心情のまま曲を作ったりすることもできたりとかして。映画が終わって勝手に作って、映画のチームに「こんな曲出来たよ」って聴かせてたんですよ。みんなで遊ぶことがすごく多くて。

ホントに仲がいいですよね。いまだに毎日のように飲んでますもんね。監督、キャスト、スタッフの垣根なく、誰か暇な人がいたら集まる、みたいな。

大学生みたいに遊んでますね。サークルなのかなって思うくらい(笑)。そういうことって珍しいんですよね? 僕は初めて映画のチームに関わったからよくわからないんですけど。

 珍しいですよ。撮影中ならまだしも、みんなほかの作品も入ってるなかで、松居組で遊んでるのは。

すごくみんな仲がいいので、出来たばかりの曲を聴かせたりして「いいね!」って感じになって。ザキくんも一緒に遊んだりしてるときに、「その曲いいね」って言われて。ザキくんって、すごい覚えるのが早くて。次に会ったときにはもうギターを弾いて歌詞とかも空で歌えるくらいで。で、「コードこっちのほうがいいんじゃない?」とか遊びながら、一緒に歌ったりしてたんです。そのあとにラジオに一緒に出る機会があって、「あの曲を二人で歌おう」って話になってやったんですよ。そしたら、僕が歌ってるよりもザキくんが歌ってるほうが全然いいんですよ。「あれ? オレが歌わないほうがいいぞ」と思って(笑)。ザキくんのほうが歌詞的にも合うし、「負けた」って思ったときに「でも、オレの曲だしなぁ」というところから、半分自分が歌って、半分ザキくんに歌ってもらったら、一番いい形になるんじゃないかと思って。前に(尾崎世界観 責任編集の)『SHABEL』(附属のCDに収録)の「悪い目」っていうザキくんの曲で一緒にやったのみたいにできないかなって思って、改めて声をかけて実現したって感じですね。

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 この曲は、さっき仰っていた、映画の役(曽我雄二)の心情で作った曲という感じでしたか?

映画の自分の役の心情そのままですね。でも、映画とはまったく関係ない。この曲が映画に関わることはまったくないんですけど(笑)。

ちょっともったいないですね(笑)。タイトルの「お前」というのは?

役に対して言っているのか、自分に対して言っているのか……。

ひゅーいさんが役柄の自分、曽我に対して「お前」と呼びかけてる?

そういうイメージですかね……。きっと映画を観てもらったらわかると思います。

 じゃあ、それはあとのお楽しみにしておきます。尾崎さんとのデュエットはいかがでした?

人と歌をレコーディングするということがないので、単純に勉強になりましたね。「こういうふうにマイクに当ててるのか」とか。レコーディングのときにザキくんが「一緒に録ろう」って言い始めたんですよ。音のバランスとかもあるので普通はバラバラに録るんですけど、曲も曲だったし、アナログな感じで録るという作戦をとったんです。ザキくんはキーがいつもより4度くらい低いのもあって本当の音量ではないからマイクの手前にいて、僕がザキくんの後ろにいて、不思議な録り方をしたんです。

あはは。目に浮かびますが、変な光景ですね。二人で一本のマイクを前にして、前後にいるっていう。

そう。で、僕が歌うときは、僕がザキくんの前に出て。二人で歌うときは僕が後ろに下がるんですけど、下がり過ぎるとザキくんが「もうちょっと前、前」って肩をとんとんってされて前に出て歌うっていう。細かい前後がありながら(笑)。なかなかやらないレコーディングの仕方でしたね。

 (笑)アレンジとしては何かイメージはありましたか? アコギの弾き語りに、終盤だけバンドが入ってくる展開になってます。

なんとなく最初からそのイメージはありました。乾いてる感じにしたかったので、最後、盛り上がるんだけど派手じゃない感じにしたくて。あとは、最後の最後、謎の二人のユニゾンはすごい意識しましたね。

 二人でユニゾンするけど、あえてハモらないっていう。

どうしようもない感じが出したかったんですよ。最後の盛り上げに関しては、盛り上がらないで二人でユニゾンをしているというのも結構ヤバいと思うんですけど(笑)、ウケ狙いみたいになってくるから、バンドが入って良かったなって思ってます。

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この曲の主人公がどうしてこんなにやるせない喪失感を抱えているのかという点でも映画を観るのが楽しみです。12月には公開されますが、ここからをどう考えてますか?

あんまり……何も考えてないんですけどね(笑)。楽しそうだなと思うことはなんでもやっていきたいですね。あんまり殻に閉じこもらずに、楽しいことを探していかないとなと思います。人生、飽きちゃうので。音楽ってものを基盤にしながら、タイミングが合えば、映画でも舞台でも、いろいろ面白いことをやっていければいいなと思いますね。その経験が曲になったりするし、全部、音楽に返ってくるんで。

リリース情報

【初回限定盤】

【初回限定盤】

【通常盤】

【通常盤】

シングル『ピノとアメリ』

2016年8月24日発売
■初回生産限定盤(CD+DVD)
ESCL-4685 ¥1,667+税
■通常盤(CD)
ESCL-4687 ¥1,111+税

【収録曲】
01.ピノとアメリ(TVアニメ「NARUTO-ナルト- 疾風伝」エンディング・テーマ)
02.お前は恋したことがあるか(唄:石崎ひゅーい×尾崎世界観)

【初回生産限定盤DVD】
・Document(ドキュメント映像)「石崎ひゅーい500日の記録」
・LIVE(ライブ映像) From石崎ひゅーいが誕生日に全曲歌うライブ2016.3.7@CHELSEA HOTEL
「星をつかまえて(全曲ライブVer.)」
「母子手帳」

「ピノとアメリ」MV

ライブ情報

インストアライブツアー

8月26日(金)19:00~ 東京都・タワーレコード錦糸町店 店内 イベントスペース
9月3日(土)18:30~ 愛知県・名古屋パルコ 西館1F イベントスペース
9月4日(日)18:30~ 福岡県・ミュージックプラザインドウ店内 イベントスペース
9月10日(土)18:30~ 兵庫県・阪急西宮ガーデンズ 4Fスカイガーデン・木の葉のステージ
9月11日(日)21:00~ 東京都・タワーレコード新宿店7F店内 イベントスペース

石崎ひゅーい

1984年生まれ、茨城県出身。2012年7月にミニ・アルバム『第三惑星交響曲』でデビュー。2016年5月に3年ぶりとなるアルバム『花瓶の花』をリリース。松居大悟 監督によるMV、短編映画には、蒼井 優、村上虹郎らが出演し、話題を呼ぶ。ミュージシャンとして活動するほか、2015年には、劇団鹿殺し公演『彼女の起源』に客演したほか、2016年12月公開映画『アズミ・ハルコは行方不明』(松居大悟 監督)にて蒼井 優の相手役としてスクリーン・デビューを果たす。

オフィシャルサイト
http://www.ishizakihuwie.com

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