黒選!メディアコンテンツ研究家・黒川文雄がテーマで選ぶ 3+1  vol. 52

Column

ステルスゲームの歴史を築いた『メタルギア』。それを受け継ぐもの 3+1選

ステルスゲームの歴史を築いた『メタルギア』。それを受け継ぐもの 3+1選

ナンバリングシリーズ最後の作品となるのか?『メタルギア ソリッドV グラウンド・ゼロズ』と『ファントムペイン』

2014年3月20日にPlayStation3、PlayStation4、Xbox360、Steam向けタイトルとして発売された『メタルギア ソリッド V グラウンド・ゼロズ』。
(Xbox Oneのみ2014年9月4日にDL版のみリリース。)

小島プロダクションが総力を挙げて作り上げた「FOX ENGINE」で制作され、人物、建物、ライティングなどがよりリアルに感じられるようになりました。また、天候、キャラクター配置、マップデータなども容易に変更が可能な為、これまでのような手作業で一つ一つ制作と修正を繰返す労力が減ることが期待された自前の開発エンジンです。

【参考映像】【公式】 MGSV – METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES + THE PHANTOM PAIN – LAUNCH TRAILER | KONAMI (CERO)

物語は「パスが生きていた!?」との情報により、救出に向かったチコが捕らえられ、スネークが単身、チコとパスを救出に向かうショートストーリーです。PSP版『メタルギア ソリッド ピースウォーカー』の後日談と『メタルギア ソリッドV ファントムペイン』の序章として繋ぐ作品となっています。

また、オープンワールドになった『メタルギア ソリッドVファントムペイン』の体験版的な位置づけでもありました。これまでのような分割したマップでは無い為、ロードもなくスムーズにゲームが進行します。また潜入する基地は広く、どこからでも、どんな潜入方法でも可能なのが特徴でした。

体験版的要素が強いのですが、敵の配置、マップの構成など、全体的によく出来ており『ファントムペイン』への期待値が大きく上がることとなりました。

そして、2015年9月2日にPlayStation3、PlayStation4、Xbox360、Xbox One、WindowsPC向けタイトルとして発売された『メタルギア ソリッドV ファントムペイン』。

本作の開発中に世界中のファンが驚く情報がもたらされました。「FOXマーク」「A KOJIMA HIDEO GAME」の削除、小島秀夫監督の退任など、コナミの小島プロダクションの解散です。

こうした難しい状況のなか発売された意欲作となっています。

【参考映像】【公式】MGSV:TPP LAUNCH TRAILER (ローンチトレーラー) | METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN (JP) CERO [KONAMI]

限定版に同梱されていた特典映像では幻のエピソードとして「蠅の王国」が収録されています。イラストに登場する「中部アフリカの塩湖に浮かぶ島」などから、まだ見ぬ新たなステージや人物、物語が用意されていることがわかります。果たして、この幻のエピソードも収録されていたら本作の結末は変わったものになったのでしょうか…。

©2015 Konami Digital Entertainment

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