総力特集 海を渡ってきたJ-POPシンガー『K』  vol. 2

Interview

沖縄発ボーカルグループSky’s The Limitが「K」へのオマージュを語る

沖縄発ボーカルグループSky’s The Limitが「K」へのオマージュを語る

総力特集 海を渡ってきたJ-POPシンガー「K」 vol.2

「K」特集の第2回目は、沖縄出身の4人組ボーカルグループSky’s The LimitのKへのリスペクトと想いをお届けする。 かつてKを手掛けた、敏腕プロデューサー、松尾潔が選んだ彼らのデビュー曲は、松尾がプロデュースしたKの大ヒット曲「Only Human」だった。 Kもボーカルに参加し、新しく生まれ変わった音源を完成させたSky’s The LimitのメンバーにKの音楽的才能、そして人間力について訊いた。

取材・文 / 森朋之 撮影 / 森崎純子


Sky’s The Limitのメジャーデビュー曲「Only Human」はKさんのヒット曲のカバー。メンバーとKさんの関わりは、山本さんから始まったそうですね。

山本 はい。音楽番組(フジテレビ系「水曜歌謡祭」/山本は“水曜シンガーズ”としてレギュラー出演していた)でご一緒して、そこから仲良くさせてもらって。最初にお会いしたとき、Kさんがウクレレを持ってたんですよ。僕もふだんからウクレレを弾いてるので、そこでも気が合って。すごく気さくな方で、いつも楽しくイジってくれて(笑)。ありがたいなって思いますね。その後、Kさんが沖縄でライブをされたときにステージで「Only Human」を4人一緒に歌わせてもらったんですよ。めちゃくちゃ緊張しましたね…。

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いつか自分たちに後輩ができたら、こういうふうに接したいなって

他の3人にメンバーは、Kさんに初めて会ったときの印象はどうでした?

前田 「うわ、本物だ!」って(笑)。

大城 「かっこいい!」って思いましたね。

前田 Kさんと一緒にステージで「Only Human」を歌えるなんて、本当にすごいことですからね。Kさんの歌声を聴いた瞬間もジーンと来てしまって…。

大城 リハーサルのとき、僕のパートをKさんに歌ってもらおうと思ったんです。そしたらKさんは「いや、そこは君が歌ってよ。だって君のパートでしょ?」と言ってくださって。ずっと「Only Human」を歌ってきましたけど、どこかにカバーさせてもらってるという意識があってんです。でも、Kさんと話をしたことで「自分たちの曲だと思って、堂々と歌うのが正解なんだな」と思って。そこで気持ちが切り替わりましたね。Kさんと一緒にライブで歌ったときはデビューも決まっていなかったんですけど、ボーカル、MC、パフォーマンスなど、教わることがたくさんあって。いつか自分たちに後輩ができたら、こういうふうに接したいなって思いましたね。

そんなことまで考えてたんですね!

大城 僕が勝手に感じたことですけどね、それは(笑)。

若江 大城はよく考えるタイプだし、ちょっと妄想癖もあるので(笑)。最初にKさんに挨拶させてもらったときは、ちょうどリハーサル中だったんです。グランドピアノに座ってひとりで歌っていらっしゃったんですけど、その姿が本当にカッコ良くて。会場が(桜坂劇場)っていうレトロな劇場だったこともあって、まるで映画のワンシーンみたいだなって。その瞬間にすごく緊張してしまって、挨拶したときに話したことも、まったく覚えてないんですよ。

ステージで一緒に歌ったときのことは?

若江 それもよく覚えてなくて。気付いたらステージにいて、いつの間にか終わってたっていう(笑)。後からKさんのマネージャーさんにライブの映像を送ってもらって、そこでようやく「こういう感じだったんだ」って確認しました。

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「プロというのは、こういうことなんだな」と

デビューシングルには、Kさんとのコラボレーションによる「Only Human feat.K」も収録されています。これも貴重な音源ですね。

若江 10年前、カラオケでこの曲を歌っていたときの自分に伝えたいですね。レコーディングのときはまずKさんがピアノを録ったんですよ。それが一発OKで「じゃあ、みんな歌ってね」って。

山本 緊張しましたね。

若江 メンバー4人それぞれブースに入って歌ったんですが、それに対してKさんがハモリを入れてくださったんです。歌い方のニュアンスは4人とも違うんですけど、それぞれの歌い方に合わせてコーラスしてくださって…。

山本 めちゃくちゃ上手かったですね、ホントに。声もキレイだし。

前田 「プロというのは、こういうことなんだな」と改めて体感できましたね。

若江 すごかったです。勉強になりました。

大城 僕らもハモリのラインを考えていたんですが、ディレクターの方やプロデューサーの方に頼っている部分もたくさんあって。Kさんは僕らが考えたハモリを聴いたうえで「こういうのはどう?」って新しい提案をしてくれるんです。そうするとディレクターの方も「いいですね」ということになって、そこからまた違うアイデアが出てきて。そういうクリエイティブな現場を体験できたのもすごく大きいと思います。

若江 しかも、しっかり言葉で説明してくれるんですよ。「普通は3度下か3度上でハモるけど、ここはメジャー7thの音を入れて」とか。そうやってすべて包み隠さず教えてくださるのはすごいなって思います。

Kさんとのレコーディングで得たことは、今後にも活かせそうですね。しかもKさんって、トークもおもしろいでしょ?

山本 そうなんですよ! すごく上手にボケるというか(笑)。もともとは韓国の方なのに、あんなに流暢な日本語でMCできるのもすごいなって。本当にKさんのことはリスペクトしてます。

リリース情報

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8月24日発売
『Only Human』

AICL-3129 ¥1,111+税

01.Only Human
02.I know
03.Only Human feat. K

ライブ情報

Sky’s The Limit First Concert ~4 REAL~
9月13日(火) 大阪Flamingo the Arusha
9月16日(金) 渋谷CHELSEA HOTEL

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左から、若江爵紀、大城貴史、山本卓司、前田秀幸

Sky’s The Limit

青く広がる空の如く、限りなき音楽の可能性を追い求める、沖縄在住4人組ヴォーカルグループ。それぞれソロとして世界的オーディション「X FACTOR OKINAWA JAPAN」に参加し、一度は4人とも落選となるが、審査員を務めた音楽プロデューサー・松尾潔氏の目に留まり、番組内でグループとして結成された。約半年間の選考を経て、日本における最初のXファクターの栄冠を手に入れた。 その後、4人沖縄で共同生活をしながら、なんと3銘柄ものオリオンビールCMソングに加え、OTV開局55周年記念生ドラマ主題歌を歌うなど、精力的な活動を展開してきた。また、山本卓司がフジテレビ系音楽番組「水曜歌謡祭」に”水曜シンガーズ”としてレギュラー出演したり、JUJUの30th single「WITH YOU」収録の「WITH YOU -Acoustic ver.- 」にデュエット参加するなど、全国的な活動も積極的に行ってきた。 そして、ついに2016年8月24日、ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズよりメジャーデビュー。

オフィシャルサイト http://www.stl-music.jp

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