Interview

高橋一生×川口春奈、映画『九月の恋と出会うまで』で初共演。 イメージと違ったお互いの素顔とは?

高橋一生×川口春奈、映画『九月の恋と出会うまで』で初共演。 イメージと違ったお互いの素顔とは?

ちょっと不思議なマンションに引っ越してきた志織は、ある夜、部屋で「こちらは一年後の未来です。あなたに危険が迫っている」という男の声を聞き、声の主に、隣人の平野の尾行を頼まれる……。

「書店員が選んだもう一度読みたい恋愛小説」でトップに輝いたラブストーリーを実写映画化した『九月の恋と出会うまで』で、不思議な出会いを通じて惹かれ合っていく平野と志織として初共演を果たした高橋一生と川口春奈。お互いの印象に始まり、映画にちなんで“時間”に関する考え方などを聞き、ふたりの素顔に迫った。

取材・文 / 望月ふみ 撮影 / 斎藤大嗣


1投げたら10返ってくる、気さくな感じがギャップでした。(川口)

高橋さんは恋愛映画初主演ですね。

高橋 はい。僕にやらせていただけるんだと思って、ありがたかったです。なかなかできないことですし、これから先、これだけ王道のラブストーリーはできにくくなるのではないかとも思っていたので、ありがたくお引き受けしました。

川口さんはずっと高橋さんと共演したかったとか。恋愛映画で実現しました。

川口 はい。恋愛作品ということを抜きに、高橋さんとお芝居できることが嬉しかったですし、今じゃなきゃできないこともたくさんあるなかで、このタイミングで高橋さんとお仕事できて楽しかったです。

それぞれ演じた役柄とご自身との共通点や違いはありますか?

川口 共通点はないです。私だったら、知らない人に何かお願いされても引き受けないですもん。そもそも怖いし。

高橋 ハハハ。そうですよね。

川口 でも、それをやってあげちゃう志織の変な正義感とか、面倒見の良さとか、体調が悪いのに頑張っちゃうところとか、好きですよ。健気だしまっすぐだし、尊敬できます。

志織のうまく恋心を表せないところは分かりますか?

川口 私は結構はっきりしているタイプなんですよね。でも恋愛において悩んだりもがいたりというのはもちろん分かります。ふたりのぎこちない感じとか、曖昧な距離感とか、そういうのはいいなって思います。ああいう経験もないですし、出来上がりを観て、いいなって思いました。

高橋さんは。

高橋 僕の場合、役との共通点を考えてお芝居しないんです。ここ最近は演じる役の密度が高くなってきていて、役でいる時間のほうが長いんです。そうすると自分との違いなんて考えている時間はなくて、没入してしまうんです。

共感とも違う?

高橋 共感しっぱなしというか、もう主観になってしまうんです。

共演前と後とでイメージが変わったことはありますか? 意外にこういう人なんだなと感じたこととか。

川口 高橋さんには、物静かな、寡黙なイメージを持っていたんですけど、すごくお話してくれるし、聞き上手で、どうしようもなくくだらない話でも一緒にお話してくれるんです。気さくな感じがギャップでしたね。1投げたら10返ってくる感じ。すごく優しいです。

高橋 それは単純に、一緒にお話ししていて楽しかったので。川口さんは、周りを気にすることなく思っていることをストレートに話してくれる方でした。初対面の方と対峙するときって、どうしてもドアを少しずつ開けてチラチラ相手の様子を見ながら始めがちですが、川口さんはバーン! と一気に開け放してくれた。それによってこちらもバン! と開けることができました。

お話というのはお芝居のことも?

高橋 基本的にそれはなかったです。お芝居はお芝居の中で十分会話ができているので。日常的なことを話していたと思います。僕も川口さんは物静かな方だと思っていたので、自ら壁を壊してきてくださって話しやすかったです。

役者としては、ひと言でいうとどんな方だと感じましたか?

高橋 真面目。

川口 職人。

最近はカイロスの時間が強くなっているように感じます(高橋)

タイムリープ、タイムパラドックスといったこともテーマに入っている作品ですが、お芝居として本作ならではの難しさはありましたか?

高橋 なかったです。撮影で大変だと思うことは、どの作品でもないです。それに苦しいとか大変だとか、もし仮にあったとしても言いたくないんです。「あぁ、このシーンが大変だったんだ」と思って観られるのは絶対に避けたいので。

川口 私も苦労とかはなかったですね。楽しかったです。

時間を行き来する物語です。年を重ねるごとに、時間への概念が変わってきたりしていますか?

川口 うーん、難しい(苦笑)。模範解答、任せます。

高橋 (笑)。最近、時間のことを考えているんです。昔、ギリシャの人たちは、時間の概念がふたつあるという考えを持っていたんですって。クロノス(物理的な時間)とカイロス(主観的な時間)。同じ24時間でも、人によって全く価値が違うし、僕は最近、カイロスの時間が強くなっているように感じます。それに過去も未来も存在しなくなってきています。どちらも折りたたまれて、同じポイントの今にある感じがするんです。今の粒量物理学では、タイムリープはできないとされてるんですが、ある意味正しいのかもしれないと思っています。過去も未来も包括されて今という瞬間しかない。過去がこうだったから未来はこう、ということは考えなくなってきました。ある意味、すごくポジティブなのかもしれません。今起きていることに重心を置くようになりました。全然、模範解答じゃないですね(苦笑)。

川口 (笑)。私は、24時間じゃ足りないです。1年が年々早く過ぎる。

足りないくらい色んな事が充実している?

川口 はい。でも、早く過ぎて!って思うこともあるから、やっぱり時間って精神的なものとリンクしているのかもしれない。

相手のことを思う、貫く大切さを感じてほしい

映画の終盤、平野の「自分の殻を破るのに時間がかかった」といったセリフが登場します。殻を破れない人というのは、実際にたくさんいると思います。

高橋 殻を破れるかどうかは、人からどう見られているかということを意識するかしないかじゃないかと思います。平野の場合は、志織さんにどう思われているかとか、嫌がられてしまうんじゃないかとか。本質的な自分の思いとはどういうものなのかと向き合った結果のことを、殻を破ると言うんだと思います。

川口さんは。

川口 “殻”という感覚があまり分からないかも…。無理して破る必要はないと思います。それはそれでいいんじゃないかなぁ…。

高橋 無理をしていないんだったら、殻を破らなくてもいいという考えも分かります。

川口 人それぞれだから、無理しなくていい。自分を認めてあげればいいと思います。

確かに、これが自分だと認めてしまえば、ある意味、殻を破ったことになるのかもしれませんね。では、最後に完成作を観て感じたことを教えてください。

高橋 陳腐になってしまうかもしれませんが、信じること、まっすぐに想いを貫くことの大切さでしょうか。そういうことって恥ずかしがったり、ひと目を気にしてできなくなっていくものですが、まっすぐに思い続けるということは、やはりいつか力になるんだと感じました。タイムリープというSF的な要素もありますが、普通のラブストーリーとして観ていただけたらと思います。ただ、「声」が行き来するというのは、ユニークです。

川口 相手のことを思ったり、アクションを起こしたりするのって、体力も気力も使うし、大変なことだけど、それも全部ひっくるめて、それでもその人のためにっていうブレない思いみたいなものが、シンプルだけど、カッコいいなって思いました。時空を超えるというファンタジーな設定と、どこにでもある恋愛が混ざり合ったステキな作品だと思います。

高橋一生
ヘアメイク / 田中真維(MARVEE)

川口春奈
ヘアメイク / 笹本恭平


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高橋一生

1980年、東京都生まれ。映画、ドラマ、舞台と幅広く活躍。近年の出演作に、映画『嘘を愛する女』『blank13』『空飛ぶタイヤ』『億男』(18)、ドラマ『僕らは奇跡でできている』(18/ KTV・CX)、『みかづき』(19/NHK)など。2018年、「第31回 日刊スポーツ映画大賞」助演男優賞を受賞。4月スタートの土曜ナイトドラマ『東京独身男子』(EX)に主演するほか、映画『引っ越し大名!』(8月30日公開予定)、『ロマンスドール』(2019年秋公開予定)が控える。

オフィシャルサイト
http://www.my-pro.co.jp/aa/takahashi.html

川口春奈

1995年、長崎県生まれ。2007年に雑誌「ニコラ」のモデルとしてデビュー。ドラマ『東京DOGS』(09/CX)で女優デビュー後、映画『好きっていいなよ。』(14)『幕末高校生』(14)『クリ―ピー 偽りの隣人』(16)『にがくてあまい』(16)『一週間フレンズ。』(17/村上正典 監督)、ドラマ『愛してたって、秘密はある。』(17/NTV)『ヒモメン』(18/EX)などさまざまな作品に出演し活躍中。現在はドラマ『イノセンス 冤罪弁護士』(NTV)に出演中。

オフィシャルサイト
http://www.ken-on.co.jp/haruna/

オフィシャルブログ
https://ameblo.jp/haruna-kawaguchi-blog/

オフィシャルInstagram
@haruna_kawaguchi_official

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映画『九月の恋と出会うまで』

3月1日(金) 全国ロードショー

【STORY】
風変わりなマンションに引っ越した北村志織(川口春奈)。隣の部屋にはちょっと不思議な雰囲気をまとった小説家志望の男・平野進(高橋一生)が住んでいた。ある夜、志織は部屋の壁から「1年後の未来にいる」と言う男の声に話しかけられ、平野の尾行を頼まれるのだが、ある事件が起こり――。その日を境に聞こえなくなった声の謎を解くため、平野と一緒に行動を共にするうちに、2人はお互いに惹かれあっていく。

主演:高橋一生 川口春奈 浜野謙太 中村優子 川栄李奈 古舘佑太郎 ミッキー・カーチス
原作:松尾由美『九月の恋と出会うまで』双葉文庫
監督:山本 透
配給:ワーナー・ブラザース映画

オフィシャルサイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/kugatsunokoimovie/

©松尾由美/双葉社 ©2019 映画「九月の恋と出会うまで」製作委員会

九月の恋と出会うまで』原作