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溝口琢矢×藤原祐規×味方良介が、人の“想い”が紡ぐ謎に迫る大正ロマンミステリー『怜々蒐集譚』

溝口琢矢×藤原祐規×味方良介が、人の“想い”が紡ぐ謎に迫る大正ロマンミステリー『怜々蒐集譚』

Zu々プロデュース公演 キネマ(映画)&キノドラマ(舞台)連動興行『怜々蒐集譚』が、2月16日(土)より東京・新国立劇場 小劇場にて上映&上演中。
石原 理 原作の漫画『怜々蒐集譚』シリーズは、人気挿絵師の出泉七朗、新人編集者の南、歌舞伎役者の幽興斎葛葉という凸凹トリオが、帝都に浮遊する人の想いが織りなす謎に迫る大正浪漫ミステリー。
本作では“映画”と“舞台”という2つの形でその世界観を表現。どちらか一作品だけでも楽しめるが、両作品を観ることでより『怜々蒐集譚』の世界観を深く味わうことができる仕掛けとなっている。

取材・文 / 近藤明子 撮影 / NORI

溝口琢矢、藤原祐規、味方良介の魅力的なキャラクターと3人のバランスが絶妙

小説家・乙貝紅葉(おとがいこうよう)役を相馬圭祐、失踪した天才小説家・烏鷺公外(うろこうがい)役を相葉裕樹(※キネマのみ出演。キノドラマでは声の出演)が演じる物語では、激しい感情から生まれる“怪異”の原因を突き止め解決に導くのだが、爽快な探偵小説とは違って陰鬱さと胸を締め付けるような重い雰囲気が実に印象的。

もう一遍の物語では、ある女=吉乃(宮地花衣)に翻弄される財閥の御曹司・来島(くるしま)をめぐる物語が描かれる。鯨井康介が演じる来島の強烈なキャラクターもさることながら、吉乃 役を演じる宮地が見せる“情念”の芝居に背筋がゾッとする瞬間や、医師役を演じた岸 博之のすべてを包み込むような芝居に心を打たれる、こちらも何とも切ない“愛”のストーリーとなっていた。

真面目で純粋な心を持つ新人編集者をまっすぐに演じた溝口琢矢、好奇心旺盛で観察眼の鋭い挿絵師を演じる藤原祐規がまとう飄々とした空気感、そして霊能力を持つ歌舞伎の花形役者を色気たっぷりに演じた味方良介。それぞれが演じる魅力的なキャラクターと3人のバランスも絶妙!

共演には、烏鷺の妻・烏鷺公美子(うろきみこ)役を瀬戸早妃のほか、Zu々プロデュース作品への出演は2度目となる声優・俳優の野尻大介、本作が初舞台となるアイドルユニット“放課後プリンセス”のメンバー・宮下舞花が参加し、作品に“華”と、いい意味での“ポップさ”を添えていたのも印象に残った。

一方、キノドラマの公演と同期間に劇場にて上映されるキネマ(映画)では、相馬圭祐が演じる乙貝と、相葉裕樹が演じる烏鷺の関係を中心とした物語が展開。上演後には出演キャストによるトークイベントも同時開催されるので、こちらも見逃せない。

そしてこのたび、演劇の“瞬間性”にこだわって、プロデュース作品をDVD化してこなかったZu々が、本作を初DVD化することが決定! 「舞台演劇は瞬間芸術としての儚い美しさがあり生の瞬間を楽しむもの、映画はスクリーンに約付ける芸術であり何度でも美しい陰翳をご覧いただきたい」との趣旨から、「キネマ(映画)」(4,200円・税込)と「キネマ(映画)+キノドラマ(舞台)の2枚組」(9,800円・税込)の2種類のパッケージで、2019年5月下旬に通販限定発売。(※キノドラマ(舞台)のみでのDVD販売はない)購入予約(~4月30日まで)や収録内容の詳細などはオフィシャルサイトを要チェック!

Zu々プロデュース公演『怜々蒐集譚』

2019年2月17日(日)〜2月26日(火)新国立劇場 小劇場

【キノドラマ(舞台)】

原作:石原 理
演出:八鍬健之介
美術:野村真紀
音楽:水永達也
プロデュース:三宅 優

出演:
南 役:溝口琢矢
出泉七朗 役:藤原祐規
幽興斎葛葉 役:味方良介
来島 役:鯨井康介
烏鷺公美子 役:瀬戸早妃
吉乃 役:宮地花衣
医者 役:岸 博之
カフェ<書簡集>ボーイ 役:野尻大介
カフェ<書簡集>女給 役:宮下舞花
乙貝紅葉 役:相馬圭祐

【キネマ(映画)】

原作:石原 理
映画監督:武島銀雅
脚本:潮楼奈和

出演:
南 役:溝口琢矢
出泉七朗 役:藤原祐規
幽興斎葛葉 役:味方良介
来島 役:鯨井康介
カフェ<書簡集>ボーイ 役:野尻大介
カフェ<書簡集>女給 役:宮下舞花
郵便配達人 役:鈴木ハルニ
乙貝紅葉 役:相馬圭祐
烏鷺公外 役:相葉裕樹

オフィシャルサイト
オフィシャルTwitter(@rrsysy_zuu)

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