Interview

たこやきレインボー 3rdアルバムは、メンバーも制作から参加した意欲作。新曲全10曲に注いだ情熱をたっぷり訊く。

たこやきレインボー 3rdアルバムは、メンバーも制作から参加した意欲作。新曲全10曲に注いだ情熱をたっぷり訊く。

遊び心のあるリズムのラップで、メンバー一人一人の個性や歌い方によって、いい化学反応が起きてるなって思います(堀)

M5「踊れ!命尽きるまで」

「踊れ!命尽きるまで」もラップになってます。

 中盤のインパクトがすごいですよね。「踊れ!命尽きるまで」は、ユイ(バクバクドキン)さんに作っていただいた、不思議な感じの歌詞やリズムの世界観になっていて。これまでにあんまりなかった、遊び心のあるリズムのラップで、メンバー一人一人の個性や歌い方によって、いい化学反応が起きてるなって思います。

春名 ジェットコースターみたいやんね。メンバーの個性が一番爆発してるし、楽しい。

 <じーちゃんとばーちゃんが踊ってる>とか、独特の歌詞もあって。私たち、たこやきレインボーがいくつになっても楽しく踊ってるっていうふうな未来を想像してくださったのかなと思ってて。この曲はほんまに中毒性がハンパなくて。レンレンが、レコーディング前にもらった仮歌が頭から離れなくなって、寝れへんくなったくらい。

根岸 本当に1回しか聴いてなかったんですけど、本当に頭から離れなくて、眠れなくなって。それくらい中毒性があってすごいと思います。

 でも、後ろの歌はかっこよくて。不思議な感じの曲ですね。ライブでどう演出するかでだいぶ変わると思うので。どんな感じるになるのかなって、ワクワクしてます。

M6「Rise and Shine!」

 6曲面の「Rise and Shine!」は、定期ライブ<放課後ナイト>で安室奈美恵さんの「Hope」をカバーさせていただいたことがあったんですけど、その曲を作詞されたMioFRANKYさんに依頼して。タイトルは「起きて」っていう意味で、私たちが共同生活をしている「たこ虹ハウス」での朝の様子っていうか。ドタバタ、きゃっきゃしてる感じを可愛く書いてもらった、女の子らしいキラキラした曲になってますね。

彩木 咲希によく起こされるんですけど。

清井 「起きて」って優しく言う感じじゃないですよ。遅刻したらあかんので、もう腕を叩きながら起こしてます。咲良は起きひんときは全く起きないので、声よりも体を揺らさないと起こすって学びました。

 これからは可愛く「Rise and Shine!」って起こしてもらって。

根岸 絶対に起きひんな(笑)。

彩木 うん、無理やと思う(笑)。あと、北海道のリリイベにMioFRANKYさんが2日間とも会いに来てくださったんですよ。「Hope」はアニメ「ONE PIECE」の主題歌だったので、「いつか『ONE PIECE』の主題歌を一緒に取れたらいいね」って言ってくださって。新しい目標ができたなと思って、すごく嬉しかったです。

発音も全然違うし、リズムや音程よりも発音を何回も録り直したりして。これをもって、フランスに行きたいなって思いました(彩木)

M7「Boules de poulpes S’il vous plait」

彩木 そして、7曲目は「プール・ド・プルプ・シル・ブ・プレ」っていう、初のフランス語の曲です。

清井 日本語に訳すと「たこ焼き、ください」です。

彩木 大阪万博も決まって、私たちも海外で仕事をさせていただく機会も増えたので。外国語に挑戦してみたいよねって話してたときに、偶然、AKIRAさんから頂いた楽曲デモの仮歌がフランス語になっていたんですよ。それを聞いたときに、フランス語は可愛いし、頭から離れないし、いいかもってなって、フランス語と日本語を混ぜた、可愛い感じの曲になりました。レコーディングも、レイナさんに直接、ご指導をいただいて。フランス語ってこんなに難しいんやって思いましたね。発音も全然違うし、リズムや音程よりも発音を何回も録り直したりして。これをもって、フランスに行きたいなって思いました。

 いつかパリの「JAPAN EXPO」でやりたいですね。完璧な発音で。

春名 フランス語、響きが可愛くてずるいなって思います。

<一番星>っていうワードがいっぱい出てくるんですけど、一番星をたこ虹の高い目標として表していて(根岸)

M8「SuperSpark」

そして、ツアーを一緒に回ったCMJKによるハウスナンバー「SuperSpark」では、咲良さんが作詞に参加してます。

彩木 ずっと作詞がしたくて。書き溜めたりしてた姿をマネージャーさんが見てくださってて、「今回のアルバムで作詞に挑戦してみない?」って言ってくださって、作詞をするにあたってどういう歌詞にしようかなって考えたときに、他の人には書けない、メンバーにしかわからない言葉や景色歌詞にしたら、より私たちの気持ちがファンの人に伝わるんじゃないかなって思ったんですね。そういう場所を与えてくださったことが嬉しいなと思うし、より、伝わるんじゃないかなって思います。

根岸 <一番星>っていうワードがいっぱい出てくるんですけど、一番星をたこ虹の高い目標として表していて。私、その表現の仕方がすごく大好きで。この曲を背負って、てっぺんまで登っていきたいなって思いました。

彩木 ありがとうございます。恥ずかしい(照笑)。

春名 メンバーがメンバーのことを思いながらメンバーの代表として歌詞を書いてくれたので、あの時のレッスン帰りの景色やんねんやろなとか、メンバーだからこそわかるイメージがすごい汲み取れるなと思いましたね。

清井 レコーディングの時も、レッスン帰りにみんなで道路を歩いている風景とかを思い出しながら歌ってました。

春名 学生だからレッスンが夕方からっていうことが多くて。終わる頃にはだいぶ日も暮れていて。暗くなってたりするので。「お疲れ様」って言いながら駅に向かったりとか。

 そんな可愛い話したことある? 「お疲れ様」なんて言ったことない。ちょっとかわいくしましたね。「お疲れ!」くらいやろ。

春名 あはははは。ま、すぐに思い浮かぶような景色が歌詞の中に出てくるので、みんなの意識は1つになってるんだなって、この曲で思いますね。

 もちろん、どんな方に書いていただいても嬉しいんですけど、やっぱり、メンバーが書いたってなると、思い入れが違うっていうか。レコーディングの時に「これが咲良からうちらへのメッセージでもあるんかな」って思ったら、ちょっと泣きそうになって。サビももちろんなんですけど、AメロBメロが普段の私たちのナチュラルな様子が結構、出てて。普段のうちらを思い出しながら、もしかして、こうやって歩いている時も咲良はこういう風に思ってたんかなとか、この景色を見てたんかなとか、近いからこそわかるイメージみたいなのが頭に浮かんできて。そうなると、ほんまに泣きそうやった。

私が書いた歌詞をくるみが歌ってるのを見て、恥ずかしい気持ちもあるし、嬉しい気持ちもありましたね(彩木)

メンバーへの愛も感じますよね。

春名 <強く硬く握ったこの手を離さないから>っていう歌詞すごく好き。私、そこ、線引いてるもん。

 恥ずかしいよな、それー。

春名 私も離せへん!って。

彩木 メンバー一人でも欠けていたらたこやきレインボーじゃないから、絶対に離さないし。永遠に続くわけじゃないかもしれないけど、たった一瞬でも星空の一番星を掴めたらいいなっていう気持ちも込めたので、私もレコーディングでくるみのを聴いてたら泣きそうになって。私が書いた歌詞をくるみが歌ってるのを見て、恥ずかしい気持ちもあるし、嬉しい気持ちもありましたね。

M9「疾風」

「疾風」はインディーズデビュー曲「オーバー・ザ・たこやきレインボー」から、前作の「TACOYAKI’s Burning」まで、数多くの楽曲を提供してきた浅利進吾さんが作詞を手がけてます。

春名 去年の11月の定期ライブで、「浅利進吾ナイト」って言う、浅利さんが手掛けた曲だけでライブをして。そのときに浅利さんも来てくださって。その際に、「今のたこやきレイボーを見て、歌詞を書いて欲しい」って言ったことが実現した曲になってます。爽やかなメロディで、風の中を走り抜けるような疾走感のあるバンドサウンドになってて。なにワンダーたこ虹バンドでやりたいなと思ってますし。メンバーの「輝きたい!」って言う強い気持ちが詰まっているので、心にズンと響く歌詞になってますし、大好きな曲です。

 デビューの時からお世話になっているからこそ、今の私たちを見て感じることがあるのかなって思わせていただいてます。この曲を聴いたときに、なんかほんまに、何でこんなにわかってくれてるんやろって感じて。<信じることを諦めそうな 迷う夜が来ても>とか、全部がうちらのことをわかってくれているような歌詞になってて。浅利さんだからこその曲やなって思います。

春名 聴いててうちらも勇気付けられるもんね。

リード曲がバラードっていうことが今までなかったので。バラードへの挑戦という意味もありましたね(春名)

M10「あなたとの約束」

そして、アルバムのラストを飾るのはリード曲「あなたとの約束」です。

 一番最初に打ち合わせした曲ですね。Jeff Miyaharaさんに、私たちが曲にして伝えたいことを伝えて。でも、いざ言葉にしようとすると難しかったりもして。この曲は、「頑張って」という直接的な言葉じゃなくて、そっと隣にいてくれるような、そっと背中を押してくれるような曲にしたかったんですね。だから、あまり直接的な表現は使わないようにしたり、みんなに歌うと言うよりかは、あなた一人に向けて歌うことで、自分に言ってくれてるんやなって感じられるような曲にしたいって伝えて、作ってもらいました。

彩木 難しいもんな、言葉にするの。

 色で表現したり、夜の散歩道に一人で聴いてても怖くないような曲とか。ぼんやりしたことをいっぱい投げちゃったんですけど、それが「あなたとの約束」と言う素晴らしい曲に仕上がったので、さすがやなって。

春名 そして、作詞は私たちがインディーズ時代から一緒に関西で「つかたこ」と言う番組をさせてもらっていたドランクドラゴンの塚地(武雅)さんに書いていただいて。塚地さんが初めての作詞をうちらにしていただけたことが嬉しかったですし、Jeffさんが塚地さんにイメージをそのまま伝えてくださって。塚地さん自身もいろんなところに足を運んで、想像を膨らませながら、私たちが言ったことをそのまま全て受け止めて、歌詞にしてくださりましたね。塚地さんの歌詞って、綺麗事だけじゃなくて、ネガティヴな言葉もしっかり入れて、それを全て笑顔に変える歌詞になっているので、自分の中に悩んだりしている部分がある方ほど、この曲はすっと沁みこむのかなって思います。

根岸 レコーディングは苦戦しました。サビの音が高いので、すごく裏返っちゃったりして。何回も録り直したんですよ。何回も何回も録ってるうちに、どれが自分の合ってる声なのかわからなくなっちゃって。

 ゲシュタルト崩壊した?

根岸 そう! ほんまに自分誰なん? くらいパニックになっちゃって。

 レコーディングでパニックに陥りがちやな(笑)。

根岸 でも、全部終えた後に、Jeffさんから「よくできたよ」って言ってもらえたことがほんとに嬉しくて。安心して。頑張ってよかったなって思ったし、この気持ちを皆さんに届けられたらいいなって思います。

春名 リード曲がバラードっていうことが今までなかったので。バラードへの挑戦という意味もありましたね。

 MVもいつもとは雰囲気が違っていて。学校で制服でロケをしました。私と咲希は卒業しているので、懐かしい感じ。

清井 昔、通っていた学校に成長した自分が訪れるっていうテーマだったので、昔の自分が写ったり、今の等身大の自分たちが映ったりとか。昔と今のたこやきレインボー、どっちもみれるMVになってます。

春名 実際に昔の写真がMVにも出てきたりしますし。

謎すぎるよな。時計台の近くで「ファッションモンスター」を歌ってる関西人の観光客。どうしたらええんかわからへん、そんな人(堀)

過去の写真が映し出されてましたが、何か思い出したことはありました?

春名 インディーズの時の写真も出てきて。めちゃくちゃみんなガリガリやんって思いましたね。

 いろんな写真があったんですけど、普段のレッスン終わりの写真が何枚かあって。私もそのときのみんなが細すぎてびっくりして。特に咲良とか、あの時、昼ご飯が、スイカバーやったんですよ。そんときは「咲良は少食やから〜」って思ってたんですけど、今思ったらやばいなって。

清井 ダンスの先生にめっちゃ怒られてたもんな。

彩木 夏バテがすごくて、食欲がなかったんですよ。

春名 よー倒れへんかったな。あと、初めて東京に来た時、テンションが上がりすぎて、渋谷のど真ん中で撮った写真もあった。そういうのを見ながら、今の自分たち成長してるなって確認もできましたし、懐かしんでるリアルな表情を見てもらえたいなって思います。

彩木 私は初めて北海道に行った時に、歌いながら北海道の道を歩いてたなっていうのを思い出して(笑)。「絶唱〜」のリリースイベントで、メンバー全員、北海道が初めてだったんですよ。そこでなぜか、「ファッションモンスター」を普通の声じゃなく、野太くていかつい声で歌ってた思い出があります。

 謎すぎるよな。時計台の近くで「ファッションモンスター」を歌ってる関西人の観光客。どうしたらええんかわからへん、そんな人。

根岸 初めて北海道に行った時にお寿司屋さんに行ったんですけど、そこでさくちゃんがうなぎを頼みすぎて、次の日の分のうなぎまで食べちゃって。

春名 うなぎモンスターや。

 「うなぎたりませーん」「うなぎ切らしましたー」っていう声が聞こえてきて。

根岸 ほんまに美味しくて。ずっと食べてたんですよ。北海道に行くたびに行くんですけど、毎回、「うなぎ、ちゃんと用意してあるよ」って。言ってくれるようになりました。

清井 (笑)私はみんなでカラオケに行った写真があって。当時、アナ雪が流行ってて、「扉開けて」を5人で分けて歌ったりとか。自分たちの曲を採点方式でやって。一番厳しいレベルを選んで。

春名 あかんかったら途中で強制終了されるやつで遊んだんやんな。

清井 「なにわのはにわ」を歌ったんですけど、ワンフレーズ目で切られて。本人やのに! まだサビにも行ってへんけどって。

 あはははは。ちょっとショックやったよな。

根岸 今どうなってるのか。またチャレンジしにいこ! 

これからも自分たちもどんどん発信していきたい思いがありますね(清井)

(笑)全10曲を通して、まだ見ぬ未来に向かってると思いますが、今のたこ虹はどんな未来に向かってると思いますか?

清井 初めて制作の段階から関わらせてもらえたるので、これからも自分たちもどんどん発信していきたい思いがありますね。

 前々からいろんな曲のジャンルに挑戦させてもらってるんですけど、今回、10曲全部新曲で、これだけいろんな曲が集まったとなると、曲の幅もさらに広がったし、ライブのパフォーマンスの幅も広がるかなと思うので、これからもいろんなタイプのライブに挑戦したいなと思いますね。

東阪Zepp4デイズツアーも決定してます。

春名 3rdアルバムの世界観を思う存分味わっていただこうと思っております。楽曲それぞれの世界観を大切にしながら、1曲1曲に合わせた演出もしていきたいですし。プラス、いつものたこ虹サウンドを楽しんでいただいて。年号またぎのツアーなんで、平成最後、新年号最初のライブもすごい盛り上がっていただけたらなと思いますね。

清井 自分たちの思いが詰まった等身大のアルバムには挑戦曲も入っているので、このアルバムを通して、これからのたこやきレインボーにも期待してほしいしなって思います。そして、ツアーまでに、挑戦曲を自分たちのものにどんどん近づけて、Zeppでは完璧な集大成を見せたいなって思ってます。世界観を作り込めるワンマンライブでしかできひん曲もあると思うので、ぜひ、ライブに足を運んでほしいなって思います!

その他のたこやきレインボーの作品はこちらへ。

ライブ情報

たこ虹3rd アルバムを引っさげた東阪Zepp4DAYS
「軟体的なボヤージュ ~あなたとの約束~」

4月27日(土) 大阪・Zepp Namba
4月28日(日) 大阪・Zepp Namba
5月3日(金・祝) 東京・Zepp DiverCity(TOKYO)
5月4日(土・祝) 東京・Zepp DiverCity(TOKYO)

たこやきレインボー 夏の野音ワンマン
「オオサカアイドルフェスティバル2019」2年ぶりに開催決定!!

2019年8月25日(日) 大阪・大阪城音楽堂

*その他リリースイベントなどはの詳細スケジュールはオフィシャルサイトにて。

たこやきレインボー

堀くるみ、彩木咲良、清井咲希、根岸可蓮、春名真依の5人からなる関西在住のアイドルグループ。通称“たこ虹”。なにわの最終兵器として、甲子園での単独ライブを成功させ、甲子園の土を持って帰ることを目標に結成された。2016年4月に、メジャー1stシングル「ナナイロダンス」を発表。12月21日に、待望の1stアルバム『まいど!おおきに!』をリリース。2018年2月21日に、待望の2ndアルバム『ダブルレインボー』をリリース、と同時に、昨年2017年11月23日に行なったワンマンライブ「なにわンダーランド2017~OH!CIRCUS~」のライブ音源をリリース。2019年2月27日に3rdアルバム『軟体的なボヤージュ』をリリース。4月〜5月には、ワンマンライブ4dayを開催する。

オフィシャルサイト
http://www.tacoyaki-rainbow.jp/

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