Interview

永田崇人、近藤頌利らが引き継ぐ演劇「ハイキュー!!」の魂。「新たなスタートを切る“東京の陣”に期待して!」

永田崇人、近藤頌利らが引き継ぐ演劇「ハイキュー!!」の魂。「新たなスタートを切る“東京の陣”に期待して!」

4月5日(金)の大阪公演を皮切りに、宮城、東京で上演されるハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」〝東京の陣〞。「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載中の古舘春一による大人気バレーボール漫画「ハイキュー!!」を舞台化した本作は、現在までにシリーズ6作品を上演。原作の“熱”をそのままに、勝利への情熱と友情をダンス・映像・キャストたちの身体能力の高さを活かした斬新な演出でドラマチックに描き、注目を集める人気シリーズとなっている。
昨年末の〝最強の場所(チーム)〞公演をもって、3年にわたり演劇「ハイキュー!!」シリーズを盛り上げてきた主役校・烏野(からすの)高校の初代キャストが卒業。烏野不在の本作では、春の高校バレー東京都代表の座をかけて音駒(ねこま)高校×梟谷(ふくろうだに)学園高校×戸美(のへび)学園高校の、しのぎを削る熾烈な戦いが描かれる。ネコ×フクロウ×ヘビ、注目の“動物の戦い”。果たして全国大会へ進めるのはどのチームか……!?
今回の主役校・音駒高校の孤爪研磨(こづめけんま)役を演じる永田崇人と黒尾鉄朗(くろおてつろう)役の近藤頌利に〝東京の陣〞にかける意気込みや見どころ、そして前回公演をもって卒業した烏野高校・初代キャストたちとの思い出など、たっぷり語ってもらった。

取材・文 / 近藤明子 撮影 / 冨田望


“ハイキュー!!筋”が筋肉痛になったら、本格始動の合図!

永田さんと近藤さんは、2018年5月に上演された〝はじまりの巨人〞以来、1年ぶりの出演となりますね。

永田崇人 1年ぶりかぁ……2016年12月の〝烏野、復活!〞に初登場して以来、半年に1回のペースで演劇「ハイキュー!!」に出演してきたので「ちょっと感覚が鈍っているかも?」という不安はありますが、その間にほかの舞台などで経験したことを今回の〝東京の陣〞に活かしたいと思っています。

永田崇人

近藤頌利 〝東京の陣〞には烏野高校は出演しないけれど、梟谷学園高校、戸美学園高校のメンバーと共に、演劇「ハイキュー!!」という素晴らしい作品をさらに熱く盛り上げたいです!

近藤頌利

ビジュアル撮影で黒尾鉄朗の髪形とメイクをしてユニフォームを着たら、すぐに黒尾の感覚を取り戻しましたか?

近藤 それもありますけど、撮影でたくさん動いて、終わってすぐ筋肉痛になったときに「あ、「ハイキュー!!」がきたな!」ってなりましたね(笑)。

永田 稽古が始まったら、ちょっとやそっとの筋肉痛じゃすまなくなるからね。毎回、稽古初日の翌日は、全身筋肉痛で歩くのも大変だから。

近藤 ほかの舞台でもかなり動いているし、普段からジムで体を動かしているんですけど、それでも演劇「ハイキュー!!」の稽古はマジでキツイ! 舞台が“八百屋(※「やおや」傾斜になっているステージのこと)”っていうのもありますし、足場が悪いところで踏ん張るから普段は使わない筋肉まで使うんですよ。

永田 “ハイキュー!!筋”が鍛えられるよね(笑)。

“ハイキュー!!筋”とは、具体的にどのあたりの筋肉のことですか?

近藤 主に下半身。特に太ももとふくらはぎがカッチカチになります。稽古の帰り道とか「そうそう、これこれ! この痛み」って感じになるけど、それも含めて演劇「ハイキュー!!」なので、全身で楽しもうと思います。

今回は梟谷学園高校・戸美学園高校が登場し、春校バレー東京都代表の座をかけて戦いますが、対戦校の印象はいかがでしょう?

永田 梟谷学園高校の木兎光太郎(ぼくとこうたろう/桜庭大翔)と赤葦京治(あかあしけいじ/髙﨑俊吾)とは今回で3回目の共演ですけど、戸美学園高校は今回が初登場なので……どうなんだろうね? でも学校名を見てわかるように、サブテーマとして“動物の戦い”があるので、ネコとフクロウがどう戦うのか、ネコとヘビがどう戦うのかっていうのが見どころになると思うんです。もちろんバレーボールとしての見せ方のパフォーマンスも楽しんでいただきたいですが、音駒と烏野の名勝負「猫対烏! ゴミ捨て場の決戦!」以上に野性味溢れる戦いを見せられたらと思っています。

原作で出てきた名シーンの数々が演劇でどう描かれるのか、ファンとしても非常に楽しみなところです。個人的に「原作のあのシーンがあったらいいな」「自分の見せ場を作って欲しいな」と思う部分はありますか?

近藤 僕は、黒尾鉄朗と狐爪研磨とのコンビネーションプレイですね。原作を読んだときに「これ、すげぇ!」って思ったので、ぜひステージ上で再現したいです。

永田 原作では、このあたりから研磨の表情がちょっと豊かになってくるんですよ。灰羽リエーフが入ってきて、今までポーカーフェイスだった研磨がちょっと嫌味なことを言うことが多くなったりとか(笑)。そんな研磨も可愛いので、自分の中でもそこを意識して演じられたらいいなと思っています。あと今回の音駒高校は主役校として真ん中に立つ立場になるので、今までとは責任の重さも違ってくるし、自信を持ってカンパニーを引っ張っていけるような堂々としたお芝居をしたいです。

近藤 音駒的には1年の成長も楽しみですね。灰羽リエーフ 役の石倉ノアや芝山優生 役の木村風太くん、そして女性キャストの参加も楽しみです!

新キャストが加わり、今まで主役校だった烏野が不在のエピソードとなるので、作品全体の雰囲気もガラッと印象が変わるでしょうね。

永田 いい方向に変わらないと今まで築いてきたことが無駄になってしまうから。すごく難しいことだと思うけど、須賀健太くん(烏野高校・日向翔陽 役)をはじめ初代烏野メンバーが僕らを引っ張って一緒につくってきた演劇「ハイキュー!!」の意志を継いで、今後は僕らが引っ張っていかないと……。すごくそれは思いますね。

近藤 助け合っていこう! 助け合って、支え合って、高め合って……。俺ら音駒の良さは“そこ”だからね。

永田 うん。チームワークの良さはどの学校にも負けないって自信を持って言える。そんな僕らの良さを前面に出しつつ、カンパニー全体で“新しい演劇「ハイキュー!!」”をつくることができたらいいなと思います。

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