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横田龍儀のファースト写真集『龍儀』発売記念イベント開催。「“カッコいい”と言われたい(笑)」

横田龍儀のファースト写真集『龍儀』発売記念イベント開催。「“カッコいい”と言われたい(笑)」

MANKAI STAGE『A3!』や、ミュージカル『刀剣乱舞』などに出演している、注目の若手俳優・横田龍儀のファースト写真集『龍儀』が、3月8日(金)に発売されたのを記念して、東京のSTORY STORY(有隣堂新宿店)にて3月9日(土)に写真集の発売記念イベントが催された。多くのファンで賑わい、握手会やチェキ会で交流をはかったあと、横田龍儀が登壇し囲み取材が行われた。写真集の裏話や地元の福島のことなどを存分に語ってくれた。

取材・文・撮影 / 竹下力

普段見せない姿やファンの方が見たことのない僕を見せたい

まずイベントの感想を問われると、「初めての写真集で、“買ってくれる人がいるのかな”と不安でした」と正直な気持ちを吐露しながら「でも本当にたくさんの方が買ってくださって、イベントに参加してくれました。僕を支えてくれる方がいるからこそ写真集を出すことができたと実感できて嬉しいです」とコメント。

横田自身の熱い想いを込めた写真集に仕上げたかったそうで「普段見せない姿やファンの方が見たことのない僕を見せたいとカメラマンに提案しながら撮影をしました。ファンの方からは、どちらかというと可愛い系と思われていて、それはそれでありがたいのですが、男性として生まれたからには“カッコいい”と言われたい(笑)。そんな写真を撮ってもらおうと、今回はカッコいい部分にこだわりました」と出来栄えにも納得した表情を浮かべる。

また撮影中のエピソードもたくさんあったようで「ボクシングを幼い頃から約11年やっているのですが、なかなかみんなの前で披露する機会がなく、写真集を出すことになって、ボクシングをしている姿を撮ってもらおうと思いました。実際にジムに行ってボクシングをしたのですが、あまりに熱中しすぎて、撮影していることを忘れてサンドバックを叩いている自分がいて(笑)。写真集にはその没頭している僕が収まっているので、貴重なショットになっていると思います」と撮影の様子に触れ、その「ボクシングをしている姿を収めた写真」は、本人お気に入りのカットでもあるそうで、「本気で汗をかいたときがカッコいいと思ったし、全力で取り組んだからこそ納得のいく写真に仕上がりました」と自信ものぞかせた。

「それから、普段着ないような服も着ることができましたし、新しい自分を発見できた撮影になりました。僕は黒系の服を着ることが多いのですが、柄物の服を着たり、普段かけないサングラスをかけた写真もあるので、新鮮な体験をすることができました」、「ワンちゃん(犬)と一緒に撮ったんですけど、カメラを構えると走り出すから、リードが引っ張られてうまく撮影ができなくて大変でした(笑)。ただ、ワンちゃんの表情も含めていいカットになっていますよ」など、裏話とともに改めて写真集の良さをアピール。

ほかにも苦労したことがなかったのか聞かれると「撮影は楽しかったのですが、もうちょっと体を絞ったほうがよかったかな、と。上半身が裸の写真を撮ったのですが、撮影までもう少し期間があれば身体を仕上げられたのに(笑)。2冊目があれば、絞った身体で撮っていただけるようにしたいです」と取材陣をなごませる場面も。

なかにはカメラマンの無茶ぶりで載せられなかった写真もあるそうで「釣りをしているシーンを撮影したのですが、結局釣れないまま終わってしまい、魚を釣らないとページにならないと言われました(笑)」と撮影当時をにこやかに振り返り、印象に残っているロケ地については「千葉の九十九里浜で撮影をしたのですが、風が強くて、砂が舞って流れていくのを見たら、幻想的で日本にいないような気持ちになりました。僕が撮影されたはずなのに、風景写真を撮影しているような不思議な気分になりました」と話した。

また、現在出演中のミュージカル『刀剣乱舞』 ~三百年(みほとせ)の子守唄~の俳優仲間にも見せたそうで「太田基裕さんや崎山つばささん、先輩方から“カメラの前でカッコつけていると変な気持ちになる?”と言われたり、上裸の写真は、“あーあ、脱いじゃってさ”とからかわれました(笑)」と仲睦まじいエピソードも披露してくれた。

タイトルの『龍儀』について問われると「いろいろな案があったんです。ただ、ファースト写真集ということもあるし、僕は“龍儀”という父親に付けられた名前をとても気に入っていて、そのままタイトルにしたらカッコいいと思ったし、無理に飾らない自分を見せたくて……なにより親にも見てもらいたかったんです」と書名の由来を明かしてくれたが、名付け親の父親からは「はっきりと感想を言ってもらってないんです。“頑張ってるな”と言ってもらえたら嬉しいですね」と心の内を明かしてくれた。一方で、地元の福島県の友人たちは「僕から話もしていないのに、みんなすでに知っていて、故郷の川内村の友達は買ってくれましたね。買ったことを連絡してくれれば嬉しいのに、どういうわけか誰も連絡してくれなくて(笑)。今日のイベントも僕の親友のお兄さんと妹さんが内緒で来てくれて、照れくさかったです」とはにかんだ。

そこから、自身の生まれ育った福島についても触れ、「3・11(東日本大震災)のときに、僕は被災地から避難することになって、そこから芸能界に入りました。芸能人の方が被災している方々を勇気づけているのを見て、自分もそうなりたいと思ったからだし、今でもそんな存在にならないといけないと走り続けています。その結果、去年の暮れにはミュージカル『刀剣乱舞』の一員として紅白歌合戦にも出場したり、少しずつですが成長していると実感しています。以前、福島を横断したことがあったのですが、そのときに地元の方々から“ずっと応援しているよ。頑張って”と励まされたので、今度は僕が福島の人たちを元気づけられるようになりたいですね」と心に秘める意気込みもかいま見せた。

震災から8年が経つが復興はまだ途中だと感じているようで「友達と連絡を取り合っても、普通に仕事ができるようにはなったけれど、復興は終わっていないと聞きますし、彼らがそんな中でも頑張っているから、僕も元気をもらっている気がします。だから僕の活動で少しでもみんなに元気を与えられたら、この仕事をやって良かったと思うことができるかな」と、故郷に思いを馳せながら、役者としての活動での決意もにじませる。

最後に「今後どのような役者になっていくのか?」という質問に「本気で仮面ライダーの役をやりたいです(笑)。どんな人にも勇気を与えて、その人の人生を変えられる役者になりたいので。たとえば医者の役を演じて、子供たちが“お医者さんはカッコいい”と思ってくれたりしたら嬉しいし、多くの方の人生に影響力を持てるように全力で頑張っていきたいと思います。これからもよろしくお願いします」と締め括った。

この後、3月10日(日)には、大阪にある紀伊國屋書店グランフロント大阪店、そのまま名古屋の星野書店近鉄パッセ店で同様のイベントを行い、こちらも大盛況に終わったそうだ。これからの彼の活動がますます楽しみだ。

『横田龍儀ファースト写真集 龍儀』

2019年3月8日(金)発売
本体価格:¥2,778(税別)
撮影:すずき大すけ
発行:主婦と生活社

『横田龍儀ファースト写真集 龍儀』(主婦と生活社)

横田龍儀 オフィシャルサイト