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『ジョジョの奇妙な冒険』の実写映画化、豪華キャストのコメント公開

『ジョジョの奇妙な冒険』の実写映画化、豪華キャストのコメント公開

9月中旬、映画マスコミに向けて「超大型邦画企画発表会」のリリースが一斉送付された。そのリリースには「東宝株式会社とワーナー ブラザース ジャパン合同会社が初めて共同製作・配給する運びとなりました」と書かれており、歴史に名を刻むビックプロジェクトなのではと、業界内に噂が飛び交うこととなっていた。
9月28日に開催された記者会見には、タイトルが伏せられているにも関わらず、多くのマスコミが殺到。騒然としたムードのなか、記者会見がスタートした。
まず、プロデューサーの平野隆が登壇。続いて東宝の市川南取締役とワーナー ブラザース ジャパンの高橋雅美社長も登壇し、さっそくタイトルが発表された。スクリーンには『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』と映し出される。すると、大きなどよめきと共に多くのフラッシュが浴びせられた。

このメンバーでビビることなく直球で勝負をかけたいと思いますので完成を楽しみにお待ちください!

『ジョジョの奇妙な冒険』は1987年に連載開始された、荒木飛呂彦による大ヒット漫画。現在は第8部が連載されており、日本はもとより世界中で人気の高い作品だ。今回、実写化されるのは、サブタイトルの『ダイヤモンドは砕けない』からわかるように第4部となる。数々の謎が潜む“杜王町”を舞台に、“スタンド”と呼ばれる超能力を持ったキャラクターたちが闘いを繰り広げるミステリアスなアクションスリラーだ。

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会見では原作者の荒木飛呂彦より、今回の実写化に対するコメントが読み上げられ、「豪華で素晴らしいキャストとスタッフのみなさまに集まっていただき、十分すぎる製作体制で作られるとのこと、とても期待しております。10年前なら不可能だった映画表現や技術を持って、どう作られるのか。私も完成を楽しみにしております」と期待十分な様子を伺わせた。

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監督を務めるのは三池崇史と発表され、本人がさっそく登壇。「オファーが来たときは眠れなかったが、受けて立つことにした。力の限りやっていきたい」と意気込みを熱く語った。

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続いて、間髪入れずにキャストがサプライズ発表され、キャラクター名と共に本人が登場。主人公の東方仗助役には山﨑賢人。仗助の親友であり、正義感の強い広瀬康一には神木隆之介。髪の毛を操るスタンドを持つ山岸由花子には小松菜奈。仗助たちと敵対する虹村形兆には岡田将生、その弟である虹村億泰には真剣佑。凶悪な連続殺人鬼、片桐安十郎に山田孝之。最強のスタンド使いであり、仗助より年上だが、戸籍上は甥となる空条承太郎に伊勢谷友介。と、続々と豪華キャストが登壇。この記者会見には参加しなかったが、仗助の母親に観月ありさ、父親を國村隼が演じることも発表された。

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質疑応答では、実写化に挑むにあたっての率直な心境を聞かれ、山﨑賢人は「とにかく頑張るしかないなと思っています。不安がたくさんあるぶん、楽しみで仕方がないです。頑張っていきます」と緊張気味にコメントした。

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神木隆之介は「プレッシャーも大きいですし、緊張しますね。僕もとにかく、頑張りたい」。小松菜奈は「人気漫画の緊張感を、良い緊張感に変えて、全力で頑張っていきたいです」と、偉大な原作にあたっての緊張感を吐露した。

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続いて岡田将生が「ファンの方々が納得する作品にしたい。形兆という役を大切にやっていきたいです」と語ると、真剣佑が「大好きな先輩と共演できるので嬉しい」と気負いを見せ、山田孝之は「気負いしそうなんですが、片桐安十郎は史上最低の殺人鬼で素に近いと思うので、そこまで緊張してないです」と場を和ませた。

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そして伊勢谷友介は「原作を呼んでいた当時は、映像化されたものを見たいと思っていた作品。監督がどのように作りあげるのかを、観客と同じ気持ちで楽しんでいきたい」と思い入れを語った。

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さらに、それぞれのキャラクターを演じるにあたっての役作りについて聞かれると、みな独特のアプローチを披露。
山﨑賢人「仗助は体格が良いので筋トレをしています。髪型をけなされるとキレるところや、口癖の『グレートだぜ』をどのように見せていくか考えてます」
神木隆之介「康一の中には人一倍大きな勇気と根性があるので、普段の優しそうな雰囲気と、いざというときの勇気のギャップ部分をどのように作っていこうか考えています」
小松菜奈「髪の毛を伸ばすために、ワカメをいっぱい食べてます」
岡田将生「自分としても初めての悪役なので、精神を整えています」

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真剣佑「億泰は兄の形兆を愛しているので、僕も岡田さんのことを愛していますと言えるようにしたい」
山田孝之「こういう役なので、夜道を歩くときは誰かを狙ったりしてます」
伊勢谷友介「山田くんのあとはコメントしづらい(笑)。僕が演じる丈太郎は、前シリーズ(3部)で、時間まで操れるようになった最強のスタンドなので、それを出せたらいいなと思います」

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まだ撮影前というところで詳細はベールに包まれている本作だが、三池監督やプロデューサーへの質疑応答などから、いくつかのヒントを得ることができた。
平野隆プロデューサーは「タイトルは『第一章』となっているが、これはこの作品がヒットして『第ニ章』、『第三章』へと続けていきたいという気持ちの表れ。第4部をすべて映像化するだけでも映画数本分になると思う。4部が完結したら、その他の章の映像化についても考えていきたい」とシリーズ化を視野に入れていることを語り、三池監督は「原作の舞台“杜王町”は仙台がモデルだが、今回はスペインのシッチェスという街を杜王町に見立てて撮る。“スタンド”の表現については、原作を踏襲しながらいろいろな実験をしているところ。スタンドが登場しない第4部はないので、楽しみにしてほしい」と抱負を語った。

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「まだ未発表のキャストやキャラクターがいるのか」との質問に三池監督がマイクをとると、プロデューサーが慌てて「監督にマイクを持たせると言ってしまう(笑)。公開は来年の夏なので、少しずつ発表していきたい」とさらなる期待をもたせた。
最後に三池監督から「このメンバーでビビることなく直球で勝負をかけたいと思いますので完成を楽しみにお待ちください!」と力強いコメントが発せられ、会見は締められた。

取材・文 / エンタメステーション編集部

映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』

2017年夏公開

【監督】三池崇史
【原作】荒木飛呂彦
【キャスト】山﨑賢人 神木隆之介 小松菜奈 岡田将生 真剣佑 山田孝之 伊勢谷友介 観月ありさ 國村隼
【配給】東宝/ワーナー・ブラザース映画


ジョジョの奇妙な冒険 第4部 カラー版 1

荒木飛呂彦 (著者)
集英社