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『デビル メイ クライ 5』プレイヤーをハイテンションに導く3キャラの魅力

『デビル メイ クライ 5』プレイヤーをハイテンションに導く3キャラの魅力

謎の青年“V(ブイ)”が新しく登場し、さらにプレイの幅が広がったシリーズ最新作『デビル メイ クライ 5』。前回の記事では、V(ブイ)とゲーム界において唯一無二のジャンルといえるスタイリッシュアクションについて紹介しました。2回目となる今回は、各キャラクターを操作するうえでの特徴を中心に紹介しましょう。ネロ、ダンテ、V(ブイ)それぞれ個性的な3人の戦いかたは、新規プレイヤーだけでなく『デビル メイ クライ』シリーズのファンにも新鮮なはず。各攻撃ボタンの組み合わせでコンボを繰り出していくというのが本作の基本的な戦いかた……とはいえ、各キャラクターごとの攻撃方法はかなり違いがあるんですよ。ストーリーを進めれば3人全員を使用することになるので、それぞれのキャラクター操作の楽しさを紹介しましょう。今回初めてプレイをする方もシリーズを追ってプレイしている方も、要チェック! と、そのまえに今回も公式PVを紹介。クライマックスを思わせる映像なのでネタバレが嫌いな方は注意してくださいね。

文 / 内藤ハサミ


三者三様の立ち回りが熱い!

ド派手な演出が最高に気持ちいい本作ですが、特に奇抜なアクションの数々は最高にクール! 本稿ではその魅力いっぱいのアクションに関して、際立った特徴を紹介していきます。技のひとつひとつに感じられる突き抜けた二枚目の魅力を知れば、自分の手で動かしてみたくなるはずです。

《独創的なデビルブレイカーの使い手・ネロ》

『デビル メイ クライ4』からシリーズに登場したネロ。当時は少年っぽさが残る中性的なルックスでしたが、年月を経てたくましい青年に成長しています。彼が繰り出す攻撃は、6連装の大口径リボルバー“ブルーローズ”、魔剣教団支給の対悪魔用剣をベースにしたネロ専用装備“レッドクイーン”、そしてネロが失った悪魔の右腕・デビルブリンガーの代わりとして武器アーティスト・ニコが開発した義手“デビルブレイカー”です。

▲短髪になって、前作とはだいぶ雰囲気が変わりました

今回初登場したデビルブレイカーはたくさんの種類があり、それぞれ違った特殊性能を備えているニコ特製の逸品。花弁をイメージした美しいデザインとは裏腹に強力な衝撃波を放つ“ガーベラ”、推進噴射装置によりパンチの破壊力を増やしたり、撃ち出した義手にネロが乗り自由に飛び回ることもできる型破りな“パンチライン”など、ラインアップは実に独創的です。特にパンチラインは自由に空中を飛び回りながら戦えるのが楽しくて、筆者も多用しています。

▲なぜか、道中に落ちていることもあるデビルブレイカー。壊してしまっても補充可能なので積極的に使いましょう!

デビルブレイカーは高性能ゆえに壊れやすいためネロは複数のデビルブレイカーを携帯し、壊れたそばから次々に付け替えて戦うことになります。デビルブレイカーを使う順番は章の開始直前やマップ内の補給ポイントでのみカスタマイズ可能です。ミッション中に順番を変えることはできません。よく使う種類を中心に構成していくと使いやすくなるでしょう。マップ内で拾ったデビルブレイカーはその場で装着し、今までつけていたものの使用順は強制的に2番目となるので、上の画像のように2つ以上落ちていた場合は使う順番を考えてから取りましょう。ちなみに、手持ちのデビルブレイカーをすべて壊してしまった場合は、当然ながら右腕の義手がない状態なので、剣と銃しか使えなくなります。

▲いろいろな攻撃が飛び出す高性能義手。ロマンですねえ……

どのデビルブレイカーも基部には、敵に向かってワイヤーを伸ばし掴んで自分の目の前まで引き寄せる“ワイヤースナッチ”が備え付けられています。この機能はデビルブレイカーが壊れてしまっても使用可能。攻撃と攻撃の時間間隔は短いほうが有利になる本作の戦闘で非常に役立つので、ぜひ活用していきたいところです。ちなみに、引き寄せられないほど重い相手の場合は自分が敵のところまで飛んでいきます。ワイヤーワークの巧みさが、ネロを使用するうえでの重要なポイントと言っていいでしょう。次々に敵を引き寄せて空中コンボをキメる楽しさは、こたえられません!

《多彩な攻撃方法を持つ・ダンテ》

おなじみ、『デビル メイ クライ』の顔ともいえるダンテ。過去に何度も悪魔の侵攻を退けた実績を持つ伝説級のデビルハンターで、現在もまだ便利屋“デビル メイ クライ”のオーナーです。彼は、魔族でありながら人間界を救った英雄・スパーダと人間であるエヴァの間に生まれた半魔の存在。そんなダンテの大きな特徴は、戦闘によって溜めたDT(デビルトリガー)ゲージを解き放ち、魔人へと変身できる力です。攻撃力が増し、徐々に体力を回復できる力がゲージを使い切るまで続きます。

▲すっかり渋いおじさまになったダンテ。無精ひげもイケてます!

ダンテは愛剣“リベリオン”、黒と白の2丁拳銃“エボニー&アイボリー”、ダンテ自らが改造を施した散弾銃“コヨーテA”など、数々の武器を使いこなし戦います。さらに彼の戦いは“リアルタイムスタイルチェンジ”という、戦闘中に戦闘スタイルを切り替えられるシステムが面白いのです。方向キーの4つには移動と回避に秀でた“トリックスター”、銃の扱いに特化した“ガンスリンガー”、近接攻撃に強い“ソードマスター”、防御を重視した“ロイヤルガード”というスタイルがそれぞれ割り当てられていて、好きなタイミングで変更できます。

▲これが魔人になったダンテ。こっちもカッコいい~!

ソードマスターのときに使うことのできるバイク型の“キャバリエーレ”には、度肝を抜かれるプレイヤーが多いのではないでしょうか。バイクとして乗り回し敵に激突ダメージを与えることもできれば、真ん中から2つに割ったバイクを手持ち武器として使うこともできるという斬新な武装、キャバリエーレ。見た目のインパクトだけでなくパワーもあるので、きっと戦闘の要として役立ちます。

▲バイクを縦に割って武器にするなんて、破天荒すぎる……!

スタイルと武器を状況に応じてスマートに使いこなすのは忙しく難しいですが、極めがいがあるとも言えます。剣を巧みに操ったかと思えば、次の瞬間には体術で敵を翻弄する……。さまざまなアクションを取り入れての戦闘はスタイリッシュランクを上げることにも繋がるので、立ち回りの選択肢が多岐にわたるダンテは、プレイに慣れてくるほど面白さも深まるキャラクターなのではないでしょうか。

《魔獣を使役し戦う・V(ブイ)》

さて、最後は新キャラクターのV(ブイ)。彼の戦闘スタイルもほかのふたりに負けず劣らず個性的です。前回も触れましたが、V(ブイ)は魔物と戦う力を持たないので、“グリフォン”、“シャドウ”、“ナイトメア”という3体の魔獣に命令を与え戦わせます。そして、魔獣は敵にトドメを刺す力を持たないので、必ずV(ブイ)自らがトドメを刺すのです。この特殊なルールで戦うことこそが、V(ブイ)の戦闘における面白さでしょう。

▲長めの黒髪、痩身、タトゥー。今までの主人公とは全く違ったキャラクターのV(ブイ)

自身は大きな力を持たず体も丈夫でないV(ブイ)は、うかつに敵へ近づくと危険です。なにしろV(ブイ)がふつうに杖で攻撃を加えてみても、全くダメージが通らないくらい力の差があるのですから。自在に姿を変え戦う近接攻撃が主の四足魔獣型のシャドウ、雷を帯びた遠隔攻撃で敵を追い詰める猛禽型のグリフォン、この2体の魔獣を軸としながら、DTゲージを消費して呼び出す超大型悪魔で巨大な拳と光線照射で敵をなぎ払う“ナイトメア”を使い分けて戦っていきましょう。

▲仮死状態になった敵の色は白く変化するので、すかさず近づいてトドメを刺します! 魔獣の攻撃だけでは悪魔は倒せず、V自身が手を下すのです

魔獣が戦うあいだ、V(ブイ)は敵の攻撃を受けないように注意しつつ、ある程度の距離をとり続けます。あまりに離れすぎると仮死状態になった敵に近づいて最後の一撃を加えることができませんし、使い魔たちの体力はV(ブイ)と離れすぎてしまうと回復ができないので、付かず離れずトドメを刺すチャンスを狙うのです。複数キャラクターの動きを制御しながらの立ち回りが要求され、ダンテとはまた違った意味で忙しいキャラクターです。

▲ナイトメアの後ろに隠れて……。うっかり前線に出すぎてしまうと危ないですからね

スタイリッシュランクを下げないためには攻撃を食らわないこともかなり重要ですから、そういった意味でもV(ブイ)の立ち位置には常に気を配っていきましょう。やっぱり、連続攻撃の途中で攻撃を受けて「ウッ!」などと呻いていたら、あんまりカッコよくないですもんね……。
さて、高いテンションを保ったプレイの快感を味わうには、3人のキャラクターの違いを深く知ることが重要だということと、その楽しさが伝わったでしょうか? 超個性的な3人のキャラクターたちは、プレイヤーに必ずスカッとした体験を約束してくれるでしょう。

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