Interview

鈴木 仁「○○を気にしていたら恋はできない」。映画『4月の君、スピカ。』で演じた深月とは正反対(?)な恋愛観を告白

鈴木 仁「○○を気にしていたら恋はできない」。映画『4月の君、スピカ。』で演じた深月とは正反対(?)な恋愛観を告白

『MEN’S NON-NO』の専属モデルであり、2017年からは俳優としても活動している鈴木 仁。杉山美和子の人気少女コミックを実写化した青春ラブストーリー『4月の君、スピカ。』では、親友と同じ女の子を好きになる天文好き男子の大高深月を好演し、ヒロイン・早乙女星役の福原 遥、宇田川泰陽役の佐藤大樹と共に作品を引っ張っている。

大きな話題を集めたドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』や、5月公開の映画『小さな恋のうた』など、俳優としての注目度も一気に上がっている鈴木。ふわっとした柔らかな雰囲気と外見からは想像もつかない意外な恋愛観と、モデル兼俳優として活動することへの思いを教えてくれた。

取材・文 / 望月ふみ 撮影 / 斎藤大嗣


少女コミックならではの“恥ずかしい”セリフや行動も、自然体で演技

人気少女コミックの実写化ですが、深月は第1巻の表紙のキャラクターです。

本当に驚きました! まさか?という感じでしたが、プレッシャーよりも、そうした役を演じられる嬉しさのほうが強かったです。

深月の印象と、演じるのに気を配った点は?

深月は何も言わずに行動するタイプで、不思議なところもあるんですけど、自分は泰陽ほど明るくないし、どちらかといえば深月のほうに近いかなと思いました。大谷(健太郎)監督からも言われたのですが、深月は星や泰陽と同じ年だけれど、ちょっとお兄ちゃん的な雰囲気があるのでそこを意識しました。包み込むような優しさがあって、とても好きになりました。

正反対の男の子との三角関係といえば、少女コミックの王道でもありますが、本作では深月と泰陽の友情も大切な柱です。深月は友達とは傷つけ合いたくないという恋愛観ですが、鈴木さん自身は?

友達を大切にするという部分はすごく尊敬できますし、優しいからこそそういう考えなんだろうなと理解もできますけど、素直になれないのは、深月にとってもったいないなと、僕自身は思いました。

鈴木さんが友達と同じ女の子を好きになってしまったら?

関係ないと思います。その子のことを好きだという気持ちは、僕の問題なので。泰陽のことは意識しないと思います。

堂々と好きなら好きと言う?

好きと言うかはまた別です。でも好きな子への思いや接し方は、ライバルがいるのといないのとで違いはないと思います。

友達と仲が悪くなったらどうしようという心配は?

そこで仲が悪くなるような友達だったら、それまでの仲なのかなと思います。心配する深月の気持ちも分かりますけど、でもそれを気にしていたら恋はできないんじゃないかな。

少女コミックらしいちょっと恥ずかしいようなセリフを言うのは照れませんでしたか?

それはありませんでした。結構普通に。撮影に入る前から遥ちゃんや大樹くんと仲良くなれていたので、演じやすかったというのもあるかもしれません。恥ずかしいというのはなかったですね。そういうセリフや行動は、泰陽のほうがあったと思います。

大勢の生徒がいる体育館の壇上で自分の思いをぶちまけるとか。

あれはヤバイですよね(笑)。撮影のときも自分は後ろに立ってたんですけど、すごいな~と思いながら見ていました(笑)。泰陽が星のほうに歩いてきたとき、周りの生徒たちは端にはけていくんですけど、役として僕はそこにいるままなので、役的にも僕としても気まずい気持ちになりました(笑)。でも負けられないなという気持ちにもなりましたね。

深月が星のことを、早乙女星といつもフルネームで呼ぶことは?

珍しいですよね。そこは自然に言えるように意識しました。普通は苗字か名前だけで呼びますよね。でもそうした感じも深月らしいなと思いました。ちょっとした距離感というか。丁寧だったり、深月なりの気遣いだったりが出ているのかなと思いました。

出来上がった本編を観た感想は?

演じるときは恥ずかしくなかったんですけど、出来上がったのを観たら少し恥ずかしかったです(笑)。屋上でのバックハグとかも、撮影のときは気にならなかったのですが、こういう画になってるんだと思って(笑)。撮影の順番が順撮りではなかったので、繋がりが心配だったんですけど、そこは違和感がなかったので良かったです。

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