Interview

最注目俳優・瀬戸利樹、「興奮して夜眠れなかった」。映画『チア男子!!』で出会った仲間との思い出とデビュー5年目の課題

最注目俳優・瀬戸利樹、「興奮して夜眠れなかった」。映画『チア男子!!』で出会った仲間との思い出とデビュー5年目の課題

『桐島部活やめるってよ』『何者』の直木賞作家の朝井リョウが母校・早稲田大学の男子チアリーディングチーム“SHOCKERS”をモデルに、執筆した傑作青春小説の実写映画『チア男子!!』がいよいよ公開される。

本作で横浜流星や中尾伸樹らと共に男性チアリーディング部「BREAKERS」のメンバーとして出演しているのが、瀬戸利樹だ。2016年放映の『仮面ライダーエグゼイド』で注目を集め、『深夜のダメ恋図鑑』『リーガルV』など、話題作への出演が続いている彼の目を通した映画『チア男子!!』の魅力とは? 自身の今後の抱負と共に語ってもらった。

取材・文 / 井口啓子 撮影 / 増永彩子


作品を通して同世代の素敵な仲間に出会えたのは自分の中でも大きい

映画『チア男子!!』拝見しました。まだまだ、女性というイメージが強いチアリーディングに青春を懸ける男の子たちの青春王道ドラマでありながら、7人それぞれの悩みが葛藤が細やかに描かれた群像劇でもあって、大人の私もついつい熱くなってしまいました!

ありがとうございます。仰る通り、青春ものって主人公を中心に展開していくストーリーが多いんですが、この映画は「BREAKERS」のメンバー7人ひとりひとりにちゃんとスポットが当てられていて。見て下さる方もきっと誰かに自分を当てはめながら見て貰えるんじゃないかと思います。

今回、瀬戸さんが演じられた「徳川 翔」は元々チアの経験者で、とある事情から最初は「BREAKERS」にもクールに接しているのですが、徐々に仲間となって心を開いていく…。物語りのキーとなる重要な役ですよね。

そうなんです。翔はある理由からチアから遠ざかっていて、本当はチアをやりたいんだけど、他の6人のように無邪気には盛り上がれない。そこの葛藤を翔の場合は言葉ではなく、微妙な表情で表現するシーンが多かったので難しかったです。

チアに関しては、苦労はありませんでした?

正直…大変でした(笑)。 翔はメンバーの中でも唯一の経験者という設定なので、バク転などのフォームも誰よりも綺麗にしたいなと思って。僕は中学から野球をやってたのでスポーツにはある程度自信があったんですけど、使う筋肉が全然違って。柔軟性とか、倒立して何秒間耐えるとか…地味にキツかったです。今回は撮影前に三ヵ月間、チアの特訓があったんですが、最初の方は毎日身体が痛くて、みんなで「ヤバイね、コレ……」って言いながら帰ってた状態でした(笑)。

とはいえ、撮影前に「BREAKERS」のメンバー7人で練習しながらコミュニケーションが取れたのは芝居の上でプラスになったのでは?

そうですね。必死で練習して、帰りにごはん行って…って、年齢もみんな近いので部活みたいな感じで。その空気がそのまま映画の「BREAKERS」に繋がった気がします。

「BREAKERS」の7人って見た目も性格も本当にバラバラで、本来なら同じグループに属さないような彼らがお互いを尊重しながら和気あいあいとがんばる姿がめちゃくちゃ微笑ましくて、癒されました!

実際の僕たちも練習や撮影はかなりキツかったんですが、常にくだらないことを喋って笑っていました。みんなでいることでハードな撮影も笑顔で乗り切れたかなって思います。実際のキャラクターも映画の役にけっこう近くて、いつもポンと口火を切ってくれるのがトンちゃん(小平大智)で、年長者の浅香さんは一歩引いて僕らを見守ってくれてる感じ。大部屋でみんなで川の字で寝たり、電気消してから、「寝た…?」とか言って、真っ暗な中でいろんなことを喋ったこともありましたね。撮影後も「BREAKERS」のグループラインでやりとりしたり、作品を通して同世代の素敵な仲間に出会えたのは自分の中でも大きいです。

特に想い出深いシーンはありますか?

みんなで一緒に銭湯に行くシーンです。僕ふだん銭湯とかほとんど行かないので新鮮でした。翔は恥ずかしがりやで胸を隠してずっと湯船に浸かっているという設定だったのでのぼせそうになりましたが(笑)、裸で語り合えるのは楽しいなって思いました。

翔の私服がダサイとみんなにいじられるシーンも微笑ましかったです。

実はあれ、以前にすごく流行ったアイテムみたいで、今は入手困難でスタイリストさんがフリマアプリで入手したそうなんです(笑)。僕自身もファッションには実はそれほどこだわりがなくて、今日着てるジャケットもマネージャーさんに誕生日にいただいたものなんです。

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