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『ニンテンドーラボ』で私にもVRゲームが作れるって本当ですか!?

『ニンテンドーラボ』で私にもVRゲームが作れるって本当ですか!?

今まで、一般家庭にはハードルの高かったVRの世界をグンと身近に感じさせてくれる『Nintendo Labo(ニンテンドーラボ)』シリーズ第4弾、『Nintendo Labo Toy-Con 04: VR Kit(ブイアール キット)』。前回の記事では、7歳の娘と一緒にゴーグルとカメラのToy-Conを作って内蔵されているミニゲームを楽しみましたが、本作の楽しみかたはもちろんそれだけではありません! 今回の記事では、キットに含まれるすべてのToy-Conと、ビジュアルプログラミングと組み合わせてさらに発展させた楽しみかたについて紹介します。

文 / 内藤ハサミ


すべてのToy-Conを組み立ててみました

キットに含まれるToy-Con は、本体やコントローラーを挿して使うVRゴーグル、バズーカ、カメラ、ゾウ、トリ、風の6種類に加え、他のToy-Conと併せて使うかざぐるま、シュノーケルの2種類を含めた全部で8種類です。どれも個性的なビジュアルをしていて、見ているだけで楽しくなりますね!

▲全部のToy-Con勢ぞろい! シンプルな可愛らしさで、部屋に何気なく置いてあってもオシャレです

バズーカのToy-Conが一番複雑な構造でパーツも多いです。組み立て時間も小休止を挟みながらでしたが、1時間半ほどかかりました。一番簡単だったのは、簡素な見た目どおりシュノーケル。組み立てには10分もかかりませんでした。

▲バズーカは、ガッチリとしていますが誰にでも扱いやすい形です。大人だけではなく、7歳の女の子の小さな手にもしっかりフィットします

▲続いて、ゾウとカメラのToy-Con

▲トリと風のToy-Con。プレイヤーの動きを見ているだけでも面白いんです

どんなゲームをプレイしているかがわかりやすいToy-Conの形は、ただ見た目の面白さがあるだけではなく、プレイヤーとそれ以外の人をつなぐ役割も果たしているのではないかと筆者は考えています。我が家の場合は、子供がToy-Conを装着して楽しんでいるときも親子の会話は妨げられることがなく、Toy-Conの動きから娘のゲーム内での状況もうっすら伺い知ることができて、見ているほうも結構面白いのです。VRの世界に入って遊んでいる人と周りの人の間にある隔たりをなくし、一緒の空間で楽しめるのは、今まで個人的にVRコンテンツを楽しんできた筆者には大きな驚きでした。

さて、本作にはこれらのToy-Conを使用して遊べるゲームがたくさん入っています。ここでは特に筆者が気に入ったものを紹介していきますね。

▲バズーカのToy-Conを使って遊ぶ、“バズーカ”(左)と“対戦!カバズーカ”(右)。このカバたち、見慣れるほどに可愛く思えてきます……

どのToy-Conも完成度が高いですが、特にこのバズーカはクオリティが際立っていると感じました。作るまでは時間がかかりましたが、弾を装填して撃つ、という一連の動作の演出がとてもリッチで、手元でガチッと鳴る装填音やトリガーを引いたときの重みまでが実に爽快。メニューの“あそぶ”コーナーにある“バズーカ”と“対戦!カバズーカ”は、その気持ちよさを存分に味わえるでしょう。“バズーカ”はステージを自動で進んでいき、道中に出現する敵を撃って高得点を狙うという遊びです。あらゆる角度に潜む敵を探し出し、バズーカで倒していきます。一回の砲撃で複数の敵を倒すなど高得点が得られる方法もいろいろあるので、シンプルなルールながら極めがいがあります。そして、“対戦!カバズーカ”は2人対戦のゲームです。バズーカに吸い込んだ数種類のフルーツをカバの口のなかに撃つと自分の陣地にそのカバが入ります。同じ数だけ砲撃して、集めたカバの数が多いほうの勝ちというルール。リンゴ、スイカ、マスカットなどカバへの当たりかたや弾数が違う数種類の果物、カバの配置、カバごとに設定されているフルーツの好みなどを考慮して作戦を立てることが重要です。しかし、思わぬどんでん返しも起こりやすいのがこのゲームの特徴でもあります。下の動画を見るとわかりますが、カバは陣地に入るときに直進してくるのです。

というわけで、カバの進路上にいるほかのカバも、一緒に陣地に入ってくることがあります。ラッキー! 「緻密に立てた作戦が~!」と地団駄を踏むこともありますが、これこそが楽しさ。実力差のある相手との対戦でも気が抜けないので、いつでも真剣勝負ができるんです。

▲トリのToy-Conで遊ぶ、“トリ”(左)と“トリラリー”(右)

顔の目の前で鳥がはためくユニークなデザインのトリToy-Conは、実際に遊んでみると実に直感的。“トリ”ではフィールドを自由に飛び回りながら卵を探し、エサを与えて育った鳥を仲間に加えて一緒に飛ぶことができます。かざぐるまToy-Conを合体させれば、ゲーム内で風を起こして仕掛けを動かすこともできるのです。鳥になって自由に大空を飛び回れる快感は相当なもので、7歳の娘が今一番遊んでいるのもこのゲーム。さらに、“トリラリー”では風Toy-Conを一緒に使うことでゲーム内のトリにプロペラを搭載し、加速することができます。ゲーム内容は、決められた時間内に空中に浮かんだリングをくぐりゴールを目指すというもの。リングをくぐるとタイムが伸びますが、スムーズに無駄ない動きでくぐり続けていかないと、タイムが足りなくなってしまいます。風Toy-Conのペダルを踏むと加速と同時に風が体に当たるので、臨場感たっぷりに楽しむことができるのです。プレイ中の様子を動画でどうぞ。

“あそぶ”コーナーに用意されている他のゲーム、このほかに64個用意されているミニゲームもそれぞれ完成度が高く、発売日から1ヶ月ほど遊び続けてもまだまだプレイし尽くしたと思える段階には達していません。本当はすべてのゲームを画像・動画付きで紹介したいところではありますが、とても文字数が足りないのでToy-Conとゲームの紹介はここまでにしておきます。

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